<Today's news>
1.
アルツハイマー、歯に注意 かみ合わせ悪いと影響
2. 国が勧奨、8疾患のみ ワクチン“後進国”なぜ/上
3.
ワクチン“後進国”なぜ:/中 感染で後遺症負う恐れ
4.
認知症は免許停止など対象 府警「重大な認識持って」
5. 東電、作業員1991人の被曝状況を発表
6. 致死量3人分…筋弛緩剤紛失、千葉の病院で
アルツハイマー、歯に注意 かみ合わせ悪いと影響
2011年9月16日 提供:共同通信社 ※m3.com閲覧には会員登録が必要です
[要訳]
歯のかみ合わせが悪いと、アルツハイマー病の原因とされる「アミロイドベータ」と呼ばれるタンパク質が脳の海馬に増えることを岡山大大学院医歯薬学総合研究科の森田学(もりた・まなぶ)教授のチームがラットで突き止め、15日発表した。
アルツハイマー病はアミロイドベータが脳内に蓄積し、海馬では神経細胞に影響して記憶障害を起こすのが一因とされる。チームは「歯が抜けたり、入れ歯が合わなかったりする人は、治療をすることでアルツハイマー病の予防や進行を抑えられる可能性がある」としている。「かみ合わせが悪いと脳に刺激が伝わりにくくなり、ストレスを感じて、アミロイドベータが増えるのではないか」と分析している。
*comment*
ラットレベルの議論ではあるが、噛み合わせは脳だけでなく健康の面でも影響が出るので、一度確認してみては?
国が勧奨、8疾患のみ ワクチン“後進国”なぜ/上
毎日新聞 2011年9月15日 東京朝刊
[要訳]
米国では現在、B型肝炎、おたふく風邪、水痘(水ぼうそう)など13の疾患について国の責任でワクチン接種を実施し、基本的に無料だ。「米国では病院でかかる医療費が高いという事情もあり、ワクチンで防げる病気は予防接種で減らそうという意識が高い」とのこと。一方、日本のワクチン接種は、国が勧奨し公費で負担する「定期接種」と、希望者が自己負担で受ける「任意接種」に大別され、「定期接種」はジフテリア、麻疹(はしか)、日本脳炎など8疾患に過ぎない。「日本のワクチン接種が遅れたのは訴訟による影響が大きい」と見る。厚生科学審議会での予防接種制度の見直し論議も進むが、「財政が厳しく、定期接種を増やすと予算がかかるのがネック」とのこと。
*comment*
訴訟の多いアメリカで予防接種が進んでいて、訴訟の少なかった日本では進まなかったというのも不思議な理由である。しかし、国がワクチンを本人の選択に任せ、かかっても自分の責任、ワクチンで被害が出ても自分の責任というのはなんだか国に守られているんだか守られていないんだか、といったイメージを受ける。少子化ということもあるので、子供たちの健康を維持するためには少子化対策として本気で取り組んでもいい内容なのでは?
ワクチン“後進国”なぜ:/中 感染で後遺症負う恐れ
毎日新聞 2011年9月16日 東京朝刊
[要訳]
下痢を起こす感染症の原因としては、病原性大腸菌O157やノロウイルスがよく知られているが、ロタウイルスは実は、乳幼児の急性胃腸炎の最大の原因。ほとんどの乳幼児が5歳までに感染する。嘔吐や発熱が生じ、コメのとぎ汁のような白い下痢便が続くのが特徴だ。ロタウイルスは重症化すると脳炎を起こし要注意だとのこと。乳幼児に生じる脳炎、脳症の原因で最多はインフルエンザウイルス、次に突発性発疹で、3番目がロタウイルスという。現在まで、ロタウイルスを撃退する抗ウイルス薬はない。
世界保健機関(WHO)は09年、ロタウイルスのワクチンを乳幼児の感染症防止で最重要ワクチンの一つと位置づけた。世界では既に100カ国以上がワクチン接種を導入している。一方、日本では外資系製薬会社が開発したワクチンが、今年7月に承認されたばかり。年内には使える見込みだが、公費の定期接種ではなく任意接種となる。
日本ではヒブワクチンが08年12月、任意接種として始まったが今年3月、ワクチン接種が一時中止された。二つのワクチンの同時接種後に、全国で7人の乳幼児が死亡していたためだ。専門家の検討会議で「明確な因果関係は認められない」との結論が出て、4月1日から再開されたが、「接種率は元に戻っていない」(同省)という。
◇母子手帳とワクチン接種
乳幼児期に接種するワクチンのうち、国が行う「定期接種」は種類や接種スケジュールが母子健康手帳に記されているが、自己負担の「任意接種」は手帳に記載がなく、行政からの情報提供も少ない。片岡正医師は「任意、定期とも疾患予防の重要度に差はない」と話している。
母子手帳には定期接種を受けたかどうかの履歴が残るため、成人後も保管しておくと、感染症が流行した時や海外旅行などの際に役立つ。母子手帳と分離し、「予防接種手帳」などを配布している自治体もある。
*comment*
定期接種に含まれていない場合は、「必要ない予防接種」として見られるケースも少なくない。薬剤師による薬局での呼びかけなども重要なのではないだろうか。
認知症は免許停止など対象 府警「重大な認識持って」
2011年9月16日 提供:共同通信社 ※m3.com閲覧には会員登録が必要です
[要訳]
京都府警は16日、2月に京都市で起きた多重衝突事故で、運転していた男性(61)の認知症発作が引き金になったとして書類送検に踏み切った。府警幹部は「(認知症での運転は)重大事故になりかねないという認識を本人や周囲の人に持ってもらいたい」と話す。
関連記事:
認知症事故疑いで書類送検 同乗の2人も、京都府警(2011年9月16日 提供:共同通信社)
認知症、運転中に気絶…13人死傷家族は止めず (2011年9月16日14時12分 読売新聞)
*comment*
認知症は、本人の自覚がないこともあるため周りの家族などが責任を持って判断することが望まれる。ただし、その場合本人が免許証を持っていないことまで忘れて運転しないかが少し不安である。
東電、作業員1991人の被曝状況を発表
2011年9月15日19時58分 読売新聞
[要訳]
緊急作業時の上限の250ミリ・シーベルトを超えた人はいなかった。20~50ミリ・シーベルトを被曝していたのは6人。作業員の被曝線量は低下 傾向が進んでおり、3月以降で初めて1けた台となった。
致死量3人分…筋弛緩剤紛失、千葉の病院で
