2008/11/13

Saya's 薬学ニュース vol.8-30代男性のニオイ解明 ライオンが体臭抑える商品発売へ/FDAがうつ病治療用の磁気装置を認可/赤ワイン含有成分まねた薬、肥満などに効果ある可能性

カナダのエドモントンでは、地面一面が真っ白になる雪が降りました。
朝起きてみると外は銀色の世界★素敵ですね♪
まだ気温がマイナスでも1~5℃程度で、最高気温が0℃を超えるため、積もった雪はどんどん溶けていってしまいますが、これが冬本番を迎えると気温の低さのため(0℃をこえない)雪が氷になって解けなくなります。そうなると危険のようですので、万全な準備が必要です!

30代男性のニオイ解明 ライオンが体臭抑える商品発売へ
2008.11.13 23:22-産経ニュース

[要訳&コメント]
30代男性特有の体臭の原因は、使い古した食用油に似たにおいを発する「ペラルゴン酸」であることを解明したと発表した。来春をめどに、ライオンから新たなデオドラント商品が発売されるという。

男性にとっては朗報なのではないでしょうか?ネット販売でも体臭に効く石鹸などが販売されていますが、果たしてその効果は?原因の成分がわかれば、科学的に説明がつくので期待できそうですね。

FDAがうつ病治療用の磁気装置を認可
2008.11.4-Dr.赤ひげ.com

[要訳&コメント]
米食品医薬品局(FDA)は、うつ病の治療に用いる非侵襲性の脳刺激装置(noninvasive brain stimulator)を初めて認可した。
この装置は最初の抗うつ薬治療で軽減がみられなかった患者に対し、多剤併用以外の治療の選択肢を提供するものであるという。外科手術による電極の埋め込みや、最終手段とされるショック療法のようなリスクをもたらすこともないという。しかし、この治療は少し高価なのが難点。(治療回数によるが約59万~98万円)
装置商品名:「NeuroStar」
性質:頭蓋骨を通して磁気パルスを発することにより、脳細胞の興奮を促す微小な電荷を発生

高価であることが難点であるが、うつ病治療の新たな選択肢の提案としては、とても有効ではないだろうか。この治療を行うことで自殺企図率も減るというのだから、自殺者数に歯止めをかける手段としても期待ができるのではないだろうか。ただし、初めての試みであるため、今後治療対象者を増やしていく中で新たな問題が発見されていくこともあるだろう。非侵襲性であるとはいえ、脳に刺激を送るということは必要でない脳にも反応をきたす可能性もある。その部分を掘り下げて知らせてほしいものである。
 
2008年 11月 5日 13:31-ロイター
[要訳&コメント]
ブドウや赤ワインに豊富に含まれる成分[レスベラトロール]に、肥満や糖尿病対策として役立つ可能性があると、研究チームが4日明かした。この成分は、体内にある脂肪を燃焼したりするような酵素を活性化する効果があるとのこと。この酵素は、ジムに行って運動したりする際に活性化される酵素だという。
赤ワインですか…個人的には白ワインが好きで毎日飲んでいるから、できれば白ワインにその効果があってほしかった…と人生そううまくはいきません(笑)赤ワインやブドウには、老化を防止することで有名なポリフェノールを多く含んでいたり、と良い噂を聞くけれど、白ワインはどうなのでしょう?
そんな白ワイン愛好家にも朗報です★以下のような効果があるといわれています。
【白ワインの効果】
-殺菌効果:pH値が低いため抗菌作用をもつ。「魚料理と白ワイン」の由来でもあるように、赤痢菌、サルモ ネラ菌、大腸菌などの食中毒菌に有効。
-新陳代謝UP:カリウム(K)を多く含むことから、Kの利尿作用により、新陳代謝が活発になる。Kには、血圧の上昇を抑える効果も★
-骨粗鬆症予防:カルシウム(Ca)とマグネシュウム(Mg)をバランスよく含むことから、骨粗鬆症を防ぐ可能性も★
-痴呆防止:神経伝達物質や記憶に関係する物質を分解する酵素の働きを妨げる物質を持つ。
-ポリフェノール含有:ポリフェノールの量は赤ワインの方が多いが、長い期間飲んでいると白ワインでも効果に大差はないといわれている。
-「お酒は百薬の長」:ほどほどのお酒(1日1~2杯)であれば、お酒をたしなむ人のほうが長生きするとか♪(白ワインの効能ではありませんが・・・)

なので、お酒は楽しんで飲まなければ意味がない!何でも飲みすぎず、好きなものをほどほどに楽しむことで人生のQOLもUPするわけです♪ってこじつけ?
 
おまけ…「在宅介護」の動き
2008-11-5 12:30:00 -ケアマネジメント オンライン

[要訳&コメント]
社会保障国民会議では、医療・介護の社会保障機能強化について、医療の機能分化を進めて急性期医療に人的、物的資源を集中投入し、入院期間を短縮して早期の社会復帰を実現することが提案されている。同時に在宅における医療・介護を大幅に充実させ、地域での包括的なケアシステムを構築することにより、利用者のQOL(生活の質)の向上を目指すとしている。
一方で、以上の事を行っていく上で十数兆円という資金が必要になると見積もられているが、財源確保の具体的な施策は明記されていないのが現状だ。
 
 
 
 
【現状】
・在宅サービスメニュー、量の不足
・居住系整備不足
<人口5万人の場合>
 
 
  
 
  
【2025年の姿】
・できる限り住み慣れた地域で暮らし続ける
・自らの希望と選択でよりよいサービスを受けることができる
・施設・居住系サービスをスウェーデン並みに拡充
・24時間対応など多様な在宅サービス
・施設も地域に密着した小規模化、ユニットケア

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