2008/11/08

Saya's 薬学ニュース vol.5-叱るより真因を追究、対策べからず集/NTTデータとNECがレセプト請求のオンライン化事業で協業、中小病院攻略へ/レセプトオンライン請求サービスを発売―ユーセン

今日は最近興味のある栄養分野で、ある成分について調べてみました。
それは「トランス・ファット」。カナダのスーパーでもたまに見かける表記。普通のファット(脂肪)と何が違うのでしょうか?「トランス・ファット」=「プラスチック食品」「狂った油」と呼ばれる所以は??
増刊号で載せてるので気になる方はそちらへ♪

さて、今日もとんでもないニュースが紹介されていましたね。酔っ払って無意識のまま母親を殺害する事件。無意識でも母親を殺せるものなのでしょうか?何か言い争ったりと云う事があったのかもしれませんが、無意識のしでかすことは怖いですね。本人も覚えていないので逮捕までに2か月かかったようですが、状況を把握できる今、本人はどんなことを思っているのでしょうか。悲しみ?後悔?それとも…
孝敏容疑者の言葉「状況からすると自分がやったんでしょう。でも、酔っていて記憶がありません」

叱るより真因を追究、対策べからず集
2008/10/01-ITpro
うっかりミスは、どうすればなくせるのか。IT業界の関係者にとどまらず、ヒューマンエラーの発生メカニズムを研究する元パイロットや心理学者、「失敗学」に詳しい大学教授などにも話を聞いた...

[要訳&コメント]
専門家がこぞって強調するのは、「人間はミスをするという事実を認めるのが対策の第一歩」ということだ。「気合を入れて臨めばミスは起こらない」と考えるのはご法度である。普段ミスをなくすために良かれと思ってしていることを改めることで、本来の意味でミスを減らしていこうという考え。
①× 作業ミスで片付ける○ ミスを招く真因を追究
②× ミスをしかる、罰する○ ミスしない人をほめる
③× 恥ずかしいから隠す○ 積極的に全社公開
④× ルールで縛る○ 絶対守れる最小限に抑える
⑤× 「チェック強化」で終わり○ 仕組みを見直す
⑥× 運用は単純作業と考える○ 臨機応変に動くのは高度な力が
⑦× 経営・品質部門が牽引○ 全員参加型の活動を

小さなミスによる大きな被害(医療過誤・医療事故)に関しては、医療においても言えることであり、医療現場においても上記の内容が当てはまると感じました。ミスが起きて最終的に被害を被るのは患者さんであり、その被害も最悪の死を招きかねない非常に事態に陥る可能性があります。今一度ミスを起こした際の対応について考え直し、対応を改めて行く必要があるように感じた記事でした。

NTTデータとNECがレセプト請求のオンライン化事業で協業、中小病院攻略へ
2008/10/27-ITpro
NECの山口琢也 医療ソリューション事業部長は「3年間で60億円の売り上げ、暗号化技術を使ったインターネット通信サービス市場で30%のシェア1位を目指す」と語る(写真1)。NTTデータの富田茂 医療福祉事業部長は「USBメモリーを使ってVPN環境を構築する同種のサービスは ...

[要訳&コメント]
NECとNTTが組んで、中小病院をターゲットに電子レセプトのコンピュータシステムの導入を行うことを考えている。08年度からレセプトのオンライン請求が段階的に義務づけられてきていることもあり、関係者は「3年間で60億円の売り上げ、暗号化技術を使ったインターネット通信サービス市場で30%のシェア1位を目指す」と語る。また、将来は電子カルテのデータを連携させた地域医療連携などに応用できる」と説明している。

まずレセプトとは、診療報酬明細書といわれ、医療費を計算するための薬、処置、検査などが書いてあるものです。薬局では調剤報酬明細書を作成しています。
薬局では主に医療事務が担当するレセプト業務に関する記事ですが、学生時代調剤報酬の資格勉強をしている際に、手書きで調剤報酬を計算するのがいかに大変かを経験したこともあり、他人事ではないように思えました。レセプト業務を電子処理化することで、医療事務の負担はかなり軽減でき、さらに人的な記載ミスもなくなり作業もスムーズになると考えられます。
小さな病院や薬局では、システムも導入など費用の関係もあり、なかなか踏み切るのが大変な部分ではありますが、低金額からのレンタルもあり導入後も訪問によるサービスがあるなど、全国に営業所がある大企業ならではの安心がプラスされることで、お互いにとってWin Winの状態に持って行けることが理想ですね。
光インターネットの導入でも知られるNTTですが、短期間に利用者の量が急激に増えたこともあり"電話をしてもなかなか通じない"、"初期設定の工事まで時間がかかる"などの事態が発生していたことも事実であり、これと同じ状態が起きる可能性も予想されます。その点の対応をきちんと改善した上で、"訪問サービス"などの文句ををうたって頂きたいものです。

レセプトオンライン請求サービスを発売―ユーセン
2008/11/05 20:11-キャリアブレイン

[要訳&コメント]
ブロードバンド・通信事業や業務用システム事業などを行うユーセン(本社・東京都港区)は、医療機関向けのレセプトオンライン請求サービスを発売する。
 サービスの名称は「GyaO SA(ショッパーズ・アクセス)レセプトオンラインサービス」。サービスについて、同社では、「利用者と環境を限定するため安全だ」「パソコン操作が簡単で、不慣れな人でも利用しやすい」と他社との違いをうたっている。

レセプトオンライン請求義務化への動きに合わせてNEC×NTT と ユーセンによるサービス競争が始まりそうであるが、果たしてどちらに…というのが重要なのではなく、重要なの中身である。ユーセンの「パソコン操作が簡単で、不慣れな人でも利用しやすい」というという文句は、コンピュータのスペシャリストでない医療機関で働く者にとってありがたいものなのではないだろうか。難しくては操作に時間がかかったり、ミスが発生する可能性もある。また、現場のニーズに合わせたシステムや手順になっており、現場の状況により変更を加えやすかったり、ミスを見つけやすかったりというプログラミングも必要になってくる。この部分は、いかに現場を知っているか、がキーになってくるのではないだろうか。

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