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1. マイナーと呼ばれる「マイナー」でない薬:抗不安薬
2. ヒアリングで消費者の意見も割れる―医薬品販売検討会
3. 小児への薬剤の過量投与続発で注意喚起
おまけ. 運動した後、筋肉痛になる?カフェインを摂りなさい
マイナーと呼ばれる「マイナー」でない薬:抗不安薬
2009/04/14(火)-ケアマネ.com ※ケアマネ.com閲覧には会員登録が必要です
[要約&コメント]
プライマリ医師に対し、抗不安薬の使用方法や薬の使い分け等に関し記載された記事。
①使い慣れている薬剤1-2剤もっておくだけでもよい。ただし、それらに関しては添付文書のすみずみまで読んで、理解していることが必要。
②患者が薬物治療を希望しているか確認。症状がの原因などを考えたり、病気のメカニズムを話すだけでも納得して症状が改善することも。
③「SSRIと抗不安薬、どちらが適当か」よりも「これらの薬剤が不適当な可能性のある症状はないか」という視点が重要。
④薬をやめる時は患者さんとの相談が一番大事。やめることとやめないで続けること両方のリスクとベネフィットを伝えることで、共に治療していく姿勢を。
⑤効かなければ早めに精神科専門医へ。効かないからと言って薬の量を極端に増量したり複数併用したりすることは最善ではない。うまく精神科医との連携を取り、患者に見合った対応を考えていくのが一番。
ここまでやってくれている医師はどのくらいいるのでしょうか。OKwaveの質問を見ていると、医師との会話時間が少なく、患者さんが治療に関われていないという不満を抱えている人が多くみられます。医師不足の問題は奥が深いようです。上記のような治療方針で行って頂ければ、患者の症状もよくなるのでしょうね。医師が忙しい分、薬剤師がフォローできるよう薬からの視点だけではなく、患者さんの気持ちに関してももっと勉強したほうが良いかもしれません。専門家からの言葉は、冷たいイメージをもたれることも多いようですから。。。
ヒアリングで消費者の意見も割れる―医薬品販売検討会
2009/04/16 22:15-キャリアブレイン
[要約&コメント]
厚生労働省は4月16日、「医薬品新販売制度の円滑施行に関する検討会」の第4回会合を開き、薬局などで医薬品の購入が困難とされる消費者などの実情を知ることを目的にヒアリングを実施した。
ある教授からは「薬局で医薬品を購入する際は、薬剤師に質問しても箱書き以上の情報はもらえない。ネットは規制して、対面販売はいいという理屈は理解できない」という意見があったり、視覚障害者からは「ネットを使った薬の販売は、わたしたち視覚障害者にとって非常に有意義なもの」との意見がでていた。医薬品の箱には点字記載はないが、パソコンを利用した場合音声により効能等を知ることができるという。
ネット通販による問題が発生した場合の責任の所在についても話し合われている。
関連記事:医薬品新販売制度、これまでの議論を踏まえた検討項目を示す(4/17 m3.com)
参考資料:第4回 医薬品新販売制度の円滑施行に関する検討会 議事録
薬剤師に質問しても十分な情報が得られない、という意見はとても悲しいことであるがこれが現状である。一人の意見でしかないとは言っても、このような意見が代表としてでているということを重く受け取らなければならない。視覚障害者の方がネットでの利便性に関して訴えているが、製薬会社のHPなどで引き続き薬に関する説明がインターネットで観れる状態であるし、対面販売となれば薬剤師からの説明が得られるわけであるため、以上の点は十分代替方法があるように考えられる。ただし、視覚障害者にとって外出はとても大変なことであるのは確かである。
小児への薬剤の過量投与続発で注意喚起
2009. 4. 17-日経メディカルオンライン
[要約&コメント]
日本医療機能評価機構は4月15日、小児に対し本来の10倍量の薬剤が投与された事例が昨年までの2年間に8件報告されたとして、注意を喚起する「医療安全情報」を公表した。生後3カ月の患児にジゴシン散「0.03mg」を処方すべきところ、医師がオーダリングシステムに「0.3mg」と誤入力したケースや、生後2カ月の患児にフルマリン静注用「25mg」を処方すべきところ「250mg」と勘違いしたケースを紹介している。いずれも薬剤師が過量投与を鑑査で見逃し、患児に10倍量が投与されていた
参考:(日本医療機能評価機構):医療安全情報
関連記事:小児の薬剤量を10倍間違えた事例、3年間で8件(4/16 キャリアブレイン)
最終監査役である薬剤師の見落とし。大量にある処方せんの中から間違いを見つけるのは難しいとは言っても、それが薬剤師の任務なのである。医薬分業の意義を再度確認し、失敗を適正な業務につなげていきましょう。
おまけ…カフェイン
運動した後、筋肉痛になる?カフェインを摂りなさい
2009年4月7日-m3.com 提供:WebMD ※m3.com閲覧には会員登録が必要です
[要約&コメント]
カフェインによって運動による筋肉痛が軽減されることが新規研究で明らかになり、コーヒーが文字通り健康を増進する一杯になる可能性があることを示唆している。( 平均して1日にコーヒー4杯に相当する量)
「少量のカフェインを摂取させ、感じられる疼痛を軽減することができれば、その運動を続けさせるのに役立つかもしれない」。
運動のあとはコーヒー!という感じにはなれないが、緑茶を飲むことは可能。筋肉痛の多い人にとっては朗報なのでは?
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