2011年9月15日 読売新聞
[要訳]
国立病院機構千葉医療センター(千葉市中央区)は13日、手術時の麻酔薬に使われる筋弛緩(しかん)剤「エスラックス」(液体、5ミリ・リットル)が入ったガラス瓶1本を紛失したと発表した。薬事法上の毒薬で、成人3人分の致死量に相当する。
2011/09/17
vol.125
<Today's news>
1. 放射性検査薬の投与量を全国調査へ- 放射線技師会
2. DPP-4阻害薬トラゼンタを発売- ベーリンガーとリリーが共同販促
3. 年内にも登場する新薬により3剤併用が標準に
4. 【登録販売者と薬剤師の連携を】JPEC/日薬が研修会‐「問題解決型」の顧客対応が重要
5. 9/15号 「たばこ、1箱1000円に」が過半数
6. 9/16号 「患者から1万円徴収」、受診時定額負担の代替案
放射性検査薬の投与量を全国調査へ- 放射線技師会
2011年09月15日 16:48 キャリアブレイン ※会員登録が必要です
[要訳]
甲府市立甲府病院(山梨県甲府市)で行っていた腎臓の放射線検査で、日本核医学会が推奨する投与量を大きく上回る放射性の検査薬「テクネチウム」が投与されていた問題で、日本放射線技師会は放射線検査を実施している病院など全国の約1100施設を対象に、検査薬の実際の投与量をアンケート調査すると発表した。
DPP-4阻害薬トラゼンタを発売- ベーリンガーとリリーが共同販促
2011年09月15日 18:44 キャリアブレイン ※会員登録が必要です
[要訳]
トラゼンタは腎臓ではなく主に胆汁から排泄されるため、腎機能の程度に応じた用量調節を必要としないという。
既存のDPP-4阻害薬がほかの種類の糖尿病治療薬との併用が可能なのに対し、トラゼンタは単独療法でのみ承認されている。通常、5mgを1日1回経口投与する。
主な副作用は、便秘(発現率1.9%)、鼓腸(1.5%)、腹部膨満(1.0%)など。また、重大な副作用として低血糖症(0.7%)が報告されている。
*comment*
DPP-4阻害薬の処方数は増えているため、腎臓の負担をかけない薬として注目されそうだが、併用できない点で単剤でどこまで血糖コントロールができるかがキーポイントになりそうである。
年内にも登場する新薬により3剤併用が標準に
2011. 9. 15 日経MD ※会員登録が必要です
田辺三菱製薬は今年1月、国内初のプロテアーゼ阻害薬であるテラプレビルの製造販売承認を厚労省に申請した。
「3剤併用(ペグインターフェロン(IFN)とリバビリンとテラプレビルの)した症例の約90%で、治療開始から4週までにHCV-RNAが陰性化していた。従来の治療と比べ、より早い時期から効果がある印象だ」とのこと。
副作用として貧血と皮疹が問題視されている。「頻回に血液検査を行い、貧血兆候が認められた際には早期にリバビリンを減量するなど、安全に治療を継続できるよう努めた」。「皮疹には抗ヒスタミン薬や外用ステロイドで対処する。皮膚科との連携も重要だ」。
*comment*
C型肝炎治療の新たな方法に、今まで薬物では対応できなかった型の人たちにも明るい道が提供されるのか?新薬やインターフェロンなどは高価でもあるため、患者に負担は強いられるだろう。B型肝炎のインターフェロン療法が保険適応になるなどの記事も出てきている。C型肝炎患者のどこまで補償が適用されるのか、今後見守っていきたい。
【登録販売者と薬剤師の連携を】JPEC/日薬が研修会‐「問題解決型」の顧客対応が重要
2011年9月16日 (金) 薬事日報
[要訳]
日本薬剤師研修センター(JPEC)と日本薬剤師会は都内で、「登録販売者のための一般用医薬品基礎知識研修会~薬局店頭で適切な情報を提供するために~」を開いた。研修会では、登録販売者と薬剤師が連携し、お互いを高め合う関係を構築していくことの重要性が示されたほか、登録販売者も患者・消費者の問題を解決する役割を担うべきことが指摘された。
登録販売者の役割に関して、「単に指名商品を販売するだけではプロの仕事とは言えない」と指摘。医薬品などを販売することが最終目的ではなく、消費者が抱えている問題の解決に向けて、情報を収集し、状況を見極めて、消費者にとって適切な製品を選択し、適切な情報提供を行う必要があるとした。
*comment*
現場にいたとき、正直登録販売者のレベルの格差にとまどう部分はあった。試験に受かっても患者様に提供できるほどの知識は正直備わっていない。どんな些細な質問でも、薬剤師がいればすべて薬剤師に託すといった行動もよく見られた。また、多くのケースで登録販売者が他の業務に追われ、医薬品販売業務にかかわることのできない現状も見受けられた。これではいつまでたっても登録販売者は成長しないし、会社の発展にもつながらない。薬剤師と協力をして店舗単位やグループ単位で高めていく必要性は十分にあるように思う。
9/15号 「たばこ、1箱1000円に」が過半数
2011年09月15日 ※m3.com閲覧には会員登録が必要です
[要訳]
小宮山厚労相が就任早々、たばこ税を引き上げ、1箱700円程度にしてはどうか、と発言し、波紋を広げているのを受け、m3.com意識調査で、「たばこ増税、賛成?反対?」をお聞きしました。
たばこは現在、1箱約400円。「いくらにすべきか」を聞いたところ、最も多かった回答が、「1000円」でした(Q1、詳細な結果はこちら)。医師会員では過半数を超え、57%、医師以外の会員でも47%。次いで多かったのが、「800円以上」あるいは「現在のまま(約400円)」。今の喫煙状況は、本数にかかわらず、「日常的に吸う」の回答は、医師会員の11%、医師以外の会員の17%(Q2)。Q1でたばこ1箱の値段を「現在のまま(約400円)」と回答者数(医師会員10%、医師以外の会員15%)とほぼ一致する数字です。
*comment*
たばこに関しては、禁煙を押している医療者が多いようである。1箱1000円という値も、禁煙者ならではの回答。どうせ自分は買わないからいくら高くてもいいという風にも取れる。「現在のまま」の回答が喫煙者の割合と同じであるのも納得である。果たしていくらになるのだろうか??
9/16号 「患者から1万円徴収」、受診時定額負担の代替案
2011年09月16日 m3.com ※m3.com閲覧には会員登録が必要です
[要訳]
「7000円から1万円の追加負担」の試算は次のようなものです。
1. 放射性検査薬の投与量を全国調査へ- 放射線技師会
2. DPP-4阻害薬トラゼンタを発売- ベーリンガーとリリーが共同販促
3. 年内にも登場する新薬により3剤併用が標準に
4. 【登録販売者と薬剤師の連携を】JPEC/日薬が研修会‐「問題解決型」の顧客対応が重要
5. 9/15号 「たばこ、1箱1000円に」が過半数
6. 9/16号 「患者から1万円徴収」、受診時定額負担の代替案
放射性検査薬の投与量を全国調査へ- 放射線技師会
2011年09月15日 16:48 キャリアブレイン ※会員登録が必要です
[要訳]
甲府市立甲府病院(山梨県甲府市)で行っていた腎臓の放射線検査で、日本核医学会が推奨する投与量を大きく上回る放射性の検査薬「テクネチウム」が投与されていた問題で、日本放射線技師会は放射線検査を実施している病院など全国の約1100施設を対象に、検査薬の実際の投与量をアンケート調査すると発表した。
DPP-4阻害薬トラゼンタを発売- ベーリンガーとリリーが共同販促
2011年09月15日 18:44 キャリアブレイン ※会員登録が必要です
[要訳]
トラゼンタは腎臓ではなく主に胆汁から排泄されるため、腎機能の程度に応じた用量調節を必要としないという。
既存のDPP-4阻害薬がほかの種類の糖尿病治療薬との併用が可能なのに対し、トラゼンタは単独療法でのみ承認されている。通常、5mgを1日1回経口投与する。
主な副作用は、便秘(発現率1.9%)、鼓腸(1.5%)、腹部膨満(1.0%)など。また、重大な副作用として低血糖症(0.7%)が報告されている。
*comment*
DPP-4阻害薬の処方数は増えているため、腎臓の負担をかけない薬として注目されそうだが、併用できない点で単剤でどこまで血糖コントロールができるかがキーポイントになりそうである。
年内にも登場する新薬により3剤併用が標準に
2011. 9. 15 日経MD ※会員登録が必要です
田辺三菱製薬は今年1月、国内初のプロテアーゼ阻害薬であるテラプレビルの製造販売承認を厚労省に申請した。
「3剤併用(ペグインターフェロン(IFN)とリバビリンとテラプレビルの)した症例の約90%で、治療開始から4週までにHCV-RNAが陰性化していた。従来の治療と比べ、より早い時期から効果がある印象だ」とのこと。
副作用として貧血と皮疹が問題視されている。「頻回に血液検査を行い、貧血兆候が認められた際には早期にリバビリンを減量するなど、安全に治療を継続できるよう努めた」。「皮疹には抗ヒスタミン薬や外用ステロイドで対処する。皮膚科との連携も重要だ」。
*comment*
C型肝炎治療の新たな方法に、今まで薬物では対応できなかった型の人たちにも明るい道が提供されるのか?新薬やインターフェロンなどは高価でもあるため、患者に負担は強いられるだろう。B型肝炎のインターフェロン療法が保険適応になるなどの記事も出てきている。C型肝炎患者のどこまで補償が適用されるのか、今後見守っていきたい。
【登録販売者と薬剤師の連携を】JPEC/日薬が研修会‐「問題解決型」の顧客対応が重要
2011年9月16日 (金) 薬事日報
[要訳]
日本薬剤師研修センター(JPEC)と日本薬剤師会は都内で、「登録販売者のための一般用医薬品基礎知識研修会~薬局店頭で適切な情報を提供するために~」を開いた。研修会では、登録販売者と薬剤師が連携し、お互いを高め合う関係を構築していくことの重要性が示されたほか、登録販売者も患者・消費者の問題を解決する役割を担うべきことが指摘された。
登録販売者の役割に関して、「単に指名商品を販売するだけではプロの仕事とは言えない」と指摘。医薬品などを販売することが最終目的ではなく、消費者が抱えている問題の解決に向けて、情報を収集し、状況を見極めて、消費者にとって適切な製品を選択し、適切な情報提供を行う必要があるとした。
*comment*
現場にいたとき、正直登録販売者のレベルの格差にとまどう部分はあった。試験に受かっても患者様に提供できるほどの知識は正直備わっていない。どんな些細な質問でも、薬剤師がいればすべて薬剤師に託すといった行動もよく見られた。また、多くのケースで登録販売者が他の業務に追われ、医薬品販売業務にかかわることのできない現状も見受けられた。これではいつまでたっても登録販売者は成長しないし、会社の発展にもつながらない。薬剤師と協力をして店舗単位やグループ単位で高めていく必要性は十分にあるように思う。
9/15号 「たばこ、1箱1000円に」が過半数
2011年09月15日 ※m3.com閲覧には会員登録が必要です
[要訳]
小宮山厚労相が就任早々、たばこ税を引き上げ、1箱700円程度にしてはどうか、と発言し、波紋を広げているのを受け、m3.com意識調査で、「たばこ増税、賛成?反対?」をお聞きしました。
たばこは現在、1箱約400円。「いくらにすべきか」を聞いたところ、最も多かった回答が、「1000円」でした(Q1、詳細な結果はこちら)。医師会員では過半数を超え、57%、医師以外の会員でも47%。次いで多かったのが、「800円以上」あるいは「現在のまま(約400円)」。今の喫煙状況は、本数にかかわらず、「日常的に吸う」の回答は、医師会員の11%、医師以外の会員の17%(Q2)。Q1でたばこ1箱の値段を「現在のまま(約400円)」と回答者数(医師会員10%、医師以外の会員15%)とほぼ一致する数字です。
*comment*
たばこに関しては、禁煙を押している医療者が多いようである。1箱1000円という値も、禁煙者ならではの回答。どうせ自分は買わないからいくら高くてもいいという風にも取れる。「現在のまま」の回答が喫煙者の割合と同じであるのも納得である。果たしていくらになるのだろうか??
9/16号 「患者から1万円徴収」、受診時定額負担の代替案
2011年09月16日 m3.com ※m3.com閲覧には会員登録が必要です
[要訳]
「受診時定額負担に代えて、病院と診療所の役割分担などを考慮して、例えば、大病院での外来受診時のみ定額負担を求めることをどう考えるか。受診時定額負担100円と同規模の財源を確保するには、大病院の初診1回につき、7000円から1万円程度の追加負担をお願いすることになる」紹介状のない患者さんの「大病院集中」を是正する効果を期待したものと思われます。
・
2009年4月から2010年3月までの医科、歯科の外来の年間受診延日数:20.6億日(うち初診は、3.5億日)
・ 大病院(200床)以上の初診の年間受診延日数:約0.3億日(再診は2.4億日)
・ 100円×20.6億日÷0.3億日=約7000円
・ 紹介状なしの患者からのみ徴収する場合は、1万円程度(地域医療支援病院の外来では約7割、特定機能病院の外来では約5、6割)。
・ 大病院(200床)以上の初診の年間受診延日数:約0.3億日(再診は2.4億日)
・ 100円×20.6億日÷0.3億日=約7000円
・ 紹介状なしの患者からのみ徴収する場合は、1万円程度(地域医療支援病院の外来では約7割、特定機能病院の外来では約5、6割)。
*comment*
受診時定額負担の新たな考え方の一つとして紹介。受診時1回100円に比べて、大学病院初診7000円~1万円というのは大きな差。確かに紹介状のない患者さんの大学病院への集中受診は、本当に必要な人への医療の提供が遅れることにもつながり改善すべき問題ではあるが、それをお金で解決するのが唯一の手なのだろうか。効果がなくはないと思うが。
2011年9月16日 橋本佳子(m3.com編集長) ※m3.com閲覧には会員登録が必要です
[要訳]
「女性医師の就労環境に関する実態調査」によると、5年前に比べて院内保育施設の設置が進むなど、就労環境の改善が進むものの、いまだ女性医師は常勤医と非常勤医は半々であり、今後取り組むべき課題として、「複数主治医制」を挙げた院長が多いことが明らかになった。2006年度にも同様の調査を行っており、院内保育施設が「ある」と回答したのは、2006年度の56%から、89%(80大学中71大学)に増加した。以前は院内保育施設を看護師に限るケースも見られたが、現在は医師も利用可能な施設がほとんどであり、保育時間も延長した。
短時間勤務でも常勤医として認めるなど、多くの大学で「女性医師の就労継続支援を目的とした勤務制度」を持っており、育児だけでなく介護の場合にも利用できるほか、80%の大学では男性医師も利用可能になっている。また、短時間勤務制、産休・育休取得の可否や育児期間中の当直免除など、就労継続支援や過重勤務緩和に有効な対策を聞いたところ、多くの院長が「複数主治医制」に高い関心を示した。
*comment*
女性医師のキャリアを考えた「複数主治医性」。患者側としては、一人に医師に把握してもらうほうが何かと利便性があるが、現状を考えると取り入れる必要性も出てくるのではないだろうか。患者の状況にも合わせ、うまく連携が取れるのであれば「複数主治医性」もありなのでは?
2011/09/13
vol.122
<Today's news>
1. 【改正エイズ予防指針】薬物乱用防止対策盛り込む‐チーム医療の重要性指摘
2. 「正確な発信で混乱防げ」 被ばく影響、初の国際会議
3. チョコレートが心疾患、糖尿病リスクを低下させる-メタ分析研究
4. 癌(がん)を撃退するウイルス療法の有望性が認められる
5. 心停止患者に長時間の心肺蘇生法は逆効果の可能性
おまけ. 腹部脂肪減少にはウェイトリフティングよりジョギングが効果的
腹部脂肪減少にはウェイトリフティングよりジョギングが効果的
2011/09/09(金) ケアネット.com ※ケアネット.com閲覧には会員登録が必要です
[要訳]
健康に深刻な危険をもたらす腹部脂肪(belly fat)を減らすには、抵抗性運動(resistance training)よりも有酸素運動(aerobic exercise)が勝ることが明らかになった。
有酸素運動は内臓および肝臓脂肪を有意に減少し、心疾患やインスリン抵抗性、肝臓の酵素、トリグリセリド(中性脂肪)など糖尿病のリスクファクター(危険因子)を改善したが、抵抗性運動ではこのようなベネフィット(便益)はもたらされなかった。また有酸素運動は、抵抗性運動よりも67%多くのカロリーを燃焼することもわかった。
*comment*
カナダに住んでいると、多くの人がエクササイズを日常生活に取り入れていて、鍛えられた体つきをしているのを見かける。それにも関わらず肥満が多いのはやはりエクササイズの方法に問題があるのかもしれない。脂肪減少や減量などの目的にはあくまで有酸素運動がお勧めということである。
1. 【改正エイズ予防指針】薬物乱用防止対策盛り込む‐チーム医療の重要性指摘
2. 「正確な発信で混乱防げ」 被ばく影響、初の国際会議
3. チョコレートが心疾患、糖尿病リスクを低下させる-メタ分析研究
4. 癌(がん)を撃退するウイルス療法の有望性が認められる
5. 心停止患者に長時間の心肺蘇生法は逆効果の可能性
おまけ. 腹部脂肪減少にはウェイトリフティングよりジョギングが効果的
2011年9月12日 (月) 薬事日報
[要訳]
改正指針では、青少年や男性間の同性愛者を中心に、依然として増加傾向にあるエイズを防止し、エイズ治療の進歩による長期・在宅療養など、新たに生じた課題に対応する視点を盛り込んだ。改正指針は、▽「検査・相談体制の充実」の位置づけ強化▽個別施策層に対する検査について、目標設定の必要性を明記▽地域における総合的な医療提供体制の充実▽NGO等との連携の重要性を明記--が4本柱。
総合的な医療提供体制では、高度化したHIV診療においては、医師、看護師、薬剤師、臨床心理士、メディカルソーシャルワーカーなど多職種によるチーム医療が重要で、国は外来診療におけるチーム医療のあり方について指針や手引きを作成し、良質な医療の確保を図ることが重要と指摘した。
2011年9月12日 提供:共同通信社 ※m3.com閲覧には会員登録が必要です
[要訳]
東京電力福島第1原発事故の現状や被ばくの影響について、世界14カ国・2国際機関の放射線医学や放射線防護学の専門家が初めて一堂に会した国際会議が開かれた。原発事故による健康への影響を正しく評価し、福島県が8月から本格化させた全県民約200万人対象の健康管理調査の支援などが目的。会議は最終日の12日に提言をまとめる。
2011/09/12(月) ケアネット.com ※ケアネット.com閲覧には会員登録が必要です
[要訳]
チョコレートを週1回以上摂取する人では、それ以下の人に比べ、心疾患リスクが37%、糖尿病リスクが31%、脳卒中リスクが29%低下していることが分かった。ただし心不全には影響がなかった。
「カカオ製品に含まれる多量のフラボノイド系ポリフェノールには、抗酸化作用、抗炎症作用、抗血栓効果のほか血管をリラックスさせる効果、インスリン感受性を改善させ、糖尿病リスクを減少させる効果が示唆されている。心血管系や代謝系に好影響を与える可能性についてはエビデンス(科学的根拠)が蓄積されつつある」
「多量のポリフェノールを含む食物には野菜や果物、豆製品もあり、これらは繊維質やビタミン、ミネラルも含んでいる。摂取量に注意しながらたまにダークチョコレートを 食べるのは構わないが、ポリフェノールの大半は野菜や果物から摂取すべきである」と述べている。
*comment*
チョコレート好きの筆者にとってはうれしい内容である。と能天気に喜んではいられない。ポリフェノールの摂取は有効ではあるが、チョコレートよりも野菜や果物などからの摂取のほうが適しているというのはもっともである。
2011/09/09(金) ケアネット.com ※ケアネット.com閲覧には会員登録が必要です
[要訳]
正常な細胞を傷つけずに腫瘍細胞に感染して破壊するウイルスを用いる新しいタイプの癌(がん)治療について、早期臨床試験で有望性が認められた。ウイルスが正常な細胞を避けて腫瘍細胞に感染しただけでなく、複製が認められることもわかった。これは、ウイルスが直接注入された場所の腫瘍細胞だけでなく、周囲の癌細胞にも感染することを意味する。副作用は軽微であり、短期間の軽いインフルエンザ様症状が主であった。
このウイルスは、血流によって移動し、隠れた腫瘍細胞を見つけて死滅させる。JX-594は天然痘ウイルスの遠縁にあたり、天然痘に対する生ワクチンとして使用されてきたワクシニアウイルスのある株に由来するもので、今回の研究では、全被験者が小児期のワクチン接種により同ウイルスに曝露していたにもかかわらず、ウイルスの腫瘍細胞への感染が認められた。被験者は肺癌、大腸(結腸直腸)癌、メラノーマ(黒色腫)、甲状腺癌、卵巣癌などのさまざまな手術が不可能な進行癌であったが、このウイルスは消化器、生殖器、呼吸器、泌尿器系にみられるいかなるタイプの表皮細胞にも感染することが可能である。
*comment*
先日TVで見たこのウイルス療法。気になっていたところでこの記事を見つけた。ウイルスを注入するというイメージから、危険度は高いが、今のところ副作用も軽微であり、他の抗がん剤のような副作用が見られないのが良い点である。今後大規模な臨床試験が行われた際の経過を見守っていきたい。
2011/09/09(金) ケアネット.com ※ケアネット.com閲覧には会員登録が必要です
[要訳]
心停止患者に対して、救命救急士が心臓への電気ショックを与える前に心肺蘇生法(CPR)を行う場合、やりすぎるのは必ずしもよくないことが新しい研究で明らかにされた。長時間CPRを行うと、一部の患者には逆に有害である可能性もあるという。
「ただし、今回の研究は、バイスタンダー(救急現場に居合わせた発見者や同伴者など)が行うCPRに向けたものではなく、バイスタンダーはこれまでどおり直ちにCRPを開始すべきである」と述べている。
*comment*
この記事が述べているように、私たち素人は躊躇せずに救助活動を行うことだけ考えたほうがいいのだろう。どこまでが短時間でどこからが長時間かは素人には判別ができないし、その躊躇が生存の可能性を下げてしまう可能性もある。この記事に書かれていることはあくまで可能性であるが、興味のある人には読んでもらいたい記事である。
2011/09/09(金) ケアネット.com ※ケアネット.com閲覧には会員登録が必要です
[要訳]
健康に深刻な危険をもたらす腹部脂肪(belly fat)を減らすには、抵抗性運動(resistance training)よりも有酸素運動(aerobic exercise)が勝ることが明らかになった。
有酸素運動は内臓および肝臓脂肪を有意に減少し、心疾患やインスリン抵抗性、肝臓の酵素、トリグリセリド(中性脂肪)など糖尿病のリスクファクター(危険因子)を改善したが、抵抗性運動ではこのようなベネフィット(便益)はもたらされなかった。また有酸素運動は、抵抗性運動よりも67%多くのカロリーを燃焼することもわかった。
*comment*
カナダに住んでいると、多くの人がエクササイズを日常生活に取り入れていて、鍛えられた体つきをしているのを見かける。それにも関わらず肥満が多いのはやはりエクササイズの方法に問題があるのかもしれない。脂肪減少や減量などの目的にはあくまで有酸素運動がお勧めということである。
2011/09/10
vol.118
<Today's news>
1. 医療連携フォーラム:糖尿病患者減少へ 「地域疾病管理・最新動向」テーマ /香川
2. ネキシウム、オメプラール下回る薬価に
3. 医師・看護師の離職が深刻化する福島
4. 約9割がドラッグラグ解消の重要性を認識
5. 【厚労省】14日処方制限緩和など被災地措置を通知
6. うがい 医師の7割弱が感染予防や咽頭炎などの治療に意味あり メドピア調査
おまけ. 被曝事故医療の専門家が埼玉県で反省の集い
医療連携フォーラム:糖尿病患者減少へ 「地域疾病管理・最新動向」テーマ /香川
毎日新聞 2011年9月9日 地方版
[要訳]
糖尿病は完治しないが、症状は悪い時期と良い時期を繰り返す。このため、地域連携では、標準化された治療が、病院と診療所、専門医と非専門医の間で継続して行われなければならず、「何度も地域の診療所と勉強会を開き、技術移転が必要」とした。「こうした仕分けができれば、地域の中で、中核病院と診療所で役割分担ができ、結果的に、血糖コントロールの悪い患者などを減らすことができる」とした。
*comment*
カナダでも州の取り組みとして積極的に行われており、地域の連携が重要だと訴えている。このような取り組みが有効と認められれば、地域医療の活性化にもつながるかもしれない。
ネキシウム、オメプラール下回る薬価に
2011年09月08日 18:32 キャリアブレイン ※会員登録が必要です
[要訳]
アストラゼネカの消化性潰瘍治療薬(プロトンポンプ阻害剤=PPI)のネキシウムは、同じPPIで、1991年3月に収載された同社のオメプラールの改良品にもかかわらず、その薬価を下回る結果となった。
既存PPI3成分の収載から10年以上経過していた。このため、通常のルールが適用できず、既存の成分のうち最も薬価の低いパリエットに合わせた。
*comment*
会社としては非常に残念な話だが、患者としてはありがたい結果に☆処方量も増える可能性がある。
医師・看護師の離職が深刻化する福島
2011. 9. 8 ケアネット.com ※ケアネット.com閲覧には会員登録が必要です
[要訳]
医療従事者の退職は、やはり福島第一原発近くの地域で顕著です。原発事故による各病院への損害賠償はなかなか実行されず、警戒区域にある病院は全く収入のない状況が続いています。
福島病院協会では現在、厚生労働省に当面の施設基準の緩和を求めています。
医療従事者の退職を止めるために色々と考えてはいますが、なかなか改善策が見当たりま
せん。そもそも今後、放射性物質汚染がどれだけ続き、いつ収束するのか、警戒区域や緊急時避難準備区域などがいつまで設定されるのか―といったことがはっきりしない以上、医療現場では対策の打ちようがありません。国や原子力の専門家の間でしっかりと議論していってくれることを願います。
*comment*
自分が福島の医療機関で働いていたら、と思うとやはり同じ行動に出ていたと思います。医療者である限り、その場から去ることに罪悪感はあるものの、自分も生きていかなければならなない。家族のいる立場であれば仕方のないこと。安心して仕事が続けられる環境にどうにか持っていかなければ、この状況も悪化してしまうのではないでしょうか。
約9割がドラッグラグ解消の重要性を認識
2011. 9. 6 日経MD ※日経メディカル閲覧には会員登録が必要です
[要訳]
ドラッグラグに対して「関心あり」との回答は88%、「解消が重要」は87%、「政府がドラッグラグ解消のために対策を強化すべき」は88%で、いずれも高い数値だった。
一方、新薬の研究開発の実態に関してはあまり理解されておらず、開発期間の長さ、開発費用の高さ、承認までに至る新薬の開発成功率の低さについてはそれぞれ、31%、55%、68%が「知らない」と答えた。
*comment*
新薬の研究開発に関する回答はある程度予想していた通りであるが、ドラッグラグに関する回答には少し驚いた。日本は医薬品承認に関して少し厳しすぎるイメージがある。このアンケートの結果をみたところで政府の意向は変わらないのだろうが。。
【厚労省】14日処方制限緩和など被災地措置を通知
2011年9月8日 (木) 薬事日報
[要訳]
患者の周囲にあった医療機関が全て機能していなかったり、最寄りの医療機関までの交通手段のない仮設住宅に入居して、頻繁に医療機関を受診できない場合、薬価収載後1年以内の新薬であっても、14日を超えた処方を認めることを盛り込んだ。
対象は岩手、宮城、福島の3県の医療機関で、期間は当面2011年度末まで。
そのほか、看護師不足の件を考慮た入院診療の計算方法の提示や入院期間の延長認可、特別なケースの保険診療の認可などが盛り込まれている。
*comment*
少しずつ政府も対応方法を決めてきているようである。他の内容ももう少しスピーディに決定していってほしいものである。
うがい 医師の7割弱が感染予防や咽頭炎などの治療に意味あり メドピア調査
2011/09/08 05:01 ミクスOnline
[要訳]
回答医師の7割弱が、「感染予防としても、咽頭炎等疾患罹患時の治療としても、うがいには意味がある」と考えていることがわかった。
その内訳としては、「イソジンうがい液の処方よりも、水道水によるうがい指導やアズノールうがい液の処方を多く行っている」が42.0%、「イソジンうがい液を中心に処方している」が24.8%だった。
*comment*
日常の調剤では、圧倒的にアズノールよりもイソジンが多いのだが、水道水とアズノール液を優先しているDrがこんなにいることに正直驚いた。個人的にはアズノールが好みではあったが。イソジンによる粘膜障害を懸念したものか?
被曝事故医療の専門家が埼玉県で反省の集い
2011. 9. 9 ケアネット.com ※ケアネット.com閲覧には会員登録が必要です
[要訳]
初期被曝医療機関に指定されている5つの病院が、地震、津波でほとんどの医療機関が診療を行うことができず、避難区域が「原発から20km圏内」へと拡大された結果、3つの初期被曝医療機関がこの避難区域に入ってしまった。
災害発生時に設置されるはずだった現地対策本部(オフサイトセンター;OFC)は、停電と断水のため職員を確保できなかった。
緊急被曝医療への日ごろの訓練が限られた地域で実施されていたことがあだとなり、患者の受け入れを拒否されるなど搬送先の確保が難しかった。
「体表面スクリーニングレベル10,000cpm以上なら安定ヨウ素剤を投与すべき」との助言を2度にわたり経済産業省緊急時対応センター(ERC)に送ったが、情報が市町村に共有された形跡がない。
とりわけ大きな問題として「OFCの現地対策本部で行政や防災関係者、事業者や原子力の専門家が情報を共有し、意志決定し、情報発信するという仕組みが機能しなかったこと」と指摘した。
、「被曝医療だけではなく、今回のオペレーションで何ができて、何ができなかったかを今後も検証を続ける必要がある」と総括している。
*comment*
今なお続いている放射線問題。今回の被爆事故の内容を振り返っている。今回の災害が想定外であったことは皆が承知していることではあるが、連携の取れなささと情報公開の遅さにはあきれるものがあった。今回の失敗から学び、今何ができるのかを全力で考えていただきたい。
1. 医療連携フォーラム:糖尿病患者減少へ 「地域疾病管理・最新動向」テーマ /香川
2. ネキシウム、オメプラール下回る薬価に
3. 医師・看護師の離職が深刻化する福島
4. 約9割がドラッグラグ解消の重要性を認識
5. 【厚労省】14日処方制限緩和など被災地措置を通知
6. うがい 医師の7割弱が感染予防や咽頭炎などの治療に意味あり メドピア調査
おまけ. 被曝事故医療の専門家が埼玉県で反省の集い
医療連携フォーラム:糖尿病患者減少へ 「地域疾病管理・最新動向」テーマ /香川
毎日新聞 2011年9月9日 地方版
[要訳]
糖尿病は完治しないが、症状は悪い時期と良い時期を繰り返す。このため、地域連携では、標準化された治療が、病院と診療所、専門医と非専門医の間で継続して行われなければならず、「何度も地域の診療所と勉強会を開き、技術移転が必要」とした。「こうした仕分けができれば、地域の中で、中核病院と診療所で役割分担ができ、結果的に、血糖コントロールの悪い患者などを減らすことができる」とした。
*comment*
カナダでも州の取り組みとして積極的に行われており、地域の連携が重要だと訴えている。このような取り組みが有効と認められれば、地域医療の活性化にもつながるかもしれない。
ネキシウム、オメプラール下回る薬価に
2011年09月08日 18:32 キャリアブレイン ※会員登録が必要です
[要訳]
アストラゼネカの消化性潰瘍治療薬(プロトンポンプ阻害剤=PPI)のネキシウムは、同じPPIで、1991年3月に収載された同社のオメプラールの改良品にもかかわらず、その薬価を下回る結果となった。
既存PPI3成分の収載から10年以上経過していた。このため、通常のルールが適用できず、既存の成分のうち最も薬価の低いパリエットに合わせた。
*comment*
会社としては非常に残念な話だが、患者としてはありがたい結果に☆処方量も増える可能性がある。
医師・看護師の離職が深刻化する福島
2011. 9. 8 ケアネット.com ※ケアネット.com閲覧には会員登録が必要です
[要訳]医療従事者の退職は、やはり福島第一原発近くの地域で顕著です。原発事故による各病院への損害賠償はなかなか実行されず、警戒区域にある病院は全く収入のない状況が続いています。
福島病院協会では現在、厚生労働省に当面の施設基準の緩和を求めています。
医療従事者の退職を止めるために色々と考えてはいますが、なかなか改善策が見当たりま
せん。そもそも今後、放射性物質汚染がどれだけ続き、いつ収束するのか、警戒区域や緊急時避難準備区域などがいつまで設定されるのか―といったことがはっきりしない以上、医療現場では対策の打ちようがありません。国や原子力の専門家の間でしっかりと議論していってくれることを願います。*comment*
自分が福島の医療機関で働いていたら、と思うとやはり同じ行動に出ていたと思います。医療者である限り、その場から去ることに罪悪感はあるものの、自分も生きていかなければならなない。家族のいる立場であれば仕方のないこと。安心して仕事が続けられる環境にどうにか持っていかなければ、この状況も悪化してしまうのではないでしょうか。
約9割がドラッグラグ解消の重要性を認識
2011. 9. 6 日経MD ※日経メディカル閲覧には会員登録が必要です
[要訳]
ドラッグラグに対して「関心あり」との回答は88%、「解消が重要」は87%、「政府がドラッグラグ解消のために対策を強化すべき」は88%で、いずれも高い数値だった。
一方、新薬の研究開発の実態に関してはあまり理解されておらず、開発期間の長さ、開発費用の高さ、承認までに至る新薬の開発成功率の低さについてはそれぞれ、31%、55%、68%が「知らない」と答えた。
*comment*
新薬の研究開発に関する回答はある程度予想していた通りであるが、ドラッグラグに関する回答には少し驚いた。日本は医薬品承認に関して少し厳しすぎるイメージがある。このアンケートの結果をみたところで政府の意向は変わらないのだろうが。。
【厚労省】14日処方制限緩和など被災地措置を通知
2011年9月8日 (木) 薬事日報
[要訳]
患者の周囲にあった医療機関が全て機能していなかったり、最寄りの医療機関までの交通手段のない仮設住宅に入居して、頻繁に医療機関を受診できない場合、薬価収載後1年以内の新薬であっても、14日を超えた処方を認めることを盛り込んだ。
対象は岩手、宮城、福島の3県の医療機関で、期間は当面2011年度末まで。
そのほか、看護師不足の件を考慮た入院診療の計算方法の提示や入院期間の延長認可、特別なケースの保険診療の認可などが盛り込まれている。
*comment*
少しずつ政府も対応方法を決めてきているようである。他の内容ももう少しスピーディに決定していってほしいものである。
うがい 医師の7割弱が感染予防や咽頭炎などの治療に意味あり メドピア調査
2011/09/08 05:01 ミクスOnline
[要訳]
回答医師の7割弱が、「感染予防としても、咽頭炎等疾患罹患時の治療としても、うがいには意味がある」と考えていることがわかった。
その内訳としては、「イソジンうがい液の処方よりも、水道水によるうがい指導やアズノールうがい液の処方を多く行っている」が42.0%、「イソジンうがい液を中心に処方している」が24.8%だった。
*comment*
日常の調剤では、圧倒的にアズノールよりもイソジンが多いのだが、水道水とアズノール液を優先しているDrがこんなにいることに正直驚いた。個人的にはアズノールが好みではあったが。イソジンによる粘膜障害を懸念したものか?
被曝事故医療の専門家が埼玉県で反省の集い
2011. 9. 9 ケアネット.com ※ケアネット.com閲覧には会員登録が必要です
[要訳]
初期被曝医療機関に指定されている5つの病院が、地震、津波でほとんどの医療機関が診療を行うことができず、避難区域が「原発から20km圏内」へと拡大された結果、3つの初期被曝医療機関がこの避難区域に入ってしまった。
災害発生時に設置されるはずだった現地対策本部(オフサイトセンター;OFC)は、停電と断水のため職員を確保できなかった。
緊急被曝医療への日ごろの訓練が限られた地域で実施されていたことがあだとなり、患者の受け入れを拒否されるなど搬送先の確保が難しかった。
「体表面スクリーニングレベル10,000cpm以上なら安定ヨウ素剤を投与すべき」との助言を2度にわたり経済産業省緊急時対応センター(ERC)に送ったが、情報が市町村に共有された形跡がない。
とりわけ大きな問題として「OFCの現地対策本部で行政や防災関係者、事業者や原子力の専門家が情報を共有し、意志決定し、情報発信するという仕組みが機能しなかったこと」と指摘した。
、「被曝医療だけではなく、今回のオペレーションで何ができて、何ができなかったかを今後も検証を続ける必要がある」と総括している。
*comment*
今なお続いている放射線問題。今回の被爆事故の内容を振り返っている。今回の災害が想定外であったことは皆が承知していることではあるが、連携の取れなささと情報公開の遅さにはあきれるものがあった。今回の失敗から学び、今何ができるのかを全力で考えていただきたい。
vol.117
<Today's news>
1. 乳がんに威力!ノーベル賞田中さんの新装置
2. 昨年度の健保赤字、4154億円の見込み
3. [医療保険] 22年度の協会けんぽ医療費、前年度比2.7%増の5兆4521億円
4. 安価な測定器、不正確 放射線量、9種類テスト
おまけ. 救急カード:困った時は指さして 都城市消防局、3カ国語で作製 /宮崎
おまけ. 悪質クレームには毅然とした対応を - 慈恵大学渉外室顧問・横内昭光氏に聞く◆Vol.2
乳がんに威力!ノーベル賞田中さんの新装置
2011年9月9日11時05分 読売新聞
[要訳]
ノーベル化学賞(2002年)の田中耕一・島津製作所フェローは、同賞受賞につながった質量分析装置で、乳がん患者のたんぱく質に付いた生体物質(糖鎖)の判別に世界で初めて成功、患者によって糖鎖の種類が異なることを突き止めた。今後、糖鎖の種類によって抗がん剤の効き具合に差が出るのかを調べる。
関連記事:タンパク質の糖鎖に違い 乳がん応用も、田中耕一氏(2011年9月9日 提供:共同通信社 )
昨年度の健保赤字、4154億円の見込み
2011年9月9日09時04分 読売新聞
[要訳]
大企業の会社員や家族が加入する健康保険組合の2010年度の赤字が4154億円に上った。赤字は、過去最悪だった09年度の5234億円に次ぐ規模で、3年連続。加入者の高齢化で拠出金の負担が膨らんだのが主な原因。
*comment*
この赤字はいったいいつまで続くのだろうか。というよりは、破たんするほうが早いのかもしれない。破たんしてしまったら日本はどうなる?中国に買い取られて支配される国となるのだろうか。
[医療保険] 22年度の協会けんぽ医療費、前年度比2.7%増の5兆4521億円
2011年9月9日 提供:WIC REPORT(厚生政策情報センター) ※m3.com閲覧には会員登録が必要です
[要訳]
1ヵ月の医療費が1000万円以上の高額レセは、前年度に比べて19件・12.25%増の174件で、過去最高であることなどがわかった(p4参照)。その内訳は、循環器系疾患88件(51%)、血友病41件(24%)、悪性腫瘍13件(7%)、その他32件(18%)となっている。
*comment*
これらの内容が今後減少していくことは考えにくい。悪化の一途をたどっているとしか言いようがないだろう。
安価な測定器、不正確 放射線量、9種類テスト
2011年9月9日 提供:共同通信社 ※m3.com閲覧には会員登録が必要です
[要訳]
インターネットを通じ1万~10万円の価格帯の測定器を購入。放射性セシウムについて正確に測定できるか調べるため、低線量の放射線を10回照射した結果、9種類全てで、実際の数値と測定値に30%以上の誤差が出た。「こうした測定器で大気など環境中の放射線を測った数値を直ちに信頼するのは避け、行政が公表しているデータを参考にしてほしい」と注意を呼び掛けている。
救急カード:困った時は指さして 都城市消防局、3カ国語で作製 /宮崎
毎日新聞 2011年9月9日 地方版
[要訳]
「急病の外国人に優しい街に」と、都城市消防局は英語、中国語、日本語を併記した「救急指差しカード」を作製し、救急車7台に配備した。具合の悪い部位を指し示すための人体の絵や「痛い」「めまいがする」「しびれる」など八つの症状も記載。「飲んでいる薬」「かかりつけの病院」「持病はありますか」などの問診もある。日本語は、耳や会話の不自由な人のために併記した。
悪質クレームには毅然とした対応を - 慈恵大学渉外室顧問・横内昭光氏に聞く◆Vol.2
2011年9月9日 聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長) ※m3.com閲覧には会員登録が必要です
[要訳]
普通のクレームであっても、途中から悪質なクレームに変わることもある。「無理なことを言っているな」となってくると、悪質なクレーム、いわば、モンスター・ペイシェントです。
できないことは、「できない」とハッキリと断わる。、「ここまでは押すが、ここからは押さない」という線も持っている。「ここから先、押すと警察に通報される」と知っている。そのギリギリまで攻める。できないことは、「できない」と言うしかない。それでも無理に要求してきたら、「うちは警察に相談することになっています」と言えば、それ以上は、押してこない。この辺りの対応は、覚えておく必要があります。わがままや院内暴力は許しておくと、エスカレートしてくるので、絶対に許してはいけない。
*comment*
クレーマーへの対応でこじれてしまった経験はありませんか?「できない」ことは「できない」とはっきり断る。なかなか緊迫した状況では冷静になれないものですが、対応を事前に薬局や病院などで話し合っておくことで回避できる内容かもしれません。
1. 乳がんに威力!ノーベル賞田中さんの新装置
2. 昨年度の健保赤字、4154億円の見込み
3. [医療保険] 22年度の協会けんぽ医療費、前年度比2.7%増の5兆4521億円
4. 安価な測定器、不正確 放射線量、9種類テスト
おまけ. 救急カード:困った時は指さして 都城市消防局、3カ国語で作製 /宮崎
おまけ. 悪質クレームには毅然とした対応を - 慈恵大学渉外室顧問・横内昭光氏に聞く◆Vol.2
乳がんに威力!ノーベル賞田中さんの新装置
2011年9月9日11時05分 読売新聞
[要訳]
ノーベル化学賞(2002年)の田中耕一・島津製作所フェローは、同賞受賞につながった質量分析装置で、乳がん患者のたんぱく質に付いた生体物質(糖鎖)の判別に世界で初めて成功、患者によって糖鎖の種類が異なることを突き止めた。今後、糖鎖の種類によって抗がん剤の効き具合に差が出るのかを調べる。
関連記事:タンパク質の糖鎖に違い 乳がん応用も、田中耕一氏(2011年9月9日 提供:共同通信社 )
昨年度の健保赤字、4154億円の見込み
2011年9月9日09時04分 読売新聞
[要訳]
大企業の会社員や家族が加入する健康保険組合の2010年度の赤字が4154億円に上った。赤字は、過去最悪だった09年度の5234億円に次ぐ規模で、3年連続。加入者の高齢化で拠出金の負担が膨らんだのが主な原因。
*comment*
この赤字はいったいいつまで続くのだろうか。というよりは、破たんするほうが早いのかもしれない。破たんしてしまったら日本はどうなる?中国に買い取られて支配される国となるのだろうか。
[医療保険] 22年度の協会けんぽ医療費、前年度比2.7%増の5兆4521億円
2011年9月9日 提供:WIC REPORT(厚生政策情報センター) ※m3.com閲覧には会員登録が必要です
[要訳]
1ヵ月の医療費が1000万円以上の高額レセは、前年度に比べて19件・12.25%増の174件で、過去最高であることなどがわかった(p4参照)。その内訳は、循環器系疾患88件(51%)、血友病41件(24%)、悪性腫瘍13件(7%)、その他32件(18%)となっている。
*comment*
これらの内容が今後減少していくことは考えにくい。悪化の一途をたどっているとしか言いようがないだろう。
安価な測定器、不正確 放射線量、9種類テスト
2011年9月9日 提供:共同通信社 ※m3.com閲覧には会員登録が必要です
[要訳]
インターネットを通じ1万~10万円の価格帯の測定器を購入。放射性セシウムについて正確に測定できるか調べるため、低線量の放射線を10回照射した結果、9種類全てで、実際の数値と測定値に30%以上の誤差が出た。「こうした測定器で大気など環境中の放射線を測った数値を直ちに信頼するのは避け、行政が公表しているデータを参考にしてほしい」と注意を呼び掛けている。
救急カード:困った時は指さして 都城市消防局、3カ国語で作製 /宮崎
毎日新聞 2011年9月9日 地方版
[要訳]
「急病の外国人に優しい街に」と、都城市消防局は英語、中国語、日本語を併記した「救急指差しカード」を作製し、救急車7台に配備した。具合の悪い部位を指し示すための人体の絵や「痛い」「めまいがする」「しびれる」など八つの症状も記載。「飲んでいる薬」「かかりつけの病院」「持病はありますか」などの問診もある。日本語は、耳や会話の不自由な人のために併記した。
悪質クレームには毅然とした対応を - 慈恵大学渉外室顧問・横内昭光氏に聞く◆Vol.2
2011年9月9日 聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長) ※m3.com閲覧には会員登録が必要です
[要訳]
普通のクレームであっても、途中から悪質なクレームに変わることもある。「無理なことを言っているな」となってくると、悪質なクレーム、いわば、モンスター・ペイシェントです。
| <悪質クレーマーの交渉術> | |
| 1. | 大げさに怒り 怒鳴る 恫喝する |
| 2. | 硬軟つけて攻撃 |
| 3. | タメ語調で |
| 4. | 名指しで何回も呼び出す |
| 5. | 交渉相手が度々変わると回答がばらつく |
| 6. | 弁解や説明を遮る |
| 7. | 敵陣に行くな |
| 8. | 99%不利でも、1%を強引に認めさせる |
*comment*
クレーマーへの対応でこじれてしまった経験はありませんか?「できない」ことは「できない」とはっきり断る。なかなか緊迫した状況では冷静になれないものですが、対応を事前に薬局や病院などで話し合っておくことで回避できる内容かもしれません。
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