<Today's news>
1.
糖尿病発症後の目標を達成できないという落胆はうつ症状と関連する
2. インスリン デテミルは妊娠中でも安全で胎児・新生児に与える影響はNPHと同様
3.
よく噛んで食べるとGLP-1やPYY値が上昇、肥満の人でも確認
4. やはり胴囲も大事、超過体重で胴囲が大きい人は10年間の2型糖尿病の累積発症率が2倍強に
5. 蛋白質を多く摂取し続けると2型糖尿病リスクが約1.4倍に増大する可能性
6. 2施設共同試験で「サプリに認知症改善効果あり」
糖尿病発症後の目標を達成できないという落胆はうつ症状と関連する
2011. 9. 16 日経MD ※日経メディカル閲覧には会員登録が必要です
[要訳]
うつは2型糖尿病患者の重要な合併症であり、特に糖尿病診断後の最初の1年にリスクが高まるとされる。「人生の大きな目標を達成できなくなると感じることが、うつの発症につながることが示唆された。2型糖尿病と診断された患者に対し心理面への介入を頻繁に行い、患者に生きがいや可能性をもっと認識させることが重要だろう」と語る。
関連記事: 新規2型糖尿病患者の摂食障害はうつと強い関連(2011. 9. 15 日経MD)
*comment*
関連記事においては、うつ病だけでなく摂食障害(なかでも最も多いのが無茶食い)との関連性も示唆している。糖尿病だけでなく、他の疾患でも生活に制限ができるとメンタルに障害(うつ病等)になりやすくなるのかもしれない。疾病の改善だけでなく、メンタルのケアも今後求められてくるかもしれない。
インスリン デテミルは妊娠中でも安全で胎児・新生児に与える影響はNPHと同様
2011. 9. 16 日経MD ※日経メディカル閲覧には会員登録が必要です
[要訳]
インスリン デテミルは、妊娠中の1型糖尿病患者でNPH製剤と同様、安全に用いることができ、周産期における胎児・新生児に与える影響という点ではNPHに対し、より良好な傾向があることが、17か国における1型糖尿病女性を対象とした前向きオープンラベルランダム化比較試験によって明らかになった。
*comment*
インスリン デテミル=レべミル
妊娠糖尿病の血糖コントロールに優先して使用されるようになるのだろうか。
よく噛んで食べるとGLP-1やPYY値が上昇、肥満の人でも確認
2011. 9. 15 日経MD ※日経メディカル閲覧には会員登録が必要です
[要訳]
GLP-1は、小腸下部のL細胞から分泌され、血中グルコース値に応じてインスリン分泌を促進する。一方でPYYは、視床下部に働きかけて食欲を抑制することが知られている。そのため両者は、血糖値や中性脂肪、体重のコントロールに重要な役割を果たしていると考えられている。
被験者は、一口分の食べ物を5回噛んで飲み込む方法と、一口分を30回噛む方法で、それぞれ別の日に試験食を食べた。普通の速度で食べた場合、一口の咀しゃく回数はおよそ7~8回で、5回の咀しゃくは、“早食い”のような食べ方だという。
*comment*
あなたは何回噛んで食べていますか??「早食い」だといわれている人は、一口分30回を意識して食べるようにすると、みんなと同じくらいの速度で食べられるようになるかもしれません。
やはり胴囲も大事、超過体重で胴囲が大きい人は10年間の2型糖尿病の累積発症率が2倍強に
2011. 9. 15 日経MD ※日経メディカル閲覧には会員登録が必要です
[要訳]
BMIと胴囲は、それぞれ独立して2型糖尿病の発症と関連があった。特に女性では男性に比べて、胴囲が強力な危険因子であることが分かった。「超過体重で胴囲が大きい人(男性102cm以上、女性88cm以上)は、10年間に2型糖尿病を発症する可能性が高いことが示された」と結論した。
*comment*
糖尿病はうつ病などの発症にも影響があるという研究が発表されたばかり。まだ糖尿病になっていない人も、糖尿病になってからは色々とうるさい制限が出てくるので、今のうちから少しずつ努力することが、生涯食べたいものを食べて過ごすことのキーになりそうである。
蛋白質を多く摂取し続けると2型糖尿病リスクが約1.4倍に増大する可能性
2011. 9. 14 日経MD ※日経メディカル閲覧には会員登録が必要です
[要訳]
これまでの研究結果では、蛋白質を多く、また炭水化物を多く摂取することで、短期的な体重減と血糖コントロールに効果があることは知られていた。長期的にはリスクが高まる可能性が示されたわけで、今回の検討結果は波紋を呼びそうだ。一方、食物繊維を多く含むパンやシリアルの摂取は、逆に2型糖尿病リスクを減少させ、ソーセージやハムなどの加工肉の摂取量が多いち、2型糖尿病発症リスクを増大させることから、「蛋白質の摂取を控え、替わりに食物繊維を多く含むパンなどを摂取することが、2型糖尿病リスクを抑えるためには望ましい」と結んだ。
2施設共同試験で「サプリに認知症改善効果あり」
2011. 9. 14 日経MD ※日経メディカル閲覧には会員登録が必要です
[要訳]
サプリメント(商品名フェルガード)の摂取が、アルツハイマー型認知症とレビー小体型認知症に伴う、せん妄や異常行動などが改善すると注目を集めている。フェルガードは、米ぬかから抽出したフェルラ酸とセイヨウトウキの根抽出物ガーデンアンゼリカを混合したサプリメント。
妄想や幻覚、多幸や脱抑制といった症状に特に効果があった。また、NPI-Dでは妄想や脱抑制に有意な負担低下が認められた。
SPECT検査の結果としては、フェルガード投与後に両側帯状回、右前頭葉、左頭頂葉、脳幹に有意な上昇が見られた。また、左後頭葉、右後頭葉の一部で有意な血流の低下が認められた。
*comment*
サプリメントによる疾患への効果はきちんとした試験がなされないうちに広まると、誤解と誇大評価が広がり、間違った使用につながる可能性がある。薬剤師として、その点の注意喚起が必要になりそうである。
2011/09/17
2011/09/14
vol.124
<Today's news>
1. 刻印がない!予製ばらしで見分けがつかない!
2. 日本臨床救急医学会、「救急認定薬剤師」27人を認定
3. 日本社会薬学会が「東日本大震災とくすり」をテーマにシンポ
4. 秋の憂鬱を和らげる「セントジョーンズワート」
5. 飲みやすい青汁、探してみませんか
6. 「Arm Yourself!」インフルエンザに備えよ
刻印がない!予製ばらしで見分けがつかない!
