2008/11/07

Saya's 薬学ニュース vol.4〈増刊号〉-「脱処方せん」への道を/医療を語れるのは医師しかいない

読んでて面白い記事があったので追加で載せてみました。

「脱処方せん」への道を
2008/11/04 11:50-キャリアブレイン
そうです。薬の安全性に関する情報を提供することはもちろん、それだけではなく、患者さんの日ごろの心配事に耳を傾けたり、健康づくりのお手伝いをしたり、地域の薬局が果たす役割は幅広くあります...

[要訳&コメント]
この時期では、最近の薬学の新たな動向-登録販売者制度や後発医薬品における薬局や薬剤師の在り方などについてそれぞれの薬剤師の見解が話されており、中でも、これからの薬局のありかたとして「脱処方せん」のアイディアが書かれていました。この「脱処方せん」というアイディアは、私がオーストラリア・カナダと海外に住む機会が増えてから強く感じるようになったもので、他国の薬剤師の意義やあり方だと思っています。日本ではどうしても、薬局に行く場合の処方箋はいわば、薬局のゲートを通過するためのチケットのような役割として考えられがちです。しかし、海外ではそんな考えは一切なく、処方箋を持って薬局を訪れるほうが頻度的に少ない感じがします。ドラッグストアのように気軽に薬局に立ち寄り、薬剤師に相談をしてOTC薬を購入していく。そんな風景が当たり前なのです。身近な健康相談者としての薬剤師、そこにこそ薬剤師の役割を発揮させられるのではないか、と私は思っています。日本の制度的にOTC薬は比較的高く、国民皆保険で守られていることもあり、何か体に不都合が起きるとついつい安心のために医師に診てもらって「問題ない」と言われたい。ある意味それが日本人にとって薬になっているのかもしれませんね。
薬剤師として新たな役割を担えるよう、身近な相談相手となれるよう方法を探っていきたいです。

医療を語れるのは医師しかいない
2008/11/04 11:28-キャリアブレイン
「医療や社会保障に財源をもっと投入しなければ、日本の経済社会全体が回らなくなるのは明らか。そのためには、医師が医療の外にある他の社会システムの人々に対して共通言語で語り掛け、今の世界情勢における日本の位置、その中での医療が抱えている問題を共有できるようにしなければならない。医療を語れるのは医師しかいない」...

[要訳&コメント]
タイトルが気になって立ち寄ってみた記事。崩壊しつつある日本の医療制度に少しずつ変化が加えられ、当事者の国民は右往左往しているこの時に、今の情勢をしっかり把握して患者に対ししっかり説明できるのが医療者の役目である、と言われている気がした。身近な相談相手として、そして自分たちが担っている医療を正しく伝えるために私たちにとっては意義のある役割であると感じた。

0 件のコメント: