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2011/08/26

vol.102

<Today's news>
1.「受診時定額負担」で4000億円削減、うち半分は受診抑制効果
2.高齢者への抗うつ薬、薬剤の種類により有害転帰の出現率に差
3.計画停電時の医療機関公表 東日本15都県の373施設
4.薬剤師も聴診器活用、副作用など早期発見
5.【薬事法違反】薬局製剤にステロイド混和‐広島市が業務停止命令
6.【11年情報通信白書】4人に1人がWebサイトで健康・医療情報

[要訳&コメント]
「受診時定額負担」で4000億円削減、うち半分は受診抑制効果
2011年08月09日 m3.comメッセージ ※m3.com閲覧には会員登録が必要です
政府・与党社会保障改革検討本部が6月30日に、「社会保障・税の一体改革成案」を決定して以降、医療界では様々な議論が沸き起こっています。
注目点の一つが、「受診時定額負担」。
「受診時定額負担」とは、初再診時に、定率の窓口負担金とは別に、例えば、「100円」などの定額負担を、患者に求める仕組み。高額療養費制度を見直し、長期高額医療を受ける患者などの負担を軽減するための財源確保が目的です。
。「年間の入院外の受診延日数は、医科(約16億日)と歯科(約4億日)を合わせ、約20億日なので、100円の定額負担を徴収すると、約2000億円。外来負担を引き上げると受診抑制が働くため、これまでの経験を踏まえ、その額は約2000億円と推計され、合わせて約4000億円の財政効果があると見込まれる。公費負担は医療費の約3割なので約1300億円になる」

「受診抑制」はセルフメディケーションにもつながるが、100円程度で果たして影響はあるのか?一方たかが100円でも負担が厳しくなる高齢者もいる中で、一定に負担を設けるというのはさらに考えなければならないポイントでもある。でも、どこで線引きを設けるか?ただ、国民の負担を少しずつ増やさない限り日本の復活は見込まれないのも事実。

その他の関連記事
受診時定額負担は「弥縫策」にすぎず - 安達・中医協委員2011年8月9日 安達秀樹


高齢者への抗うつ薬、薬剤の種類により有害転帰の出現率に差
2011年08月05日 ソース:BMJ(論文一覧) カテゴリ: 精神科疾患(関連論文) ・神経内科疾患(関連論文) ・投薬に関わる問題(関連論文)

[要訳&コメント]
65-100歳のうつ病患者6万746人を対象に、抗うつ薬と有害転帰との関連を集団ベースのコホート研究で調査。三環系抗うつ薬に比べ、選択的セロトニン再取り込み阻害薬と他種の抗うつ薬は、転倒、全死因死亡などの有害転帰リスクの有意な上昇と関連していた。個々の薬剤では、トラゾドンやミルタザピンなどが有害転帰の高リスクと関連していた。
原文

※トラゾドン:日本での商品名「デジレル®」や「レスリン®」
※ミルタザピン:日本での商品名「リフレックス®」や「レメロン®」

計画停電時の医療機関公表 東日本15都県の373施設
2011年8月8日 提供:共同通信社

[要訳&コメント]
政府は5日、計画停電が実施された場合でも人命救助などに支障が出ないよう特別に電気の供給を続ける医療機関として、東京電力と東北電力管内の15都県にある373施設のリストを公表した。両社は計画停電を原則行わないとしており、万が一に備えたもの。
対象は、重篤な患者を受け入れる「救命救急センター」に指定された病院や大学病院などで、東京電力管内の8都県の261施設と、東北電力管内の7県の112施設。
医療機関名リスト http://setsuden.go.jp/

薬剤師も聴診器活用、副作用など早期発見
11/07/21記事:読売新聞

[要訳&コメント]
長崎市の長崎大病院で、医師や看護師が使う聴診器を薬剤師も活用するようになった。

患者の体調を把握するフィジカルアセスメントを通じて、副作用の早期発見などにつなげるのが狙い。九州・山口の医療機関では珍しい取り組みで、フィジカルアセスメントの技術を持つ薬剤師を増やしていく方針だ。
日本病院薬剤師会によると、薬剤師によるフィジカルアセスメントは医療行為とみなされ、医師法に抵触する可能性があるとされてきた。しかし、厚生労働省が昨年4月、医療現場での薬剤師の積極活用が求める通知を出したことを受け、同会は「医療行為には当たらない」との解釈を公表。こうした動きを背景に、各地の医療機関で研修を実施するなどの動きが広がったという。
長崎大病院は昨年2月、フィジカルアセスメントの技術を持った薬剤師の育成に向け、研究会を設立。月1回、医師や歯科医師らが指導する講習を開き、受講を終えた8人が今年1月から入院患者のフィジカルアセスメントを実施。副作用の有無の確認や、医師に対する薬の処方提案に生かしている。

フィジカルアセスメント:患者の体の打診や聴診を通じて状態を把握する行為。
どの程度薬剤師によるフィジカルアセスメントの動きが広まっているのだろうか。薬剤師達が自ら動くことで法律を変えていくという動きがみられるのはうれしいことだ。徐々に積極的な薬剤師が増えることを希望する。

【薬事法違反】薬局製剤にステロイド混和‐広島市が業務停止命令
2011年8月12日 (金) 薬事日報

[要訳&コメント]
広島市は、ムラオカ薬局(広島市西区)に対し、薬事法に基づく業務停止を命じた。ステロイドを含む処方箋薬を粉砕して漢方製剤に混和し、処方箋交付のない患者に販売したもの。違反品は薬局製剤の「ムラオカ鼻炎薬」の一部で、2008年2月から今年4月まで販売していた。
市は、違反品の服用中止や、健康被害が疑われる場合に医療機関を受診するよう呼びかけると共に、同製品によって緑内障や糖尿病の発症、免疫機能低下による感染症悪化などが現れる可能性があると、注意喚起している。

薬事法に違反していることはもちろん問題ではあるが、一番の問題は果たしてステロイドを含有していることで受ける影響を患者に説明していたかどうかである。これらを説明していなかったとしたら、薬事法に違反している以上に薬剤師としての資質が疑われる。

【11年情報通信白書】4人に1人がWebサイトで健康・医療情報
2011年8月11日 (木) 薬事日報

[要訳&コメント]
総務省の2011年版情報通信白書は、インターネットの普及に伴う国民の情報収集行動の変化を分析している。健康・医療関連の情報源は、05年に11・6%だった「パソコンのWebサイト」が10年には23・8%まで拡大し、「友人・家族」の22・6%を抜いた。「携帯情報サイト」は0・6%から5・3%に伸びた。ただ、最多は「テレビ」の45・6%で05年と同じだった。

今後さらにネットを利用した情報の収集が発展していく可能性があるので、情報の正確性が求められる。Webの情報はでたらめである可能性も多いので、利用者は100%情報をまにうけないよう、そして医療者はこの現状を受け止め、より正確な情報を提供できるよう知恵をしぼって行く必要がある。

2009/05/05

Saya's 薬学ニュース vol.92-マイナーと呼ばれる「マイナー」でない薬:抗不安薬/ヒアリングで消費者の意見も割れる/小児への薬剤の過量投与続発で注意喚起/運動した後、筋肉痛になる?カフェインを摂りなさい