2011. 9. 14 日経MD ※日経メディカル閲覧には会員登録が必要です
[要訳]
ヨウコバール錠250μg(同一成分品:メチコバール250μg)とクロルプロマジン塩酸塩錠25mg「ツルハラ」(同一成分品:コントミン糖衣錠25mg)の見た目がそっくりだったため、一包化予製のばらし作業時に見分けがつかなくなったという事例。
これに対し、以下のような対策を考案
・医師の指示や患者の強い希望がない限り、識別コードのある医薬品を選択し採用する。
・どうしても識別コードのないものを取り扱わなけれバならない場合
(1)一包化予製の作成時、必ずPTPシートを残し、鑑査でPTPシートと照合させる。
(2)予製作成シート(処方せんコピー)に識別コードも記載する。識別コードのない医薬品がある場合はその旨を記載する。
(3)識別コードのない医薬品が含まれる予製剤をばらすときは、該当患者の予製作成シートとバラ錠を置いて2名で鑑査し、医薬品名が明確に分かる状態で保管する。
*comment*
一包化による調剤ミスは起こりやすいタイプの一つ。とくに一包化薬のばらし作業は間違った医薬品を混ぜ合わせる事故が多いので、薬局ごとに対策が必要である。
日本臨床救急医学会、「救急認定薬剤師」27人を認定
2011. 9. 12 日経MD ※日経メディカル閲覧には会員登録が必要です
[要訳]
この認定制度は、同医学会が日本病院薬剤師会の協力下で、救急現場での薬物療法に関する高度な知識、技術、倫理観を備えた薬剤師を養成するために創設したもの。救急医療を専門とする薬剤師の認定制度は日本で初めてだ。
認定要件は、(1)薬剤師としての実務経験が5年以上、(2)救急治療における薬物療法に2年以上従事、(3)同医学会の正会員歴が2年以上、(4)日病薬、日本医療薬学会、薬剤師認定制度認証機構の認証する生涯研修認定制度、日本臨床薬理学会のいずれかによる認定薬剤師資格を持つ、(5)救急治療に関する薬物療法の症例報告が25症例以上、(6)医療従事者向け蘇生トレーニング(ICLS)コースの受講または一次救命処置(BLS)/自動体外式除細動機(AED)コースの指導経験、(7)研修委員会の指定学術集会などで所定の単位を取得──など。
*comment*
この記事のコメント欄にも記載されているが、(3)の同医学会の正会員歴が2年以上 というのは何をもって決まった認定要件なのだろうか。会員になったばかりの人でその他の要件を満たしていては認定されないのか?学会が認定しているため仕方のないことなのだろうか。
日本社会薬学会が「東日本大震災とくすり」をテーマにシンポ
2011. 9. 9 日経MD ※日経メディカル閲覧には会員登録が必要です
[要訳]
前半は、被災地の薬剤師、および被災地外から支援に赴いた薬剤師が、震災の現場で何が起きたのかを報告。後半は医薬品供給の観点から、厚生労働省、日本製薬工業協会、日本医薬品卸業連合会、日本薬剤師会、世界保健機関(WHO)の担当者が、震災時の対応と今後の課題について報告した。
*comment*
今回の震災では、想定外のことが多く起きたため多くの課題が残された出来事となった。被災地から関東のほうへ避難してきた患者さんの処方箋などを対応したり、医薬品の供給が安定せず医薬品手配に四苦八苦したりと、身近に感じる震災となった。このような緊急時には、専門職の個人の能力が試されるため日ごろからの努力の必要性を改めて感じた。
秋の憂鬱を和らげる「セントジョーンズワート」
2011. 9. 12 日経MD ※日経メディカル閲覧には会員登録が必要です
毎年、セントジョーンズワートは、売り上げがトップ10に入る人気ぶりです。赤色の草汁に、生物学的活性を有するヒペリシンが含まれています。セントジョーンズワートは、伝統的に疲労、倦怠感、うつ病を治すために用いられてきました。
ハーブティーとして飲用する場合は、ティースプーン山盛り1杯(約3g)の乾燥ハーブを温めたポットに入れ、熱湯150mLを注ぎます。ふたをして5~10分間抽出したものを、1日2~3回飲みます。
*comment*
最近気になっているハーブやアロマ。なかでもセントジョーンズワートは薬物との相互作用があることで薬剤師の多くが知っているハーブの一つではないだろうか。うつ症状で試している人も多くいるかもしれないので、併用薬等の確認が重要になってくる。
飲みやすい青汁、探してみませんか
2011. 8. 24 日経MD ※日経メディカル閲覧には会員登録が必要です
[要訳]
青汁とは本来、「青い汁。生の緑葉野菜のしぼり汁」のこと。苦い、飲みづらいものばかりではありません。原料としてよく使われているのが、大麦若葉やケール、明日葉。そのほか、桑の葉や長命草、ゴーヤ、緑茶、ヨモギなどをブレンドして、飲みやすさを向上した青汁も販売されています。
明日葉は栄養価が高く、日本食品標準成分表によると、100gあたりのカロテン含有量は5300μg。食物繊維は5.6g、ビタミンKは500μg、ビタミンB2は0.24mg含有されています。食物繊維の含有量はケールの約1.5倍、ビタミンB2は約1.6倍にもなります。
明日葉に含有される黄色の色素成分カルコンは、ポリフェノールの1種で、胃酸の分泌を抑える作用や強い抗菌作用、セルライトの解消作用、血栓形成を抑える作用があるといわれています。
*comment*
明日葉は試したことがあるが、ケールに比べて断然飲みやすい味。野菜を取りにくい生活にも助けになるでしょう。ただし、ビタミンKを多く含んでいることから、薬剤相互作用にも注意が必要な健康食品の一つです。
「Arm Yourself!」インフルエンザに備えよ
2011. 9. 6 日経MD ※日経メディカル閲覧には会員登録が必要です
[要訳]
アメリカのインフルエンザの予防接種者数は、1990年代と比較して約2倍に増えました。これには、薬局が予防接種サービスを始めたのが大きく貢献しています。ちなみに、インフルエンザの予防接種は1回20~30ドル。ただ、公的医療保険のメディケア加入者は、保険でカバーされるので無料です。ほぼどの民間医療保険も薬局での薬剤師による予防接種をカバーしているので、加入者は割安で予防接種を受けられます。
*comment*
カナダでもアメリカ同様にインフルエンザのワクチンを薬局で受けることが出来ます。値段はいくらだったのだろう?今度確認してみます☆
このように、薬局での活動が社会に貢献しているという事実はうれしいものですね。
1. 刻印がない!予製ばらしで見分けがつかない!
2. 日本臨床救急医学会、「救急認定薬剤師」27人を認定
3. 日本社会薬学会が「東日本大震災とくすり」をテーマにシンポ
4. 秋の憂鬱を和らげる「セントジョーンズワート」
5. 飲みやすい青汁、探してみませんか
6. 「Arm Yourself!」インフルエンザに備えよ
刻印がない!予製ばらしで見分けがつかない!
