2011/09/01

vol.110

<Today's news>
1. 【支払基金】患者資格確認は薬局でも保険証に統一を‐厚労省へ要望
2. GE調剤 加算充実すれば増やしたい約4割 日本保険薬局協会調査
3. 7月度病院採用ランキング フェブリク錠、メマリー錠がトップ
4. うつ病診断に新指標、広島大グループ開発…血液検査で
おまけ. 福島原発事故、本補償の基準を発表- 10月支払い開始、東電

【支払基金】患者資格確認は薬局でも保険証に統一を‐厚労省へ要望
2011年8月31日 (水) 薬事日報

[要訳]
社会保険診療報酬支払基金は、患者の資格確認を、医療機関と同様に「原則として、被保険者証で患者の受給資格を確認しなければならない」と見直すことなどの要望を厚生労働省に提出した。調剤レセプトの資格誤りを減らしたい考えだ。資格誤りを理由とする調剤レセプトの返戻は、2010年度で約147万件に達するとのこと。

*comment*
保険証の確認を毎月行っている薬局も多いが、それでも処方箋に記載されている番号に頼っている部分が大きいのではないだろうか。実行に移すには、継続的に実施し患者さんに保険証がなければ医療機関同様に保険で薬を得られないという認識を植え付ける必要がある。


GE調剤 加算充実すれば増やしたい約4割 日本保険薬局協会調査
2011/08/31 05:00 ミクスOnline

[要訳]
GE調剤について「さらに増やしたい」は38.7%(24社)、「後発品医薬品調剤体制加算が充実すれば、増やしたい」の条件付きの増加意向も37.1%(23社)あった。
加算取得状況をみると、最も点数の高い17点は33.8%(932薬局)、13点が15.1%(416薬局)、6点が18.6%(513薬局)、加算なしが32.5%(895薬局)だった。
*comment*
ジェネリックへの変更は、業務も煩雑になるため加算というメリットが大きなモチベーションとなっているようである。ただ単にジェネリックへの変更を増やすことでデメリットを生むのではなく、双方にWin Winになるような情報提供や医薬品の選定にも力を入れていきたい分野。後発医薬品の選定に関して会社ごとの取り組みを聞いてみたいものである。


7月度病院採用ランキング フェブリク錠、メマリー錠がトップ
2011/08/31 05:02 ミクスOnline

[要訳]
新規高尿酸血症治療剤「フェブリク錠」(一般名:フェブキソスタット・5月17日発売)と、NMDA受容体拮抗アルツハイマー型認知症治療薬メマリー錠(一般名:メマンチン塩酸塩・6月8日発売)がトップとなった。
◎医師の処方ランク トップはプラザキサ、長期処方解禁の糖尿病薬が続く
直接トロンビン阻害薬プラザキサがトップをキープ。次いでDPP-4阻害薬のエクア、ネシーナ、さらにビグアナイド系経口血糖降下薬メトグルコがランクされた。いずれの薬剤とも長期処方の解禁による影響が大きい。


うつ病診断に新指標、広島大グループ開発…血液検査で
2011年8月31日 読売新聞

[要訳]
うつ病の診断に、脳細胞を活性化するたんぱく質の遺伝子の働き具合を指標とする新しい方法を開発した。このたんぱく質は記憶や神経細胞の発達に必要な「脳由来神経栄養因子(BDNF)」で、うつ病患者の血液中には相対的に少ないことに着目した。

*comment*
今までは医師の経験値に頼る部分が大きかったが、客観的な判断材料ができるのは診断の助けになるだろう。ただし、血液検査ばかりに頼り、医師の判断力がにぶらないといいのだが。。

福島原発事故、本補償の基準を発表- 10月支払い開始、東電
2011年08月30日 22:10 キャリアブレイン

[要訳]
福島第1、第2原子力発電所の事故に伴う損害賠償問題で、東京電力は8月30日、本補償の基準とスケジュールを公表した。1回目の本補償では、3月11日-8月31日に発生した損害額から、既に仮払いした分を差し引いた金額を支払う。9月以降は3か月ごとに区切り補償を続ける。

*comment*
被害者の一日も早い立ち直りのための資金となるよう、一日も早い対応を期待する。賠償により前のような生活が取り戻せるわけではないが、少しずつでも希望を持って前に進んでもらいたいと願っている。

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