<Today's news>
1. マイナーと呼ばれる「マイナー」でない薬:抗不安薬
2. ヒアリングで消費者の意見も割れる―医薬品販売検討会
3. 小児への薬剤の過量投与続発で注意喚起
おまけ. 運動した後、筋肉痛になる?カフェインを摂りなさい

マイナーと呼ばれる「マイナー」でない薬:抗不安薬
2009/04/14(火)-ケアマネ.com ※ケアマネ.com閲覧には会員登録が必要です

[要約&コメント]
プライマリ医師に対し、抗不安薬の使用方法や薬の使い分け等に関し記載された記事。
①使い慣れている薬剤1-2剤もっておくだけでもよい。ただし、それらに関しては添付文書のすみずみまで読んで、理解していることが必要。
②患者が薬物治療を希望しているか確認。症状がの原因などを考えたり、病気のメカニズムを話すだけでも納得して症状が改善することも。
③「SSRIと抗不安薬、どちらが適当か」よりも「これらの薬剤が不適当な可能性のある症状はないか」という視点が重要。
④薬をやめる時は患者さんとの相談が一番大事。やめることとやめないで続けること両方のリスクとベネフィットを伝えることで、共に治療していく姿勢を。
⑤効かなければ早めに精神科専門医へ。効かないからと言って薬の量を極端に増量したり複数併用したりすることは最善ではない。うまく精神科医との連携を取り、患者に見合った対応を考えていくのが一番。

ここまでやってくれている医師はどのくらいいるのでしょうか。OKwaveの質問を見ていると、医師との会話時間が少なく、患者さんが治療に関われていないという不満を抱えている人が多くみられます。医師不足の問題は奥が深いようです。上記のような治療方針で行って頂ければ、患者の症状もよくなるのでしょうね。医師が忙しい分、薬剤師がフォローできるよう薬からの視点だけではなく、患者さんの気持ちに関してももっと勉強したほうが良いかもしれません。専門家からの言葉は、冷たいイメージをもたれることも多いようですから。。。

ヒアリングで消費者の意見も割れる―医薬品販売検討会
2009/04/16 22:15-キャリアブレイン

[要約&コメント]
厚生労働省は4月16日、「医薬品新販売制度の円滑施行に関する検討会」の第4回会合を開き、薬局などで医薬品の購入が困難とされる消費者などの実情を知ることを目的にヒアリングを実施した。
ある教授からは「薬局で医薬品を購入する際は、薬剤師に質問しても箱書き以上の情報はもらえない。ネットは規制して、対面販売はいいという理屈は理解できない」という意見があったり、視覚障害者からは「ネットを使った薬の販売は、わたしたち視覚障害者にとって非常に有意義なもの」との意見がでていた。医薬品の箱には点字記載はないが、パソコンを利用した場合音声により効能等を知ることができるという。
ネット通販による問題が発生した場合の責任の所在についても話し合われている。
関連記事:医薬品新販売制度、これまでの議論を踏まえた検討項目を示す(4/17 m3.com)
参考資料:第4回 医薬品新販売制度の円滑施行に関する検討会 議事録

薬剤師に質問しても十分な情報が得られない、という意見はとても悲しいことであるがこれが現状である。一人の意見でしかないとは言っても、このような意見が代表としてでているということを重く受け取らなければならない。視覚障害者の方がネットでの利便性に関して訴えているが、製薬会社のHPなどで引き続き薬に関する説明がインターネットで観れる状態であるし、対面販売となれば薬剤師からの説明が得られるわけであるため、以上の点は十分代替方法があるように考えられる。ただし、視覚障害者にとって外出はとても大変なことであるのは確かである。

小児への薬剤の過量投与続発で注意喚起
2009. 4. 17-日経メディカルオンライン

[要約&コメント]
日本医療機能評価機構は4月15日、小児に対し本来の10倍量の薬剤が投与された事例が昨年までの2年間に8件報告されたとして、注意を喚起する「医療安全情報」を公表した。生後3カ月の患児にジゴシン散「0.03mg」を処方すべきところ、医師がオーダリングシステムに「0.3mg」と誤入力したケースや、生後2カ月の患児にフルマリン静注用「25mg」を処方すべきところ「250mg」と勘違いしたケースを紹介している。いずれも薬剤師が過量投与を鑑査で見逃し、患児に10倍量が投与されていた
参考:(日本医療機能評価機構):医療安全情報
関連記事:小児の薬剤量を10倍間違えた事例、3年間で8件(4/16 キャリアブレイン)

最終監査役である薬剤師の見落とし。大量にある処方せんの中から間違いを見つけるのは難しいとは言っても、それが薬剤師の任務なのである。医薬分業の意義を再度確認し、失敗を適正な業務につなげていきましょう。
 
おまけ…カフェイン

運動した後、筋肉痛になる?カフェインを摂りなさい
2009年4月7日-m3.com 提供:WebMD ※m3.com閲覧には会員登録が必要です

[要約&コメント]
カフェインによって運動による筋肉痛が軽減されることが新規研究で明らかになり、コーヒーが文字通り健康を増進する一杯になる可能性があることを示唆している。( 平均して1日にコーヒー4杯に相当する量)
「少量のカフェインを摂取させ、感じられる疼痛を軽減することができれば、その運動を続けさせるのに役立つかもしれない」。

運動のあとはコーヒー!という感じにはなれないが、緑茶を飲むことは可能。筋肉痛の多い人にとっては朗報なのでは?

2009/03/10

Saya's 薬学ニュース vol.80-レンドルミン錠をD錠と誤解し口中で溶かしていた患者/成人大うつ病に最良な第2世代抗うつ薬はセルトラリン/グレープフルーツと薬物による作用をキノコが軽減/「社会保障 ここが知りたい」ジェネリックを賢く使う①

<Today's news>
1. レンドルミン錠をD錠と誤解し口中で溶かしていた患者
2. 成人大うつ病に最良な第2世代抗うつ薬はセルトラリン
3. グレープフルーツと薬物による作用をキノコが軽減
4. 医療費負担減に効果大  医師らに抵抗感も 定期企画「社会保障 ここが知りたい」ジェネリックを賢く使う 【1】

おまけ.

大変久しぶりの投稿となってしまいました。
住む都市を移動したり、と少々立て込んでおりましたので、薬学ニュースをチェックしていただいていた方には、謝罪申し上げます。少し落ち着いてきましたので、また継続して投稿できるよう心がけていきたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。古い記事もございますが、興味深い記事で見逃すことができませんのでしたので、掲載させていただきます。

レンドルミン錠をD錠と誤解し口中で溶かしていた患者
2009. 2. 12-日経DI

[要約&コメント]
ほかの医療機関、薬局で口腔内崩壊錠のレンドルミンD錠(一般名:ブロチゾラム)を交付されていた患者が、普通錠に変更されたにもかかわらず、それを認識せず口中で溶かして服用を続けていた例。幸いなことに、寝付きが悪くなったなどの問題や、口腔内の異常などの有害事象も特に認められなかったが、実際このような事例は多くの薬局で起きているのではないだろうか?