2011. 9. 14 日経MD ※日経メディカル閲覧には会員登録が必要です
[要訳]
ヨウコバール錠250μg(同一成分品:メチコバール250μg)とクロルプロマジン塩酸塩錠25mg「ツルハラ」(同一成分品:コントミン糖衣錠25mg)の見た目がそっくりだったため、一包化予製のばらし作業時に見分けがつかなくなったという事例。
これに対し、以下のような対策を考案
・医師の指示や患者の強い希望がない限り、識別コードのある医薬品を選択し採用する。
・どうしても識別コードのないものを取り扱わなけれバならない場合
(1)一包化予製の作成時、必ずPTPシートを残し、鑑査でPTPシートと照合させる。
(2)予製作成シート(処方せんコピー)に識別コードも記載する。識別コードのない医薬品がある場合はその旨を記載する。
(3)識別コードのない医薬品が含まれる予製剤をばらすときは、該当患者の予製作成シートとバラ錠を置いて2名で鑑査し、医薬品名が明確に分かる状態で保管する。
*comment*
一包化による調剤ミスは起こりやすいタイプの一つ。とくに一包化薬のばらし作業は間違った医薬品を混ぜ合わせる事故が多いので、薬局ごとに対策が必要である。
日本臨床救急医学会、「救急認定薬剤師」27人を認定
2011. 9. 12 日経MD ※日経メディカル閲覧には会員登録が必要です
[要訳]
この認定制度は、同医学会が日本病院薬剤師会の協力下で、救急現場での薬物療法に関する高度な知識、技術、倫理観を備えた薬剤師を養成するために創設したもの。救急医療を専門とする薬剤師の認定制度は日本で初めてだ。
認定要件は、(1)薬剤師としての実務経験が5年以上、(2)救急治療における薬物療法に2年以上従事、(3)同医学会の正会員歴が2年以上、(4)日病薬、日本医療薬学会、薬剤師認定制度認証機構の認証する生涯研修認定制度、日本臨床薬理学会のいずれかによる認定薬剤師資格を持つ、(5)救急治療に関する薬物療法の症例報告が25症例以上、(6)医療従事者向け蘇生トレーニング(ICLS)コースの受講または一次救命処置(BLS)/自動体外式除細動機(AED)コースの指導経験、(7)研修委員会の指定学術集会などで所定の単位を取得──など。
*comment*
この記事のコメント欄にも記載されているが、(3)の同医学会の正会員歴が2年以上 というのは何をもって決まった認定要件なのだろうか。会員になったばかりの人でその他の要件を満たしていては認定されないのか?学会が認定しているため仕方のないことなのだろうか。
日本社会薬学会が「東日本大震災とくすり」をテーマにシンポ
2011. 9. 9 日経MD ※日経メディカル閲覧には会員登録が必要です
[要訳]
前半は、被災地の薬剤師、および被災地外から支援に赴いた薬剤師が、震災の現場で何が起きたのかを報告。後半は医薬品供給の観点から、厚生労働省、日本製薬工業協会、日本医薬品卸業連合会、日本薬剤師会、世界保健機関(WHO)の担当者が、震災時の対応と今後の課題について報告した。
*comment*
今回の震災では、想定外のことが多く起きたため多くの課題が残された出来事となった。被災地から関東のほうへ避難してきた患者さんの処方箋などを対応したり、医薬品の供給が安定せず医薬品手配に四苦八苦したりと、身近に感じる震災となった。このような緊急時には、専門職の個人の能力が試されるため日ごろからの努力の必要性を改めて感じた。
秋の憂鬱を和らげる「セントジョーンズワート」
2011. 9. 12 日経MD ※日経メディカル閲覧には会員登録が必要です
毎年、セントジョーンズワートは、売り上げがトップ10に入る人気ぶりです。赤色の草汁に、生物学的活性を有するヒペリシンが含まれています。セントジョーンズワートは、伝統的に疲労、倦怠感、うつ病を治すために用いられてきました。
ハーブティーとして飲用する場合は、ティースプーン山盛り1杯(約3g)の乾燥ハーブを温めたポットに入れ、熱湯150mLを注ぎます。ふたをして5~10分間抽出したものを、1日2~3回飲みます。
*comment*
最近気になっているハーブやアロマ。なかでもセントジョーンズワートは薬物との相互作用があることで薬剤師の多くが知っているハーブの一つではないだろうか。うつ症状で試している人も多くいるかもしれないので、併用薬等の確認が重要になってくる。
飲みやすい青汁、探してみませんか
2011. 8. 24 日経MD ※日経メディカル閲覧には会員登録が必要です
[要訳]
青汁とは本来、「青い汁。生の緑葉野菜のしぼり汁」のこと。苦い、飲みづらいものばかりではありません。原料としてよく使われているのが、大麦若葉やケール、明日葉。そのほか、桑の葉や長命草、ゴーヤ、緑茶、ヨモギなどをブレンドして、飲みやすさを向上した青汁も販売されています。
明日葉は栄養価が高く、日本食品標準成分表によると、100gあたりのカロテン含有量は5300μg。食物繊維は5.6g、ビタミンKは500μg、ビタミンB2は0.24mg含有されています。食物繊維の含有量はケールの約1.5倍、ビタミンB2は約1.6倍にもなります。
明日葉に含有される黄色の色素成分カルコンは、ポリフェノールの1種で、胃酸の分泌を抑える作用や強い抗菌作用、セルライトの解消作用、血栓形成を抑える作用があるといわれています。
*comment*
明日葉は試したことがあるが、ケールに比べて断然飲みやすい味。野菜を取りにくい生活にも助けになるでしょう。ただし、ビタミンKを多く含んでいることから、薬剤相互作用にも注意が必要な健康食品の一つです。
「Arm Yourself!」インフルエンザに備えよ
2011. 9. 6 日経MD ※日経メディカル閲覧には会員登録が必要です
[要訳]
アメリカのインフルエンザの予防接種者数は、1990年代と比較して約2倍に増えました。これには、薬局が予防接種サービスを始めたのが大きく貢献しています。ちなみに、インフルエンザの予防接種は1回20~30ドル。ただ、公的医療保険のメディケア加入者は、保険でカバーされるので無料です。ほぼどの民間医療保険も薬局での薬剤師による予防接種をカバーしているので、加入者は割安で予防接種を受けられます。
*comment*
カナダでもアメリカ同様にインフルエンザのワクチンを薬局で受けることが出来ます。値段はいくらだったのだろう?今度確認してみます☆
このように、薬局での活動が社会に貢献しているという事実はうれしいものですね。
2011/09/01
vol.110
<Today's news>
1. 【支払基金】患者資格確認は薬局でも保険証に統一を‐厚労省へ要望
2. GE調剤 加算充実すれば増やしたい約4割 日本保険薬局協会調査
3. 7月度病院採用ランキング フェブリク錠、メマリー錠がトップ
4. うつ病診断に新指標、広島大グループ開発…血液検査で
おまけ. 福島原発事故、本補償の基準を発表- 10月支払い開始、東電
【支払基金】患者資格確認は薬局でも保険証に統一を‐厚労省へ要望
2011年8月31日 (水) 薬事日報
[要訳]
社会保険診療報酬支払基金は、患者の資格確認を、医療機関と同様に「原則として、被保険者証で患者の受給資格を確認しなければならない」と見直すことなどの要望を厚生労働省に提出した。調剤レセプトの資格誤りを減らしたい考えだ。資格誤りを理由とする調剤レセプトの返戻は、2010年度で約147万件に達するとのこと。
*comment*
保険証の確認を毎月行っている薬局も多いが、それでも処方箋に記載されている番号に頼っている部分が大きいのではないだろうか。実行に移すには、継続的に実施し患者さんに保険証がなければ医療機関同様に保険で薬を得られないという認識を植え付ける必要がある。
GE調剤 加算充実すれば増やしたい約4割 日本保険薬局協会調査
2011/08/31 05:00 ミクスOnline
[要訳]
GE調剤について「さらに増やしたい」は38.7%(24社)、「後発品医薬品調剤体制加算が充実すれば、増やしたい」の条件付きの増加意向も37.1%(23社)あった。
加算取得状況をみると、最も点数の高い17点は33.8%(932薬局)、13点が15.1%(416薬局)、6点が18.6%(513薬局)、加算なしが32.5%(895薬局)だった。
