2009/02/13

Saya's 薬学ニュース vol.76-後発品と「患者への通知」/FDAが皮膚局所麻酔薬の危険性を警告

<Today's news>
1. 後発品による自己負担減額幅‐「患者へ通知」が努力義務に
2. FDAが皮膚局所麻酔薬の危険性を警告


後発品による自己負担減額幅‐「患者へ通知」が努力義務に
2009年01月22日-薬事日報

[要約&コメント]
厚労省は、国民健康保険における後発品の普及促進策について説明。市町村国保が被保険者に対し、後発品に切り替えた場合の自己負担の減額幅について周知する取り組みを、努力義務とすることを明らかにした。「後発医薬品希望カード」を全ての被保険者に配ることも求めた。
、「医療の質を落とすことなく、医療費全体の適正化が図られ、保険財政のためになるという重要な取り組み」と協力を呼びかけた。

厚労省の動きも積極性が見受けられる。「後発医薬品希望カード」の内容に関しても概要が見えてきた分、納得できるものに思えてきた。今までは、制度に手を加えることで処方や調剤する側の体制が整えられてきたが、希望する側(患者)への啓蒙により新しい動きが生まれるかもしれない。

FDAが皮膚局所麻酔薬の危険性を警告
2009.1.16-薬事日報

FDAは消費者および医療従事者に対し、薬ともに皮膚に塗布する局所麻酔薬の不適切な使用により、生命にかかわるリスクが生じるとの警告を発した。該当する麻酔薬は、皮膚表面に近い神経末端の感覚を鈍らせる作用のあるリドカイン、テトラカイン、ベンゾカイン、プリロカインなどの麻酔成分を含有するもので、クリーム、軟膏およびゲル剤がある。

痛みを取り除いて、手術などをしやすくする。そんな役割を持つ麻酔薬も、あくまで薬であることを忘れてはならない。少し警告が遅いようにも感じたが・・・。気のせいだろうか

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