薬局で起きやすい事例として紹介した。幸いなことに特に健康面で被害はなかったが、患者側からすれば不信感にもつながりかねない。患者さんの満足感を得るためにもこのような気づきが必要なのではないだろうか?日本特有のお薬手帳のシステムを、あなたの薬局では使い切れていますか?

成人大うつ病に最良な第2世代抗うつ薬はセルトラリン
2009. 2. 12-日経DI

[要約]
第2世代の抗うつ薬12剤*の大うつ病に対する効果と患者の受容度を評価したところ、セルトラリン*が最も効果的である、という結論が導かれた。効果と受容度という観点からみると、エスシタロプラムとセルトラリンが最も良好と考えられた。しかし、エスシタロプラムは特許期限期間が残っているという理由から、コストの観点も加えると、既に後発品が利用できるセルトラリンが最良と考えられたわけである。
反対に、レボキセチンは大うつ病に対する急性期治療の第1選択としては用いるべきではない、と著者らは述べている。
*第2世代の抗うつ薬12剤
ブプロピオン、シタロプラム、デュロキセチン、エスシタロプラム、フルオキセチン、フルボキサミン、ミルナシプラン、ミルタザピン、パロキセチン、レボキセチン、セルトラリン、ベンラファキシンの12剤
*セルトラリン
商品名:ジェイゾロフト
薬効・薬理:セロトニンの受容体を特異的,選択的に遮断
副作用:,吐き気,ねむ気,口の渇き,めまい,頭痛,下痢など

グレープフルーツと薬物による作用をキノコが軽減
2009年2月12-m3.com 提供:WebMD ※m3.com閲覧には会員登録が必要です

[要約&コメント]
食用キノコが、グレープフルーツジュースが薬剤を変化させる作用を中和する、との研究発表がなされた。
様々な薬剤による副作用のリスクを上昇させることで知られているグレープフルーツ。グレープフルーツジュースはおいしいだけでなく、身体にも非常に良い。抗酸化物質や他の有用な化合物を豊富に含んでいる。癌や心疾患の防止に役立つ可能性すらあるというエビデンスが存在する。以前、ある非食用の真菌が、グレープフルーツと薬物の相互作用の原因となる化合物を何らかの形で吸収することを見出したが、今回食用のキノコでも同じような作用があることが発見された。

「グレープフルーツ、少しでも食べちゃいけないの?ジュースもだめ?」という訴えを聞いたことのある薬剤師は少なくないのではないだろうか?私も、個人的にはグレープフルーツと相性の悪い薬は飲みたくないのが本音である。ある種のキノコにこのような作用があることがわかれば、薬に配合することも可能であるし、グレープフルーツを服用したい人にのみ服薬指導をすることも可能である。ただし、分量などは人によってあいまいであるため、どうしてもグレープフルーツを食べたい人には、その他の薬を勧めるほうが妥当かもしれない。患者によっては、一度グレープフルーツをダメ、と言われるとすべての薬がだめなのだ、と思いこむようなケースもあるので、同じ高血圧や高脂血症の薬でも種類が違えば問題ないことも伝えてあげると親切であろう。

医療費負担減に効果大  医師らに抵抗感も 定期企画「社会保障 ここが知りたい」ジェネリックを賢く使う 【1】
2009年2月13日-m3.com 提供:共同通信社 ※m3.com閲覧には会員登録が必要です

[要約]
ジェネリック医薬品(後発薬)の普及を国が本格的に進めている。健康保険組合が組合員に使用を促す動きも。後発薬を安心して飲んでいいのか、専門家の意見を参考にしてみよう。
患者の中では、安価の費用に大変満足している人も多いが、薬剤師や医師の中には先発医薬品メーカーに対する配慮もあり抵抗感のある人も未だに多い。「安かろう悪かろう」のイメージで固定観念をぬぐい切れていない人も多いことと思うが、実際先発品だからよいというわけではない。先発品の欠点を時間をかけることで後発品により改良するという利点もあるのである。

2009/02/16

管理不良の糖尿病患者に厳格な血糖管理は有効か?/吸入指導なしでは「処方した」とは言えない/ディスペプシアに対する最良の第一選択薬?/第2世代の抗精神病薬は本当に第1世代に優るのか?

<Today's news>
1. 管理不良の糖尿病患者に厳格な血糖管理は有効か?
2. 吸入指導なしでは「処方した」とは言えない
3. ディスペプシアに対する最良の第一選択薬は制酸薬
4. 第2世代の抗精神病薬は本当に第1世代に優るのか?


管理不良の糖尿病患者に厳格な血糖管理は有効か?
2009. 1. 23-日経DI

[要約&コメント]
2型糖尿病の罹病期間が長く、最大用量の糖尿病治療薬を用いてもなお血糖管理不良の患者に厳格な血糖管理を行った場合、心血管リスクは減少するか、という疑問を検証すべく行われた研究において、標準的な血糖管理を行っても厳格な血糖管理を行っても、心血管リスクへの影響は変わらないことが示された。
糖尿病発症からより早い時期に、低血糖を回避しながら厳格な血糖管理を行えば、心血管リスクに好ましい変化が見られる可能性はあるとしつつ、現時点では、心血管危険因子の適切な管理がリスク低減において最も有効なアプローチではないか、と述べている。

血糖の値が高いほど、血糖のコントロールの指導を行うことは、当たり前と考えられてきた。多くの薬剤師もこの事実に関して疑いを持っていないだろう。それが、厳格に行っても行わなくても変わらない、という結果はある意味ショックである。しかし、だからと言って指導しないのではなく、生活習慣病である糖尿病とどのように共存し向き合っていくかの指導が必要なのではないだろうか。いかに無理をして血糖を下げるか、ではなく変えにくい生活習慣を少しずつ変えていくように促し、無理のない程度に生活に反映させていくことを、二人三脚で行うことができるのは医師よりも薬剤師であると考える。食事の指導や運動の必要性など、薬以外でも指導できることがあるのではないだろうか。

吸入指導なしでは「処方した」とは言えない
2009. 1. 23-日経DI

[要約&コメント]
高齢の喘息患者は、老化に伴って身体能力や理解力に大きな差が生じるため、一律な処方ではうまくいかないことも多い。吸入ステロイド薬をいくら処方しても、患者が正しく効果的に吸入できていなければ、宝の持ち腐れ。個人に合った薬剤選択や吸入指導が必要である。
それぞれの吸入ステロイド薬には、剤型、吸入器具(デバイス)、粒子の大きさなどによって患者との相性がある。「適切なデバイス選択と正しい吸入指導は、患者のアドヒアランスに直結する重要な要素。処方時に吸入手技の確認は欠かせない」という。

それぞれの吸入器における、高齢者への注意点などが細かく記載されており、服薬指導時の注意点に直結しているのでとても興味深いと感じた。普段の服薬指導に生かしていただきたい。
ちなみに、カナダのアルバータ大学の学生が1年生の現場実習で行う内容は、外用薬機器類の使用方法のカウンセリングである。カナダでは、1年生のうちから機器の使用方法カウンセリングの重要性が認められているのである。

ディスペプシアに対する最良の第一選択薬は制酸薬
2009/1/26-健康美容EXPO

[要約&コメント]
ディスペプシア*の治療では、最初に一般的な制酸薬を使用し、その後、必要に応じてより高度な薬剤に変更するほうが、最初からより強力な薬剤を使用するよりわずかながらも費用を抑えられることが、新しい研究によって示された。「新規のディスペプシア患者の大多数に対して、検査よりも観察に基づきプロトンポンプ阻害薬(PPI)が用いられるため、PPIは世界で最も多く処方されている薬剤の1つとなっており、社会的にも莫大な費用を要している」という。
*ディスペプシアdyspepsia
消化不良の医学的用語※編集注=慢性の腹部痛あるいは不快感を意味する。器質的疾患のない機能性胃腸症functional dyspepsia: FDをさすことが多い

医療経済の観点が入っている研究内容である。海外(オランダ)の論文である事からも納得であるが、実際の治療方針を経済の観点から再検討し、評価するという見方はある意味重要である。特に今の日本は負債を多く抱えていることもあり、経済的な無駄を省くことは実際に求められている。医師の経験によるもの(当り前)と新たな情報をどのように評価していくのだろうか。

第2世代の抗精神病薬は本当に第1世代に優るのか?
2009. 1. 26-日経DI

[要約&コメント]
第2世代の抗精神病薬は高価であることから、その利益が本当に第1世代の薬剤に優るのかどうかについての議論が今も続いており、今回の研究で主な症状に対する効果において、第1世代製品と差がない第2世代製品が少なくないことを明らかになった。
用いられていた第2世代製品は9剤(アミスルプリド、アリピプラゾール、クロザピン、オランザピン、クエチアピン、リスペリドン、セルチンドール、ジプラシドン、ゾテピン)。対照薬として、95件の研究がハロペリドールを用いていた。その他(クロルプロマジン、ペルフェナジン、フルフェナジン、フルペンチキソール、ペラジン、チオリダジン、レボメプロマジンなど)。

錐体外路系有害事象の面で、第1世代より第2世代のほうが有効であると考えられていたがどうやらすべての薬剤(第2世代)に対して言えるわけではないようだ。これも、医療経済の観点から考えると、無駄をなくすことにもつながる。一剤ごとに比較して検討されているので、興味深い結果である。

2009/02/04

Saya's 薬学ニュース vol.73-青少年の不安障害にSSRIと認知行動療法の併用が有効 /OTC医薬品販売に「異業種の参入は避けられない」/高血圧治療ガイドライン2009/風邪には良質な睡眠が一番の薬/冷え症の診かたと方剤の選び方

<Today's news>
1. 青少年の不安障害にSSRIと認知行動療法の併用が有効
2. OTC医薬品販売に「異業種の参入は避けられない」
3. 高血圧治療ガイドライン2009を公表
4. 夜間の良質な睡眠が風邪をおとなしくさせる

おまけ. 冷え症の診かたと方剤の選び方(前編)

青少年の不安障害にSSRIと認知行動療法の併用が有効
2009. 1. 16-日経DI

[要約&コメント]
不安障害は青少年によく見られる精神疾患だ。(有病率は10~20%)この病気は患者の学校生活や家族関係を難しくする上に、成人後の不安障害や大うつ病のリスクを高める。小児期に有効な治療を行うことが重要と考えられるが、この病気に対する一般の認知度は低く、未治療となる患者も少なくない。
選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRIs)のセルトラリン*と認知行動療法が、偽薬に比べて有効であることを明らかにした。また、これらを併用すると、治療に反応する患者の割合、症状改善レベルの両方がさらに向上することも分かった。
※原題・概要:「Cognitive Behavioral Therapy, Sertraline, or a Combination in Childhood Anxiety」
小中高生の教師たちは、現在の子どもたちに頭を抱えているということをよく耳にする。時代の変化もあるが、この疾患を抱えている子どもたちもいるのかもしれない。認知度が低いことから教師や親でさえも気づけずに、辛い思いをしている子どもたちもいるのかもしれない。先生たちにも是非このような知識を持ってもらいたい。
*セルトラリン(SSRIs)
商品名:ジェイゾロフト
薬効:うつ病・うつ状態の治療薬
副作用:,吐き気,ねむ気,口の渇き,めまい,頭痛,下痢

OTC医薬品販売に「異業種の参入は避けられない」
2009年01月19日-薬事日報

[要約&コメント]
「ドラッグストア業態10兆円産業への道」をテーマにした講演において、日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)の会長は、改正薬事法に伴う登録販売者制度の導入により、OTC医薬品の販売に異業種が参入してくるのは間違いないとの考えを示し、それに対応するために、専門性を打ち出し、長時間営業など地域に密着したドラッグストア作りを行っていくことの重要性を強調した。その一つの策として、ドラッグストアの長時間営業に踏み込むべき、と述べている。さらに、「薬剤師を置いて第1類薬を販売できる店舗を作り」も重要視している。第1類に分類される薬を拡大し、薬剤師による相談のもとで薬を手に入れられるように、薬剤師の職能も拡大していきたいとのことである。

医薬品の購入は、薬剤師をとの相談によって行われる、という認識の拡大は賛成である。薬剤師の意識改革にもつながるし、セルフメディケーション推進にもつながるからである。しかし、いまやコンビニエンスストアが24時間営業をしている時代に、それに対抗するためにドラッグストアも営業時間を延長する、というのは少しナンセンスにも感じた。もちろん、ドラッグストアが生き残っていくためには必要なのだろうが、登録販売者をコンビニやスーパーにも配置して長時間営業をしているのであれば、消費者にとってはそれで充分であるし、わざわざドラッグストアに店を開けて置いてほしいとは思わないのではないだろうか。第一類を販売する薬剤師を配置したドラッグストアの営業時間を拡大するのには、大いに賛成なのだが。それこそ人件費の無駄遣いにつながらないだろうか。

高血圧治療ガイドライン2009を公表 日本高血圧学会 メタボ・CKDなどの合併例に留意した降圧求める
2009年1月19日-m3.com 提供:Japan Medicine(じほう) ※m3.com閲覧には会員登録が必要です
[要約&コメント]
(5年ぶりの改訂の)ガイドラインでは全編を通じ、“24時間にわたる厳格な降圧”の重要性を強調。メタボリックシンドロームやCKD(慢性腎臓病)など他疾患を合併した症例には、留意して治療に当たることを求めた。夜間や早朝に血圧値が上昇する「仮面高血圧」の早期発見のためにも、家庭血圧値(診察室血圧より5mmHg程度低い)の測定を促している。
降圧目標(診察室血圧)
・若年者・中年者で、130/85mmHg未満
・糖尿病患者、CKD患者、心筋梗塞後患者では130/80mmHg未満
・脳血管障害患者では、140/90mmHg未満
・高齢者は140/90mmHg未満
治療の第一選択薬は、これまでのα遮断薬に代わってCa拮抗薬、アンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)、ACE阻害薬、利尿薬、β遮断薬の5種類となっている。糖尿病/メタボリックシンドローム合併高血圧については、Ca拮抗薬からARB/ACE阻害薬が第1選択薬に推奨されている。
併用療法については、「RA系阻害薬+Ca拮抗薬」「RA系阻害薬+利尿薬」「Ca拮抗薬+利尿薬」「Ca拮抗薬+β遮断薬」を推奨。「利尿薬+β遮断薬」は推奨から外れた。

高血圧の患者は、来局患者の大半を占めるため、医師の治療方針などを含めた意味で把握しておいたほうがよい内容だと思われるので紹介した。特に変更点などは要チェックである。

夜間の良質な睡眠が風邪をおとなしくさせる
2009年1月19日-m3.com 提供:WebMD ※m3.com閲覧には会員登録が必要です

[要約&コメント]
夜間の睡眠が7時間未満である者は、8時間以上の睡眠をとる者に比べて、風邪原因ウイルスへの曝露後に風邪をひく傾向が3倍高いことが、最新研究で示された。さらに、睡眠は量ではなく質が大切であるという。

風邪に効く薬はない…私もそう信じている。良質な睡眠・食事・適度な運動を行うことだけで、風邪に打ち勝つことはできる、という一部がエビデンスに基づいていることがわかりうれしい記事であった。風邪っぽいなと思ったら、薬にすぐに頼るのではなく栄養をしっかりとって早めに床に入る...まずはその努力をしてみましょう!

おまけ...冷え性と漢方
冷え症の診かたと方剤の選び方(前編)
2009. 1. 16-日経DI

[要約&コメント]
冷え症は西洋医学にはない概念ですが、漢方では立派な疾患として考えられています。冷え症には、以下のようなタイプに分類される。
(1)手足など末梢が冷えるタイプ(年齢に関係なく女性に多い)
(2)胃腸の働きの低下を伴い、全身が冷えるタイプ(やせ型で小食の人に多い)
(3)末梢のうち特に下肢が冷えるタイプ(高齢者に多く、やや男性が多い)
(4)むくみを伴って冷えるタイプ(若い女性に多く、ぽっちゃりした色白の人に多い)
それぞれの分類における症例を紹介し、適当な漢方薬を選択しているので、詳しい内容は記事をみていただきたい。以下の漢方薬が処方されていた。
・当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう:ツムラTJ-38)
・人参湯(にんじんとう、ツムラTJ-32)
・真武湯(しんぶとう、ツムラTJ-30)

海外に住んでいて西洋人との感じることのひとつに、この「温度感覚」がある。周りが皆半そでで過ごしているのに、自分一人長そでだったり羽織るものを着ていることがよくある。自分が冷え症ということで差が大きく開いてしまっているのであろう。寒くないの?と聞いても「どこが?」といった感じの答え。完全に温度感覚機能が異なる人種なのだ、と思うようになった。西洋医学に冷え症が存在しないのもそれで納得である。鈍感というか、うらやましいというか…漢方に興味のある方はぜひ記事を見てください。

2009/01/05

Saya's 薬学ニュース vol.49-あなたは大丈夫?糖尿病疑い2000万人突破!/病院薬剤師研修のお知らせ/睡魔とホルモンの関係/募金先からささやかなクリスマスプレゼント

<Today's news>
1. 今後10年以上、患者増加か 糖尿病なりやすい日本人
2. 国民健康・栄養調査:あなたは大丈夫? 糖尿病疑い2000万人突破--07年  
3. 病院薬剤師研修のお知らせ : 神奈川県
4. 睡魔とホルモンの関係

おまけ. 途上国の子供からXマスカード=うれしい、元気もらった-NPO支援で協力者に

今後10年以上、患者増加か 糖尿病なりやすい日本人  
2008/12/26 00:00-共同通信社

[要約]
急増する糖尿病患者とその予備軍。日本人は体質的に糖尿病になりやすいうえ、高齢化も大きな要因となり、患者は今後10年以上にわたり増え続ける恐れがあるという。日本人などアジア人は一般に欧米人に比べ、血糖値を下げるホルモンのインスリンの分泌が少なく、少し太った程度でも糖尿病になりやすいとのこと。


国民健康・栄養調査:あなたは大丈夫? 糖尿病疑い2000万人突破--07年  
2008/12/26 00:00-共同通信社

[要約&コメント]
糖尿病が疑われる人は予備軍も含めて2210万人と初めて2000万人を超えたことが、厚生労働省が25日に公表した07年の国民健康・栄養調査で分かった。前年より340万人増え、10年前の1・6倍に達した。
成人男性の29%、成人女性の23%が該当するが、実際に治療を受けているのは男女合わせて5%に過ぎなかった。年齢別では、40代の15%、50代の27%、60代以上では3割以上が当てはまる。
日本人のカロリー摂取量は10年前よりむしろ減る傾向にあり、厚労省生活習慣病対策室は「運動不足やバランスの悪い食生活が、糖尿病増加につながっているのではないか」とみている。

糖尿病は自覚症状はあまりなく、気づいたころには症状がかなり悪化している状態なことが多い。そのために、このような結果が出ているように思う。しかし、糖尿病は悪化してしまうと全身を病魔にさらすことにもなり得る怖い病気である。症状は出ていないから、と安心せずに検診により定期的にチェックしておくことが生涯健康でいられる秘訣であろう。
この他にも、睡眠時に酒や薬の助けを借りていると答えた割合も掲載されており、とても興味深い結果となっていた。

病院薬剤師研修のお知らせ : 神奈川県
2008年12月25日-かながわの薬事情報

[要約&コメント]
〈対象〉神奈川県内の病院・診療所に勤務している薬剤師
〈日時〉平成21年2月12日(木曜)午後1時30分から午後5時まで(受付:午後1時から)
〈会場〉かながわ県民センター 2階 ホール
※会場へのアクセスについては下記の案内ページをご覧ください。(かながわ県民センター 交通アクセス)

申込方法はWebを参照:http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/yakumu/yakuan/kensyuu.html

睡魔とホルモンの関係
2008年12月26日-毎日新聞

[要約&コメント]
質問内容:生理前から生理中にかけて、強度の眠気に襲われ頭がもうろうとします。最初は、寝不足や疲れによるものかと思っていましたが、いつも月の決まった時期(生理前後1週間ぐらい)に起こる周期的なものだと最近気づきました。周囲からは「居眠りが多い」と非難されることも多々ありますが、どうしようもありません。何か改善する方法はありますか? また、生理と眠気は関係あるのでしょうか? ホルモンの分泌とも関連しているのか、最近特にひどくなったように感じます。特に不眠などの睡眠障害はありません。平均睡眠時間は約5時間です。(47歳、女性)

女性の睡眠の質は女性ホルモンの月の分泌リズムや、更年期の女性ホルモンの変動にしたがって影響されます。多角的な検討が必要です。
月経前症候群(Premenstrual Syndrome, PMS)が考えられる一つ目の影響。不眠より過剰睡眠や日中の眠気を訴える人のほうが多く認められます。睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome, SAS)も可能性があります。SASは夜間に気道閉塞などの呼吸障害で睡眠が妨げられ、日中著しい眠気に襲われる疾患です。(閉経前女性には一般にSASは少ない)
睡眠障害以外にPMSや更年期症状があれば、漢方薬や一部の抗うつ薬、低用量避妊薬、ホルモン補充療法などが適応になります。まずは婦人科を訪れてみるとよいでしょう。

ホルモンと睡眠に関しては、多少なりとも悩んでいる女性はいるのではないでしょうか。これに日本の多忙な生活がプラスされて、睡眠不足や日中の眠気に悩まされることは多かった気がします。この、ホルモンと睡眠のメカニズムを知っているだけでも、生理期間前後は睡眠を多くとったり、ピルの服用なども検討したり、と対策が立てられるので、悩んでいらっしゃる方は参考にしてみてはいかがでしょうか?

おまけ...途上国支援

途上国の子供からXマスカード=うれしい、元気もらった-NPO支援で協力者に
2008年12月23日 14:50-IBTimes

[要約&コメント]
特定非営利活動法人(NPO法人)ワールド・ビジョン・ジャパン(WVJ)を通じ、海外の貧困地域に住む子供に募金をした支援者には今年も、海を越えて子供たちからクリスマスカードが届いた。数年前は現地に色鉛筆が無いためか黒一色だった絵は、カラフルな色使いに変わったという。
この活動は「チャイルド・スポンサーシップ」と呼ばれ、日本では4万人以上が参加。毎月4500円の支援金を海外の子供に送り、教育費や居住地域のインフラ整備に充てる。

心温まる記事だったので紹介した。ちょうど友人がガーナで青年海外協力隊として頑張っていることを思い出した。4万人以上の人が参加していることに驚いたが、同時にうれしくなった。私もクリック募金で毎日1円ずつ募金をしているが、1日に訪れる人も多さに正直驚かされる。一人1日1回しか訪れられないことになっているが、毎日のように何千人の人がクリック募金をしているのである。その全体金額も、2憶2千万を超えている。1秒1円以上の割合で募金が行われているから、相当な人数が募金をしていることになる。50クリックで、4カップ分の食糧が子供に支給される。この50クリックを少ないと感じるか、多く感じるかは人それぞれだろう。毎日募金をしても、4カップ分に相当する募金が完了するまで、ほぼ2か月近くかかるのである。今の募金金額に満足せず、さらに多くの人が1日1円クリック募金に参加してくれることを願っている。

2008/11/14

Saya's 薬学ニュース vol.9-米国、小児への治療薬処方が増加 糖尿病治療薬は4年で2倍に/ドリアンの皮から重金属排出薬開発に成功/パナソニック、医療現場のニーズに応えるヘルスケア向けTOUGHBOOK/それって病気?若者に流行の「プチうつ」

米国、小児への治療薬処方が増加 糖尿病治療薬は4年で2倍に
2008年11月04日 17:37-AFPBB News

[要訳&コメント]
米国では、慢性疾患にかかった小児における糖尿病治療薬の処方が2002-05年の間に倍増しているという。
5歳から19歳までの2型糖尿病患者に対する投薬治療では、上記の3年間の中で、特に女子が147%増と、男子の38.7%を大きく上回っている。その他ぜんそくや注意力欠如障害や多動性障害への処方も40%増となっており(高コレステロール治療も15%増)、これらの疾病では男子の患者が女子の3倍に上っている。
これらの要因として、「慢性疾患の危険因子の増加や小児への早期投薬治療に対する関心の高まりなどが挙げられる。

2008/11/06 08:15-マレーシアナビ - クアラルンプール,クアラルンプール,Malaysia

[要訳&コメント]
マレーシアでは、ドリアンの皮から抽出した成分で体内の重金属を取り除くことのできる薬の開発に成功した、と発表した。この薬は「ドリアンペクチン変化物質(MDRP)」と名づけられており、体内に蓄積した鉛・水銀・ヒ素などの重金属と結びついて排出を促す機能があるという。粉末状になっており、水やジュースと混ぜて摂取することができる。
環境汚染が進み、体内への重金属の蓄積は▽腎臓▽生殖器▽肝臓▽脳▽神経系——などの疾患の原因になっていると指摘。癌細胞の変異を防ぐ効果についても研究をつづけているとのこと。

果物の王様、ドリアン。くさくておいしい果物と言ったら誰もが思い浮かべる果物ではないだろうか?この薬は、自然由来ということがまた良い点である。体にも自然にもやさしい薬と言えるのではないだろうか。
この記事を読んでいてふと思い出した友達から聞いた話の中で、検診などでたまたま医師に診てもらった時に、高値の水銀が体内に蓄積されていたことが発覚した人がいる。放っておけば腎臓の機能に影響を及ぼすほどの状態で、すぐに除去処置を行い、なんとか今は普段の生活に戻っている。原因まで詳しく聞かなかったが、このように重金属の蓄積が進んでいる人も中にはいるのではいだろうか?重金属の除去には高い治療費がかかるらしく、家計にも負担がかかるので、このような治療法が見つかったことは喜ばしいことのように思う。同時に、検診でしっかり自分の体をチェックすることも重要であることを学んだ。

2008/11/06 18:28 -Enterprise Watch

[要訳&コメント]
医療現場特有の使用環境やニーズに対応できるよう、耐衝撃/耐落下設計とファンレス設計による水やホコリの侵入を防ぐ防塵/防滴性に加え、アルコールや次亜塩素酸などの薬品に対する耐性を備えるパソコンが2009年3月10日にパナソニックから新たに販売される予定だ。
以上の利点を考えると、病院での活用は有効であるが、個人的に、薬局にとってはさほど魅力的と言えるような製品ではない。ただし、今回記事として取り上げたのは、「薬剤のチェック」などにも活用されていることを知ったからである。以前からも、薬剤の投与ミスで医療訴訟などが起きたりと、入院患者への投薬ミスなどはすでに起きていることである。どんなに努力をしてもゼロにすることができない、このヒューマンエラーを減らす方法として、このような機械が取り入れられることは、有効な手段の一つではないかと思う。現に、以下の数字が表れているので示しておく。
「患者の手首に巻いたバーコードや、薬剤自体に取り付けたRFIDなどを読み取ることが可能で、これにより米国の検証では投薬ミスが30%減少したという。」
3月からの販売開始に伴い、いかに病院内で有効に活用されるかが見ものである。
 
おまけ…
MSNヘルスケアライブラリ
[要訳&コメント]
今若者に多い「プチうつ」。職場で嫌なことがあったり仕事で挫折したりすると、「うつなので、診断書を書いてください」とやって来るそうです。しかし、こういったタイプは落ち込みの原因もはっきりしており、
「葛藤回避型うつ病」「逃避型うつ病」と呼ばれるもので、抗うつ薬などは効果がありません。もし、何人もの医師を受診し、すべての医師に「あなたは病気ではありませんよ」と言われたら、それはうつ病ではありません。病気に逃げず、現実をしっかり受け止め、乗り越える強さを持ってください。
うつの原因として現在有力なのは、「セロトニン仮説」(脳内神経伝達物質であるセロトニンの減少)だといわれています。セロトニンの前駆体は、トリプトファンというアミノ酸です。トリプトファンの形で脳内に入り、それが変化してセロトニンになるため、ネットで高額で販売しているセロトニンそのものを服用しても、うつにはまったく有効ではありません。
トリプトファン自体は、体内で作れないので食物から摂取する必要があります。(肉類)また、青魚に含まれるEPAやDHAなどもうつに効果があるという説もあります。
*うつ病治療が長引く人に朗報
自立支援医療(精神通院医療)を利用することで、自己負担を1割に抑えられます。申請には保健所などで1年に1度更新申請を行っていただき、その際医師の診断書が必要になります。
 
〈抗うつ薬分類〉 ※抗うつ薬を詳しく知りたいという人のために載せておきます。
【三環系・四環系の抗うつ剤】
うつ病治療の古典的な抗うつ薬です。三環系・四環系の違いは、薬の分子構造の違いです。古典的な薬代がもっとも安く、1日3~4回服用しても100円/1日程度です(健康保険ではその3割負担)。飲み始めてから効果が表れるまでに三環系が2~3週間かかるのに対し、四環系は1~2週間程度で効果が出ます。
●副作用(最も多い):口の渇き、吐き気、眠気、便秘〈抗コリン作用によるもの〉
●主な商品名
・トフラニール(三環系)・トリプタニール(三環系)・ルジオミール(四環系)・テトラミド(四環系)など
 
【SSRI(Selective Serotonin Reuptake Inhibitors)】
選択的セロトニン再取り込み阻害薬。セロトニンだけを選び、再取り込みを抑制する抗うつ薬の一種です。シナプスのセロトニンの再吸収に働きかけることで、うつ症状の改善を目指す薬です。古典的な抗うつ薬に比べ、副作用が少ないメリットがあります。薬代は1日3~4回の服用で500円/1日程度(健康保険ではその3割負担)。
●適応外使用:PTSD、月経前不快気分障害、摂食障害、全般性障害、社会恐怖、疼痛、疼痛性障害など神経症疾患 と広い分野で利用されている。
●副作用(三環系・四環系より少ない):口の渇き、吐き気、眠気、便秘
●離脱症状注意*(パキシル):減らすときは少しずつの減量が必要!
●主な商品名
・パキシル・ジェイゾロフト・ルボックス など
*離脱症状:パキシルを急に中止したり減量することで起きる症状-めまい、ふらつき、嘔気・嘔吐、倦怠感、頭痛、不安定歩行、不眠、抑うつ感の増悪、焦燥など。
再度服用を開始することで、症状は軽減。
〈理論for Pharmacists〉SSRIは℃の薬剤も半減期が短く、特にパキシル(パロキセチン)のみが非線形の薬剤で、離脱症状(退薬症状)が現れやすい。高用量服用している患者さんほど、その症状は強く出ます。
【SNRI(Serotonin & Norepinephrine Reuptake Inhibitors)】
セロトニンとノルアドレナリン再取り込み阻害薬。SSRIと同じ世代の抗うつ薬です。興奮神経を刺激して、やる気や気分を向上させる効果を発揮します。薬代は、SSRIと同様、1日3~4回の服用で500円/1日程度(健康保険ではその3割負担)です。
●副作用(三環系・四環系より少ない。1~2週間で軽減):口の渇き、吐き気、眠気、便秘
●主な商品名
・トレドミン など
※これらの抗うつ薬は、聞いてくるまで2週間程度かかることがありますので、根気強く飲み続けてください。また、自分はもう大丈夫、と思って服用を中止すると、再度うつ病の症状が強く出てくることがあります。抗うつ薬とうまく付き合っていくことが、うつ病治療には欠かせないのです。
たいてい、服用継続期間は症状が改善してから6か月前後です。初めてうつ病にかかったか、再発のものかどうかによって多少前後します。早めにやめてしまうと、50%の確率で再発が起こる可能性があります。

2008/11/13

Saya's 薬学ニュース vol.8-30代男性のニオイ解明 ライオンが体臭抑える商品発売へ/FDAがうつ病治療用の磁気装置を認可/赤ワイン含有成分まねた薬、肥満などに効果ある可能性

カナダのエドモントンでは、地面一面が真っ白になる雪が降りました。
朝起きてみると外は銀色の世界★素敵ですね♪
まだ気温がマイナスでも1~5℃程度で、最高気温が0℃を超えるため、積もった雪はどんどん溶けていってしまいますが、これが冬本番を迎えると気温の低さのため(0℃をこえない)雪が氷になって解けなくなります。そうなると危険のようですので、万全な準備が必要です!

30代男性のニオイ解明 ライオンが体臭抑える商品発売へ
2008.11.13 23:22-産経ニュース

[要訳&コメント]
30代男性特有の体臭の原因は、使い古した食用油に似たにおいを発する「ペラルゴン酸」であることを解明したと発表した。来春をめどに、ライオンから新たなデオドラント商品が発売されるという。

男性にとっては朗報なのではないでしょうか?ネット販売でも体臭に効く石鹸などが販売されていますが、果たしてその効果は?原因の成分がわかれば、科学的に説明がつくので期待できそうですね。

FDAがうつ病治療用の磁気装置を認可
2008.11.4-Dr.赤ひげ.com

[要訳&コメント]
米食品医薬品局(FDA)は、うつ病の治療に用いる非侵襲性の脳刺激装置(noninvasive brain stimulator)を初めて認可した。
この装置は最初の抗うつ薬治療で軽減がみられなかった患者に対し、多剤併用以外の治療の選択肢を提供するものであるという。外科手術による電極の埋め込みや、最終手段とされるショック療法のようなリスクをもたらすこともないという。しかし、この治療は少し高価なのが難点。(治療回数によるが約59万~98万円)
装置商品名:「NeuroStar」
性質:頭蓋骨を通して磁気パルスを発することにより、脳細胞の興奮を促す微小な電荷を発生

高価であることが難点であるが、うつ病治療の新たな選択肢の提案としては、とても有効ではないだろうか。この治療を行うことで自殺企図率も減るというのだから、自殺者数に歯止めをかける手段としても期待ができるのではないだろうか。ただし、初めての試みであるため、今後治療対象者を増やしていく中で新たな問題が発見されていくこともあるだろう。非侵襲性であるとはいえ、脳に刺激を送るということは必要でない脳にも反応をきたす可能性もある。その部分を掘り下げて知らせてほしいものである。
 
2008年 11月 5日 13:31-ロイター
[要訳&コメント]
ブドウや赤ワインに豊富に含まれる成分[レスベラトロール]に、肥満や糖尿病対策として役立つ可能性があると、研究チームが4日明かした。この成分は、体内にある脂肪を燃焼したりするような酵素を活性化する効果があるとのこと。この酵素は、ジムに行って運動したりする際に活性化される酵素だという。
赤ワインですか…個人的には白ワインが好きで毎日飲んでいるから、できれば白ワインにその効果があってほしかった…と人生そううまくはいきません(笑)赤ワインやブドウには、老化を防止することで有名なポリフェノールを多く含んでいたり、と良い噂を聞くけれど、白ワインはどうなのでしょう?
そんな白ワイン愛好家にも朗報です★以下のような効果があるといわれています。
【白ワインの効果】
-殺菌効果:pH値が低いため抗菌作用をもつ。「魚料理と白ワイン」の由来でもあるように、赤痢菌、サルモ ネラ菌、大腸菌などの食中毒菌に有効。
-新陳代謝UP:カリウム(K)を多く含むことから、Kの利尿作用により、新陳代謝が活発になる。Kには、血圧の上昇を抑える効果も★
-骨粗鬆症予防:カルシウム(Ca)とマグネシュウム(Mg)をバランスよく含むことから、骨粗鬆症を防ぐ可能性も★
-痴呆防止:神経伝達物質や記憶に関係する物質を分解する酵素の働きを妨げる物質を持つ。
-ポリフェノール含有:ポリフェノールの量は赤ワインの方が多いが、長い期間飲んでいると白ワインでも効果に大差はないといわれている。
-「お酒は百薬の長」:ほどほどのお酒(1日1~2杯)であれば、お酒をたしなむ人のほうが長生きするとか♪(白ワインの効能ではありませんが・・・)

なので、お酒は楽しんで飲まなければ意味がない!何でも飲みすぎず、好きなものをほどほどに楽しむことで人生のQOLもUPするわけです♪ってこじつけ?
 
おまけ…「在宅介護」の動き
2008-11-5 12:30:00 -ケアマネジメント オンライン

[要訳&コメント]
社会保障国民会議では、医療・介護の社会保障機能強化について、医療の機能分化を進めて急性期医療に人的、物的資源を集中投入し、入院期間を短縮して早期の社会復帰を実現することが提案されている。同時に在宅における医療・介護を大幅に充実させ、地域での包括的なケアシステムを構築することにより、利用者のQOL(生活の質)の向上を目指すとしている。
一方で、以上の事を行っていく上で十数兆円という資金が必要になると見積もられているが、財源確保の具体的な施策は明記されていないのが現状だ。
 
 
 
 
【現状】
・在宅サービスメニュー、量の不足
・居住系整備不足
<人口5万人の場合>
 
 
  
 
  
【2025年の姿】
・できる限り住み慣れた地域で暮らし続ける
・自らの希望と選択でよりよいサービスを受けることができる
・施設・居住系サービスをスウェーデン並みに拡充
・24時間対応など多様な在宅サービス
・施設も地域に密着した小規模化、ユニットケア

2008/11/12

Saya's 薬学ニュース vol.7-アスピリンや抗酸化物質には心臓発作などの一次予防効果なし/ピロリ菌が食道癌(がん)を予防する/ある日突然、強い恐怖に襲われる「パニック障害」

アスピリンや抗酸化物質には心臓発作などの一次予防効果なし
2008/10/27-Dr.赤ひげ.com

[要訳&コメント]
糖尿病や末梢動脈疾患(PAD)を有する高リスク患者において、アスピリンの服用は心臓発作や脳卒中の発症リスクの低減をもたらせないことが、新しい研究で明らかにされた。そのほかの研究でも、一次予防については6つの研究で一致して否定的な結果が出ているという。心血管障害を起こしたことのない患者に対しても、アスピリンが勧められてきたが、この勧告を変更する必要があると同誌の論説で指摘。心疾患のない人はアスピリンによる利益よりも出血リスクが上回るとHiatt氏は述べている。
※すでに心臓発作または脳卒中を起こした人の二次(再発)予防としては間違いなく有効である。(研究でも明らか)

今まで、心疾患や末梢動脈疾患を有する患者の抗血栓作用として、当たり前のようにアスピリンが使用されていたが、実はそれらを有効とするエビデンスはないというから驚いた。今までの常識を覆す研究の結果と言えるだろう。薬剤師としても、「二次予防としては有効性が認められているが、一次予防としての有効性にはエビデンスがない」ということを知っておく必要がある。


ピロリ菌が食道癌(がん)を予防する
2008/10/27-Dr.赤ひげ.com


[要訳&コメント]
世界人口の約半数がもっているといわれるヘリコバクター・ピロリ菌(H. pylori)に、一部の食道癌(がん)を防ぐ作用のあることが新しい研究で示された。ピロリ菌のCag A遺伝子陽性株を有する人は、食道腺癌になる比率が約半分であるという。
これは、以下の機序によって起こるとされる。
①ヘリコバクター・ピロリ菌が胃酸の産生を低下させることによって食道への酸逆流を抑え、腺癌リスク②胃から分泌され食欲を刺激するホルモンであるグレリンghrelinの産生を低下させる。→肥満の軽減による。

ピロリ菌と聞くといいイメージを持つことはなかったが、この他にも下痢や喘息を減少させる効果があるかもしれない、というのだからとても興味深い。ただし、これらの効果があるとは言ってもピロリ菌はピロリ菌。しっかり除菌をしないと胃潰瘍などのリスクも高まるため除菌療法は怠らずにしっかり完了させてもらいたい。除菌療法で最も重要なのは、しっかりと飲み忘れなく服用しきること。当たり前のことであるがこれが守れれば、ほぼ90%の確率で除菌は成功するのである。

ある日突然、強い恐怖に襲われる「パニック障害」
MSN女性のヘルスケアライブラリ

[要訳&コメント]
私たちが日常経験する「パニック状態」と「パニック障害」とはまた異なるもの。「パニック状態」の場合はそうした状況に陥る“原因”がはっきりとしているが、パニック障害の場合ではそれがない。
〈パニック障害に特徴的な発作の症状〉
■ 胸がドキドキする・冷や汗をかく・身体や手足の震え
■ 呼吸が速くなる、息苦しい、息が詰まる
■ 胸の痛みや不快感 ・吐き気、腹部の嫌な感じ
■ めまい、ふらつき ・非現実感、自分が自分でない感じ
■ 狂ってしまうのではという恐怖、死への恐怖
パニック障害の原因としては最近、脳内の神経伝達物質である「セロトニン」「ノルアドレナリン」のバランスが乱れることにより、脳から体への指令や情報伝達がうまくいかず、発作が発症するのではと考えられている。そのため内科で心臓や呼吸器の検査をしても、異常が見つからないというわけだ。
抗うつ薬などで不安を抑え、行動療法(苦手な場所などに慣れさせることで、不安や恐怖を感じなくさせる方法)などで完治させることが可能とされている。

パニック障害という言葉は前から聞いたことはあったが、実態について知らなかったので良い勉強となった。「パニック」という言葉が、普段使われている「パニック」とは違う意味であることを知ったのは良い機会となった。未だに私と同じように誤解している人がいると思われるので、正しい知識を持つことは医療者だけでなく、一般の人達もいざ自分の周りの人がパニック障害にかかった、という際に知っておく必要がある。
パニック障害に使われる薬として、SSRIやSNRIが用いられるという。下記に代表的な薬剤を示しておく。
SSRI:副作用=吐き気・眠気・口の渇き・便秘etc
-デプロメール・ルボックス(フルボキサミン)
-パキシル(パロキセチン):減らすときは少しずつの減量が必要!(離脱症状)
-ジェイゾロフト(セルトラリン):他のSSRIに比べて副作用が少ないのが特徴。パキシルで起こるような離脱症状も少ない。SSRIの中でもっとも使用されている薬。
SNRI:=SSRIと同様の副作用があるが、服用開始1~2週間で軽減。
-トレドミン(ミルナシプラン):少量から服用スタート。他の抗不安薬と併用されることが多い。