*comment*
ジェネリックへの変更は、業務も煩雑になるため加算というメリットが大きなモチベーションとなっているようである。ただ単にジェネリックへの変更を増やすことでデメリットを生むのではなく、双方にWin Winになるような情報提供や医薬品の選定にも力を入れていきたい分野。後発医薬品の選定に関して会社ごとの取り組みを聞いてみたいものである。
7月度病院採用ランキング フェブリク錠、メマリー錠がトップ
2011/08/31 05:02 ミクスOnline
[要訳]
新規高尿酸血症治療剤「フェブリク錠」(一般名:フェブキソスタット・5月17日発売)と、NMDA受容体拮抗アルツハイマー型認知症治療薬メマリー錠(一般名:メマンチン塩酸塩・6月8日発売)がトップとなった。
◎医師の処方ランク トップはプラザキサ、長期処方解禁の糖尿病薬が続く
直接トロンビン阻害薬プラザキサがトップをキープ。次いでDPP-4阻害薬のエクア、ネシーナ、さらにビグアナイド系経口血糖降下薬メトグルコがランクされた。いずれの薬剤とも長期処方の解禁による影響が大きい。
うつ病診断に新指標、広島大グループ開発…血液検査で
2011年8月31日 読売新聞
[要訳]
うつ病の診断に、脳細胞を活性化するたんぱく質の遺伝子の働き具合を指標とする新しい方法を開発した。このたんぱく質は記憶や神経細胞の発達に必要な「脳由来神経栄養因子(BDNF)」で、うつ病患者の血液中には相対的に少ないことに着目した。
*comment*
今までは医師の経験値に頼る部分が大きかったが、客観的な判断材料ができるのは診断の助けになるだろう。ただし、血液検査ばかりに頼り、医師の判断力がにぶらないといいのだが。。
福島原発事故、本補償の基準を発表- 10月支払い開始、東電
2011年08月30日 22:10 キャリアブレイン
[要訳]
福島第1、第2原子力発電所の事故に伴う損害賠償問題で、東京電力は8月30日、本補償の基準とスケジュールを公表した。1回目の本補償では、3月11日-8月31日に発生した損害額から、既に仮払いした分を差し引いた金額を支払う。9月以降は3か月ごとに区切り補償を続ける。
*comment*
被害者の一日も早い立ち直りのための資金となるよう、一日も早い対応を期待する。賠償により前のような生活が取り戻せるわけではないが、少しずつでも希望を持って前に進んでもらいたいと願っている。
1. 【支払基金】患者資格確認は薬局でも保険証に統一を‐厚労省へ要望
2. GE調剤 加算充実すれば増やしたい約4割 日本保険薬局協会調査
3. 7月度病院採用ランキング フェブリク錠、メマリー錠がトップ
4. うつ病診断に新指標、広島大グループ開発…血液検査で
おまけ. 福島原発事故、本補償の基準を発表- 10月支払い開始、東電
【支払基金】患者資格確認は薬局でも保険証に統一を‐厚労省へ要望
2011年8月31日 (水) 薬事日報
[要訳]
社会保険診療報酬支払基金は、患者の資格確認を、医療機関と同様に「原則として、被保険者証で患者の受給資格を確認しなければならない」と見直すことなどの要望を厚生労働省に提出した。調剤レセプトの資格誤りを減らしたい考えだ。資格誤りを理由とする調剤レセプトの返戻は、2010年度で約147万件に達するとのこと。
*comment*
保険証の確認を毎月行っている薬局も多いが、それでも処方箋に記載されている番号に頼っている部分が大きいのではないだろうか。実行に移すには、継続的に実施し患者さんに保険証がなければ医療機関同様に保険で薬を得られないという認識を植え付ける必要がある。
GE調剤 加算充実すれば増やしたい約4割 日本保険薬局協会調査
2011/08/31 05:00 ミクスOnline
[要訳]
GE調剤について「さらに増やしたい」は38.7%(24社)、「後発品医薬品調剤体制加算が充実すれば、増やしたい」の条件付きの増加意向も37.1%(23社)あった。
加算取得状況をみると、最も点数の高い17点は33.8%(932薬局)、13点が15.1%(416薬局)、6点が18.6%(513薬局)、加算なしが32.5%(895薬局)だった。
*comment*
ジェネリックへの変更は、業務も煩雑になるため加算というメリットが大きなモチベーションとなっているようである。ただ単にジェネリックへの変更を増やすことでデメリットを生むのではなく、双方にWin Winになるような情報提供や医薬品の選定にも力を入れていきたい分野。後発医薬品の選定に関して会社ごとの取り組みを聞いてみたいものである。
7月度病院採用ランキング フェブリク錠、メマリー錠がトップ
2011/08/31 05:02 ミクスOnline
[要訳]
新規高尿酸血症治療剤「フェブリク錠」(一般名:フェブキソスタット・5月17日発売)と、NMDA受容体拮抗アルツハイマー型認知症治療薬メマリー錠(一般名:メマンチン塩酸塩・6月8日発売)がトップとなった。
◎医師の処方ランク トップはプラザキサ、長期処方解禁の糖尿病薬が続く
直接トロンビン阻害薬プラザキサがトップをキープ。次いでDPP-4阻害薬のエクア、ネシーナ、さらにビグアナイド系経口血糖降下薬メトグルコがランクされた。いずれの薬剤とも長期処方の解禁による影響が大きい。
うつ病診断に新指標、広島大グループ開発…血液検査で
2011年8月31日 読売新聞
[要訳]
うつ病の診断に、脳細胞を活性化するたんぱく質の遺伝子の働き具合を指標とする新しい方法を開発した。このたんぱく質は記憶や神経細胞の発達に必要な「脳由来神経栄養因子(BDNF)」で、うつ病患者の血液中には相対的に少ないことに着目した。
*comment*
今までは医師の経験値に頼る部分が大きかったが、客観的な判断材料ができるのは診断の助けになるだろう。ただし、血液検査ばかりに頼り、医師の判断力がにぶらないといいのだが。。
福島原発事故、本補償の基準を発表- 10月支払い開始、東電
2011年08月30日 22:10 キャリアブレイン
[要訳]
福島第1、第2原子力発電所の事故に伴う損害賠償問題で、東京電力は8月30日、本補償の基準とスケジュールを公表した。1回目の本補償では、3月11日-8月31日に発生した損害額から、既に仮払いした分を差し引いた金額を支払う。9月以降は3か月ごとに区切り補償を続ける。
*comment*
被害者の一日も早い立ち直りのための資金となるよう、一日も早い対応を期待する。賠償により前のような生活が取り戻せるわけではないが、少しずつでも希望を持って前に進んでもらいたいと願っている。
2008/12/23
Saya's 薬学ニュース vol.37-医療安全情報を何故受け取らない?/薬剤ミス・過誤・事故/高血圧治療の新薬/レセプトオンライン請求の義務化撤廃を求め初の提訴/うつ病の勉強しませんか?
<Today's news>
1. <医療安全情報>事故例集 受け取りは全国の病院の半数以下
2. 禁忌薬投与などで注意喚起‐薬剤関連事故の30件を分析
3. 高血圧症治療薬「CS-866AZ」の製造承認申請を発表
4. 質問すると医師が不機嫌に
おまけ. オンライン請求の義務化撤回求め初の提訴へ、「うつ病の完全寛解を目指した薬物療法 Part.1」
<医療安全情報>事故例集 受け取りは全国の病院の半数以下
12月10日15時2分- 毎日新聞
[要訳&コメント]
医療事故や医療ミスの実例を紹介して再発防止に役立ててもらおうと、厚生労働省所管の財団法人・日本医療機能評価機構が無料配布している「医療安全情報」を、全国約9000病院の過半数が受け取ってないことが分かった。
同機構に集まる事故報告は年間1500件近くに上り、発生原因や当事者の勤務状態なども分析している。医療安全情報の内容について、病院から不満などは寄せられておらず、関心の低さが受け取らない主な理由とみられる。
医療事故や医療ミスは、過去の事例から反省して改善点を見つけていくことが最も重要なことであり、それを国が引き受けて行っているというのに、生かされていない現状があることを皆さんは知っていたでしょうか。もっと多くの人に知っていただきたいと思い、この記事を紹介しました。
禁忌薬投与などで注意喚起‐薬剤関連事故の30件を分析
2008年12月12日-薬事日報
[要訳&コメント]
日本医療機能評価機構は、7~9月に報告された医療事故情報の状況をまとめた報告書を公表した。個別テーマで、薬剤に関連した医療事故30件の分析を行った結果、注射器の取り違えや、禁忌薬の投与などが発生していることから、注意を喚起した。
薬剤に関連したヒヤリ・ハット事例の分析では、総発生数1560件のうち「薬剤量間違い」が287件と最も多く、次いで「速度間違い」215件、「薬剤間違い」150件が続く。禁忌薬に関した発生状況は総数57件で、内訳は「薬物過敏」が31件と最も多く、「配合」が18件と続く。
「薬剤間違い」よりも、「薬剤量間違い」のほうが2倍ほど多い。薬剤名の混同などもよく調剤ミスとして挙げられる項目だが、これだけでなく、量計算に関しても集中力を切らさずに行うことが重要であることが考えられる。
ここでひとつカナダの状況を挙げておく。カナダでは、計数調剤はテクニシャンがメインに行う事になっているが、日本のようにPTPシートでの提供より、ボトルから処方された数の薬(裸錠)を計量し、円筒のケースに入れて渡すのメインである。円筒ケースに入った薬を数える患者はまずいないようで、量に関するクレームはほとんどないという。日本では日常茶飯事のクレームが、ここカナダでは非常識のようなとられ方をされる。文化の差なのか、計数調剤の方法によるものなのか。興味深い内容だったので紹介してみることにした。
高血圧症治療薬「CS-866AZ」の製造承認申請を発表
2008年12月12日 13時52分-NSJショートライブ
[要訳&コメント]
第一三共株式会社は11日、同社が高血圧治療薬として開発したアンジオテンシン2受容体拮抗薬(ARB)オルメサルタンメドキソミル*と、カルシウム拮抗薬アゼルニジピン*の配合剤「CS-866AZ」の製造販売承認申請を行ったと発表した。
「CS-866AZ」は「オルメテック錠」と「カルブロック錠」の配合剤であるが、これまでの臨床試験成績から同2剤はそれぞれの単剤よりも良好な降圧作用を示すことが明らかとなっているという。
参考記事:高血圧治療薬CS-866AZを国内製造販売承認申請へ (ケアネット)
高血圧症治療薬の新薬が販売されそうです。オルメテックとカルブロックはおなじみの名前であるが、この配合剤はさらに効果が高いことで期待を寄せられている。副作用の軽減などの点は記載されていないことから、従来の副作用が臨床試験においても出ているということだろうか。
*オルメサルタンメドキソル
商品名:オルメテック
効能効果:アンジオテンシンⅡ受容体拮抗性の降圧剤
副作用:血清カリウムの上昇と異常な血圧低下によるふらつき,めまいなど
*アゼルニジピン
商品名:カルブロック
効能効果:持続性Ca拮抗剤系の降圧剤
副作用:頭痛,動悸,顔のほてり,ふらつき,めまいなど
質問すると医師が不機嫌に
2008年12月12日-毎日新聞
[要訳&コメント]
質問内容:閉経後汗が出て、頭痛、不眠、不安感もあり、婦人科で更年期と診断されてホルモン補充療法を始めました。エストロゲン剤を毎日1錠と黄体ホルモン剤2錠を月に14日間飲んでいますが、黄体ホルモン剤を飲むと頭痛や気分の落ち込みがあり、医師に半量でいいか尋ねると、急に不機嫌になって質問できない雰囲気です。疑問を持ったまま治療を続けたくはないのですが。(52歳、女性)
ホルモン補充療法では、子宮がある人の場合には子宮体がんのリスクを減らすため、黄体ホルモンを併用して生理のような出血を起こさせます。しかし、黄体ホルモンの作用で胃のむかつきやむくみ、気分の落ち込み、頭痛などの不快な反応が起こることも、この治療を始めたころにはきかれます。しかし、しばらく続けるうちにそうした反応は緩和されていく例が多いようです。最近では従来の半分の量のエストロゲンを用いる低用量のホルモン補充療法もすすめられており、その場合の黄体ホルモンの量についても話のできる詳しい医師に相談したいところです。
薬の服用において、医師や薬剤師との信頼関係を築くことはとても重要になってくる。不安を抱えたままでは、薬の心理面での効果が得られず、本来の薬の力を発揮されないのは愚か、薬の服用をやめてしまうことも考えられる。可能のであれば、もっと親身に考えてもらえる医師を新たに探されることをアドバイスしたいが、立地的な問題などからそれも難しいと考える患者が多いのが現状だ。副作用などに関しては、一度薬局の薬剤師に相談してみるのもよい。経験年数の短い薬剤師には難しい内容かもしれないが、詳しい薬剤師と話したい、と注文すれば親身に相談に乗ってくれる薬剤師がいるかもしれない。薬剤師達は、そういった悩みに自信を持ってこたえられるよう、しっかりと知識を蓄えておくことが大切なのではないだろうか。あなたはどんな方法で知識をアップデートしているでしょうか。
おまけ...レセプトオンライン請求
オンライン請求の義務化撤回求め初の提訴へ
2008/12/11 20:43-キャリアブレイン
[要訳&コメント]
全国で初めてレセプトのオンライン請求義務化の撤回を求めて国を訴える原告団が、神奈川県保険医協会の会員を中心に結成される。12月26日に「レセプトオンライン請求義務化撤回訴訟原告団」の結成総会を開き、来年1月に横浜地裁に提訴する。
義務化されれば、約12%の会員開業医が辞めるというアンケート結果もある。といったアンケート結果に基づき、高価な機器やソフトを導入するコストに見合ったインセンティブがないことや、紙の請求と比べて情報漏えいの被害が甚大になること、レセプトの審査基準が厳しくなることなどを反対理由として挙げている。
参考記事:60歳以上開業医の約3割が「辞める」-オンライン請求義務化(キャリアブレイン)
レセプトオンライン請求義務化に対し、今まではそれぞれの立場からの意見、という形でしか見えなかったが、とうとう提訴という形で動き始めている。Saya's 薬学ニュース vol.30、Saya's 薬学ニュース vol.29、Saya's 薬学ニュース vol.11、Saya's 薬学ニュース vol.5等でもレセプトオンライン請求に関する記事を紹介してきたが、オンラインシステムについていけない保険医達の定年制を進めたいという厚労省の思惑があるかもしれない、という内容には少し驚かされた。地域医療を支えているのは、年を老いていたとしても立派な医師たちである。医師不足の危機に面している中で、よくもそんな考えが働くものだ、と少しがっかりである。何故定年制を進めたいと考えているかに関しても勉強する必要があるが。。
おまけ...ビデオ講座紹介-ケアネット(※ケアネットにはメンバー登録が必要です)
「うつ病の完全寛解を目指した薬物療法 Part.1」 12月公開
うつ病の薬物治療の基本をビデオで優しく解説!
医師が講師として行っているので、内容も分かりやすく聞きやすいものだと思います。
*非常に貴重なコメントをいただきました。
とても勉強になる内容ですので、こちらもぜひご参照ください。
→匿名さんからのコメント
1. <医療安全情報>事故例集 受け取りは全国の病院の半数以下
2. 禁忌薬投与などで注意喚起‐薬剤関連事故の30件を分析
3. 高血圧症治療薬「CS-866AZ」の製造承認申請を発表
4. 質問すると医師が不機嫌に
おまけ. オンライン請求の義務化撤回求め初の提訴へ、「うつ病の完全寛解を目指した薬物療法 Part.1」
<医療安全情報>事故例集 受け取りは全国の病院の半数以下
12月10日15時2分- 毎日新聞
[要訳&コメント]
医療事故や医療ミスの実例を紹介して再発防止に役立ててもらおうと、厚生労働省所管の財団法人・日本医療機能評価機構が無料配布している「医療安全情報」を、全国約9000病院の過半数が受け取ってないことが分かった。
同機構に集まる事故報告は年間1500件近くに上り、発生原因や当事者の勤務状態なども分析している。医療安全情報の内容について、病院から不満などは寄せられておらず、関心の低さが受け取らない主な理由とみられる。
医療事故や医療ミスは、過去の事例から反省して改善点を見つけていくことが最も重要なことであり、それを国が引き受けて行っているというのに、生かされていない現状があることを皆さんは知っていたでしょうか。もっと多くの人に知っていただきたいと思い、この記事を紹介しました。
禁忌薬投与などで注意喚起‐薬剤関連事故の30件を分析
2008年12月12日-薬事日報
[要訳&コメント]
日本医療機能評価機構は、7~9月に報告された医療事故情報の状況をまとめた報告書を公表した。個別テーマで、薬剤に関連した医療事故30件の分析を行った結果、注射器の取り違えや、禁忌薬の投与などが発生していることから、注意を喚起した。
薬剤に関連したヒヤリ・ハット事例の分析では、総発生数1560件のうち「薬剤量間違い」が287件と最も多く、次いで「速度間違い」215件、「薬剤間違い」150件が続く。禁忌薬に関した発生状況は総数57件で、内訳は「薬物過敏」が31件と最も多く、「配合」が18件と続く。
「薬剤間違い」よりも、「薬剤量間違い」のほうが2倍ほど多い。薬剤名の混同などもよく調剤ミスとして挙げられる項目だが、これだけでなく、量計算に関しても集中力を切らさずに行うことが重要であることが考えられる。
ここでひとつカナダの状況を挙げておく。カナダでは、計数調剤はテクニシャンがメインに行う事になっているが、日本のようにPTPシートでの提供より、ボトルから処方された数の薬(裸錠)を計量し、円筒のケースに入れて渡すのメインである。円筒ケースに入った薬を数える患者はまずいないようで、量に関するクレームはほとんどないという。日本では日常茶飯事のクレームが、ここカナダでは非常識のようなとられ方をされる。文化の差なのか、計数調剤の方法によるものなのか。興味深い内容だったので紹介してみることにした。
高血圧症治療薬「CS-866AZ」の製造承認申請を発表
2008年12月12日 13時52分-NSJショートライブ
[要訳&コメント]
第一三共株式会社は11日、同社が高血圧治療薬として開発したアンジオテンシン2受容体拮抗薬(ARB)オルメサルタンメドキソミル*と、カルシウム拮抗薬アゼルニジピン*の配合剤「CS-866AZ」の製造販売承認申請を行ったと発表した。
「CS-866AZ」は「オルメテック錠」と「カルブロック錠」の配合剤であるが、これまでの臨床試験成績から同2剤はそれぞれの単剤よりも良好な降圧作用を示すことが明らかとなっているという。
参考記事:高血圧治療薬CS-866AZを国内製造販売承認申請へ (ケアネット)
高血圧症治療薬の新薬が販売されそうです。オルメテックとカルブロックはおなじみの名前であるが、この配合剤はさらに効果が高いことで期待を寄せられている。副作用の軽減などの点は記載されていないことから、従来の副作用が臨床試験においても出ているということだろうか。
*オルメサルタンメドキソル
商品名:オルメテック
効能効果:アンジオテンシンⅡ受容体拮抗性の降圧剤
副作用:血清カリウムの上昇と異常な血圧低下によるふらつき,めまいなど
*アゼルニジピン
商品名:カルブロック
効能効果:持続性Ca拮抗剤系の降圧剤
副作用:頭痛,動悸,顔のほてり,ふらつき,めまいなど
質問すると医師が不機嫌に
2008年12月12日-毎日新聞
[要訳&コメント]
質問内容:閉経後汗が出て、頭痛、不眠、不安感もあり、婦人科で更年期と診断されてホルモン補充療法を始めました。エストロゲン剤を毎日1錠と黄体ホルモン剤2錠を月に14日間飲んでいますが、黄体ホルモン剤を飲むと頭痛や気分の落ち込みがあり、医師に半量でいいか尋ねると、急に不機嫌になって質問できない雰囲気です。疑問を持ったまま治療を続けたくはないのですが。(52歳、女性)
ホルモン補充療法では、子宮がある人の場合には子宮体がんのリスクを減らすため、黄体ホルモンを併用して生理のような出血を起こさせます。しかし、黄体ホルモンの作用で胃のむかつきやむくみ、気分の落ち込み、頭痛などの不快な反応が起こることも、この治療を始めたころにはきかれます。しかし、しばらく続けるうちにそうした反応は緩和されていく例が多いようです。最近では従来の半分の量のエストロゲンを用いる低用量のホルモン補充療法もすすめられており、その場合の黄体ホルモンの量についても話のできる詳しい医師に相談したいところです。
薬の服用において、医師や薬剤師との信頼関係を築くことはとても重要になってくる。不安を抱えたままでは、薬の心理面での効果が得られず、本来の薬の力を発揮されないのは愚か、薬の服用をやめてしまうことも考えられる。可能のであれば、もっと親身に考えてもらえる医師を新たに探されることをアドバイスしたいが、立地的な問題などからそれも難しいと考える患者が多いのが現状だ。副作用などに関しては、一度薬局の薬剤師に相談してみるのもよい。経験年数の短い薬剤師には難しい内容かもしれないが、詳しい薬剤師と話したい、と注文すれば親身に相談に乗ってくれる薬剤師がいるかもしれない。薬剤師達は、そういった悩みに自信を持ってこたえられるよう、しっかりと知識を蓄えておくことが大切なのではないだろうか。あなたはどんな方法で知識をアップデートしているでしょうか。
おまけ...レセプトオンライン請求
オンライン請求の義務化撤回求め初の提訴へ
2008/12/11 20:43-キャリアブレイン
[要訳&コメント]
全国で初めてレセプトのオンライン請求義務化の撤回を求めて国を訴える原告団が、神奈川県保険医協会の会員を中心に結成される。12月26日に「レセプトオンライン請求義務化撤回訴訟原告団」の結成総会を開き、来年1月に横浜地裁に提訴する。
義務化されれば、約12%の会員開業医が辞めるというアンケート結果もある。といったアンケート結果に基づき、高価な機器やソフトを導入するコストに見合ったインセンティブがないことや、紙の請求と比べて情報漏えいの被害が甚大になること、レセプトの審査基準が厳しくなることなどを反対理由として挙げている。
参考記事:60歳以上開業医の約3割が「辞める」-オンライン請求義務化(キャリアブレイン)
レセプトオンライン請求義務化に対し、今まではそれぞれの立場からの意見、という形でしか見えなかったが、とうとう提訴という形で動き始めている。Saya's 薬学ニュース vol.30、Saya's 薬学ニュース vol.29、Saya's 薬学ニュース vol.11、Saya's 薬学ニュース vol.5等でもレセプトオンライン請求に関する記事を紹介してきたが、オンラインシステムについていけない保険医達の定年制を進めたいという厚労省の思惑があるかもしれない、という内容には少し驚かされた。地域医療を支えているのは、年を老いていたとしても立派な医師たちである。医師不足の危機に面している中で、よくもそんな考えが働くものだ、と少しがっかりである。何故定年制を進めたいと考えているかに関しても勉強する必要があるが。。
おまけ...ビデオ講座紹介-ケアネット(※ケアネットにはメンバー登録が必要です)
「うつ病の完全寛解を目指した薬物療法 Part.1」 12月公開
うつ病の薬物治療の基本をビデオで優しく解説!
医師が講師として行っているので、内容も分かりやすく聞きやすいものだと思います。
*非常に貴重なコメントをいただきました。
とても勉強になる内容ですので、こちらもぜひご参照ください。
→匿名さんからのコメント
2008/12/03
Saya's 薬学ニュース vol.21-販促効果の向上を狙い、POSデータと携帯サイトの会員情報を連動/リンパ節注射による花粉症の免疫療法に期待/薬剤師の「過労死裁判」で遺族が控訴
今日は久しぶりに雪が降りました。エドモントンでは、真冬になると零下30~40℃になるといわれています。寒すぎることもあり、雪の量は少ないのですが、今年は例年に比べて寒くなるのも遅く、雪も少なく感じるといわれます。私にとってはラッキーなのですが♪
One exchange program pharmacy student from Nancy University, Faculty of Pharmacy, France joined Meijo's Clinical Clerkship at Fujita health University Hospital and he evaluated his experience in the Hospital.
さて、まだまだたまっているニュースを徐々に紹介していきましょう。
2008/11/25-ITpro
[要訳&コメント]
関東地方などでドラッグストアを展開するウエルシア関東(埼玉県さいたま市)は2008年12月から、店頭のPOS(販売時点情報管理)データと携帯サイト「ウエルシアのe情報」の会員情報を連携させた販促強化策に乗り出す。
ポイントカードに記録するPOSの売り上げデータと会員情報を照合し、販促メールを送った顧客が来店したかどうかや、販促をかけた商品を購入したかどうかを確認できるようにする。
今は携帯サイトも便利になっていて、日々の生活を送る上でいかに携帯を使いこなすかが重要になってきている。日本のを2年近く離れていると、技術の進化についていけていない部分も大いにあるが…ファミリーレストランなどで、その場でアンケートに答えるとクーポン券が当たる、ということが行われているが、このような方法で利用されているとは。企業の裏側が少し見られた気がした。
2008/11/25-Dr 赤ひげ.com
[要訳&コメント]
リンパ節へアレルゲンを直接注射することで、従来に比べて短期間で苦痛が少なく、かつ安全性も高い花粉症治療が実現できる可能性がスイスを中心とした研究によって示された。
従来のアレルギー注射は、皮下脂肪組織への注射が標準的で、年に何回もの注射を受け、3~5年継続する必要があり、注射部位の腫れから全身的反応まで、副作用も多かった。リンパ節には神経がないため、痛みが少なく患者のQOL改善にも有効である。
花粉症で悩んでいる人にとっては朗報である。アレルギー注射は、全身性副作用があるため女性には適さないと言われたことがあり、錠剤での治療を続けていたが、眠くなったりとQOLの面から考えるとあまりよいとは考えられない。そういった面では、副作用や苦痛のすくない注射剤の開発は、とても期待ができる。また、花粉症だけでなく他の疾患に対する注射の新たな方法として取り上げられていくのではないだろうか。
2008/11/26 16:21-キャリアブレイン
[要訳&コメント]
薬学ニュースvol.14でも取り上げた 薬剤師の過労死裁判。国に対し労災不支給の取り消しを求めた行政訴訟で、一審・東京地裁の13日の判決では、「業務とうつ病の発症には、因果関係が認められない」と訴えを棄却されていた。今回東京高裁に控訴した。
業務とうつ病発症との因果関係を、どのように証明し認めさせられるかが大きなテーマとなるが、果たしてどのような手段で事を運んで行くものか。気になるのは、「時間外労働も最大で月41.25時間で長時間労働による負荷は認められない」という部分。主任薬剤師として、果たしてどの程度時間外労働を申請していただろう。多くの薬局において、主任薬剤師や管理薬剤師は残業を強いられているが、申請時間を実際に行った時間よりも短くする場合もある。原告側の話では、月50~80時間の残業となっているし、果たして何をもって41.25時間の時間外労働が長いか短いかを判断しているかは疑問である。むしろ、申請はしていないがそれ以上にサービス残業を行っていたのではないかと感じる。新システムを導入に関する仕事にくわえ、研究発表の準備などを考えると、月41.25時間(約2時間/日)とは考えにくい。その点についても話し合われていくのではないかと考えられる。
おまけ…留学生の受け入れ
One exchange program pharmacy student from Nancy University, Faculty of Pharmacy, France joined Meijo's Clinical Clerkship at Fujita health University Hospital and he evaluated his experience in the Hospital.08年03月21日-名城大学
[要訳&コメント]
フランスからの留学生(薬学5年生)が、名城大学の藤田保健衛生大学病院にて病院研修を2か月間行った。名城大学薬学部の大学院生や医師等とディスカッションなどをしたり、フランスの病院で経験した"Validation of analytical method"の発表をおこなったり、と充実した研修期間を送られたようである。
ふと疑問に思ったが、留学生の受け入れを行っている大学は、どのくらいあるのだろうか。東邦大学では、姉妹校であるアルバータ大学からの学生を受け入れているが、他ではあまり聞いたことがない。留学生を受け入れるということは、学生同士が互いの薬学教育について話したり、医療制度の違いなどに関しても気軽に話したりすることができる。留学生に対する経験だけでなく、在学中の学生たちに対する良い影響もあるのではないだろうか。今在学の学生は、そして薬剤師として勤務している皆さんは、留学生が来た場合にどのような内容を紹介してあげることができるでしょうか?日本独自の薬学など、皆さんは意識しながら行っているでしょうか?海外の医療や薬学と比べてみてみるのも、新たな発見があって面白いと思いませんか?
2008/11/25
Saya's 薬学ニュース vol.15-個人に最適な投薬法へ日米連携/「新型インフル」流行で事業継続できる? /09年中間決算35%経常減益-大手製薬14社
個人に最適な投薬法へ日米連携
2008/11/12 18:43-キャリアブレイン
日米の研究機関でつくる「国際薬理遺伝学研究連合(GAP)」が、個人の体質の違いを遺伝子レベルで把握し、それぞれの特性に合った診断・治療・予防や薬剤の投与を可能にする「オーダーメード医療」の確立に向け、新たな共同研究に乗り出した。遺伝的素因により、様々な疾患(癌や喘息、うつ病等)の治療における有効性や副作用に大きな違いがあることがわかっており、その部分を明らかにすることで、個々の患者の体質に適合した最適な薬剤投与「オーダーメイド医療」の実現を目指している。
薬局で副作用の確認をすることは、薬剤師業務として義務であるが、副作用の発現には個人差はもちろんのこと、副作用の種類も多岐にわたりすべてを把握することはとても難しい。また、下手に副作用の可能性について伝えることで、患者に不安感を与えることもある。この不安感を与えずに、的確に患者の副作用症状を聞き出すということが、経験の薄い薬剤師達にとっては一つの課題であるろう。それを遺伝子レベルで把握していくことは、最適な薬の選択や副作用発現の回避など、現場にとって大いに助かる内容である。
「新型インフル」流行で事業継続できる?
2008/11/18 13:27 キャリアブレイン
[要訳&コメント]
「鳥から人への感染は続いており、いつ(人から人へ感染する)新型インフルエンザが発生してもおかしくない状況」である中、いざ感染が発生した場合の企業の対応についての本が出版された。
「職場の感染予防策では、個人と組織の行動変容が重要」として、▽感染者に接しない▽「せきエチケット」を徹底する▽流行時には人込みにいかない▽顔をできるだけ触らない▽アルコール度数60%以上の速乾性手指消毒剤などで頻繁に手を洗う―などを普及させることを優先事項として挙げた。
医療機関ではどうだろう?医療従事者は職場での感染リスクが高いが、感染が発生してしまった場合、医療機関を閉鎖するわけにはいかない。他の企業とはまた違い、より一層その対処法について十分な知識が必要である。各医療機関ではどの程度まで話し合われており、従業員にその内容が伝わっているのだろうか。感染はいつ起きてもおかしくない状態である。多くの人を救う側である医療従事者が倒れてはいられない。今一度、インフルエンザに対する対応を、個人が、そして医療機関単位でも考えていってもらいたい。
参考記事:新型インフル流行時に医療現場を維持できるか
09年中間決算35%経常減益-大手製薬14社
2008/11/18 12:50-キャリアブレイン
[要訳&コメント]
東証一部上場の製薬企業14社の2009年3月期中間決算(連結)の概況と通期見込みを発表し、売上高は14社で3兆4100億円(前年同期比4.7%増)だった一方、営業利益5417億円(同32.4%減)、経常利益5785億円(同35.0%減)、純利益3424億円(同38.2%減)と大幅減益となった。
海外企業の買収・子会社化に伴うインプロセスR&D費(仕掛研究開発費)や無形固定資産償却費の発生などによる販売管理費上昇が響いた。
14社の国内売上高は2兆619億円(同1.3%増)で、主力製品が伸張したものの、薬価改定の影響などにより増収幅は縮小した。海外売上高は1兆3480億円(同10.3%増)で、ベンチャー企業の買収や子会社化に伴う売り上げ増が大きく寄与。海外売上高比率は前年同期比で2.0ポイント増の39.5%となった。
おまけ…救急医療
患者受け入れ調整で「地域救急センター」設置へ―東京都
2008/11/16 19:32 キャリアブレイン
[要訳&コメント]
搬送患者受け入れの迅速化などを検討している東京都の「救急医療対策協議会」は、二次救急医療機関の機能と連携を強化するため、都内に12ある二次医療圏内にそれぞれ、患者の受け入れ調整などを行う「東京都地域救急センター(仮称)」を設置することなどを提案している。
基本的な取り組みとして、(1)救急患者の迅速な受け入れ(2)「トリアージ*」の実施(3)都民の理解と参画―の3つを挙げている。
(1)では、通常の対応で医療機関の選定が困難な場合、一時的に受け入れた救急医療機関が応急治療を行い、必要に応じて他の病院に転送する「一般受入・転送システム」導入の必要性を強調。
(2)では、救急医療における「トリアージ*」の必要性が指摘された。
(3)では、救急医療における医師など医療資源の不足から、「都民自らが『救急医療は重要な社会資源である』という認識を持ち、適切な受療行動を心がけることが重要」として、患者側の意識改革を提言。
*トリアージとは
一般に、災害時など多数の傷病者が一度に発生した際、搬送や治療の効率化のため、重症度に応じて治療の優先順位を決めること。
参考記事:「救急医療対策協議会報告について」
医師不足などの問題で、救急患者の受け入れを拒否せざるをえない状況にある中、応急処置の場所を確保するというのは非常に有効なシステムであると考える。何よりも、搬送可能な病院を確保する救急救命士の負担が大きく軽減するのではないだろうか?薬とは関係ないが、興味深い記事だったので載せてみることにした。
2008/11/12 18:43-キャリアブレイン
日米の研究機関でつくる「国際薬理遺伝学研究連合(GAP)」が、個人の体質の違いを遺伝子レベルで把握し、それぞれの特性に合った診断・治療・予防や薬剤の投与を可能にする「オーダーメード医療」の確立に向け、新たな共同研究に乗り出した。遺伝的素因により、様々な疾患(癌や喘息、うつ病等)の治療における有効性や副作用に大きな違いがあることがわかっており、その部分を明らかにすることで、個々の患者の体質に適合した最適な薬剤投与「オーダーメイド医療」の実現を目指している。
薬局で副作用の確認をすることは、薬剤師業務として義務であるが、副作用の発現には個人差はもちろんのこと、副作用の種類も多岐にわたりすべてを把握することはとても難しい。また、下手に副作用の可能性について伝えることで、患者に不安感を与えることもある。この不安感を与えずに、的確に患者の副作用症状を聞き出すということが、経験の薄い薬剤師達にとっては一つの課題であるろう。それを遺伝子レベルで把握していくことは、最適な薬の選択や副作用発現の回避など、現場にとって大いに助かる内容である。
「新型インフル」流行で事業継続できる?
2008/11/18 13:27 キャリアブレイン
[要訳&コメント]
「鳥から人への感染は続いており、いつ(人から人へ感染する)新型インフルエンザが発生してもおかしくない状況」である中、いざ感染が発生した場合の企業の対応についての本が出版された。
「職場の感染予防策では、個人と組織の行動変容が重要」として、▽感染者に接しない▽「せきエチケット」を徹底する▽流行時には人込みにいかない▽顔をできるだけ触らない▽アルコール度数60%以上の速乾性手指消毒剤などで頻繁に手を洗う―などを普及させることを優先事項として挙げた。
医療機関ではどうだろう?医療従事者は職場での感染リスクが高いが、感染が発生してしまった場合、医療機関を閉鎖するわけにはいかない。他の企業とはまた違い、より一層その対処法について十分な知識が必要である。各医療機関ではどの程度まで話し合われており、従業員にその内容が伝わっているのだろうか。感染はいつ起きてもおかしくない状態である。多くの人を救う側である医療従事者が倒れてはいられない。今一度、インフルエンザに対する対応を、個人が、そして医療機関単位でも考えていってもらいたい。
参考記事:新型インフル流行時に医療現場を維持できるか
09年中間決算35%経常減益-大手製薬14社
2008/11/18 12:50-キャリアブレイン
[要訳&コメント]
東証一部上場の製薬企業14社の2009年3月期中間決算(連結)の概況と通期見込みを発表し、売上高は14社で3兆4100億円(前年同期比4.7%増)だった一方、営業利益5417億円(同32.4%減)、経常利益5785億円(同35.0%減)、純利益3424億円(同38.2%減)と大幅減益となった。
海外企業の買収・子会社化に伴うインプロセスR&D費(仕掛研究開発費)や無形固定資産償却費の発生などによる販売管理費上昇が響いた。
14社の国内売上高は2兆619億円(同1.3%増)で、主力製品が伸張したものの、薬価改定の影響などにより増収幅は縮小した。海外売上高は1兆3480億円(同10.3%増)で、ベンチャー企業の買収や子会社化に伴う売り上げ増が大きく寄与。海外売上高比率は前年同期比で2.0ポイント増の39.5%となった。
おまけ…救急医療
患者受け入れ調整で「地域救急センター」設置へ―東京都
2008/11/16 19:32 キャリアブレイン
[要訳&コメント]
搬送患者受け入れの迅速化などを検討している東京都の「救急医療対策協議会」は、二次救急医療機関の機能と連携を強化するため、都内に12ある二次医療圏内にそれぞれ、患者の受け入れ調整などを行う「東京都地域救急センター(仮称)」を設置することなどを提案している。
基本的な取り組みとして、(1)救急患者の迅速な受け入れ(2)「トリアージ*」の実施(3)都民の理解と参画―の3つを挙げている。
(1)では、通常の対応で医療機関の選定が困難な場合、一時的に受け入れた救急医療機関が応急治療を行い、必要に応じて他の病院に転送する「一般受入・転送システム」導入の必要性を強調。
(2)では、救急医療における「トリアージ*」の必要性が指摘された。
(3)では、救急医療における医師など医療資源の不足から、「都民自らが『救急医療は重要な社会資源である』という認識を持ち、適切な受療行動を心がけることが重要」として、患者側の意識改革を提言。
*トリアージとは
一般に、災害時など多数の傷病者が一度に発生した際、搬送や治療の効率化のため、重症度に応じて治療の優先順位を決めること。
参考記事:「救急医療対策協議会報告について」
医師不足などの問題で、救急患者の受け入れを拒否せざるをえない状況にある中、応急処置の場所を確保するというのは非常に有効なシステムであると考える。何よりも、搬送可能な病院を確保する救急救命士の負担が大きく軽減するのではないだろうか?薬とは関係ないが、興味深い記事だったので載せてみることにした。
2008/11/22
Saya's 薬学ニュース vol.14-薬剤師の労災認めず/「医薬品のネット販売規制、困ります」楽天が署名呼び掛け/海外医療ツアー、保険の適用も
薬剤師の労災認めず-東京地裁
2008/11/13 20:11 キャリアブレイン
[要訳&コメント]
青森労災病院(青森県八戸市)に勤めていた薬剤師三浦恵吾さん(当時39歳)の「過労自殺」をめぐり、妻の久美子さんが国に対して労災不支給の取り消しを求めた行政訴訟の判決は、「業務とうつ病の発症には、因果関係が認められない」などとして訴えを棄却された。
「うつ病をいつ発症したかという最大の争点について明確に認定しない不当判決だ」として、判決を見守った約40人の支援者らからは批判が相次いだ。(参照記事:争点を判断しない判決に批判相次ぐ-薬剤師の過労死裁判)
医師や看護師の過労死に関しては、うわさで耳にすることもあったが、やはり薬剤師も論外ではないというのがこの記事からわかる。それが過重労働であったのか、業務と心身の病気との因果関係の有無などの判断は非常に難しいものである事を認識させられる記事であった。今年10月東京高裁で棄却された小児科医の過労死に関する民事訴訟においても、行政訴訟の判決では「過重な業務とうつ病との因果関係」を認めたものの、民事訴訟の判決では、「うつ病と業務との因果関係が認められない」という正反対の判決が下されるなど、判断を下すことの難しさ再認識させられる。
身内をこのような辛い事情で亡くし、さらに辛い事態を掘り下げて戦わなければならない。そんな不幸な人をこれ以上増やさないためにも、医療従事者不足による過重労働などの根本の問題の解決に力を注いでほしいものである。
「医薬品のネット販売規制、困ります」楽天が署名呼び掛け
2008/11/13 20:52-INTERNET Watch
[要訳&コメント]
一般医薬品のネット販売を規制する厚生労働省の省令案について、修正を求めるための署名活動を開始した。。「楽天市場」の医薬品関連カテゴリー内に署名ページを開設し、消費者や事業者に賛同を求めている。
*参照記事:大衆薬ネット通販「禁止の根拠を」 医薬品販売の議論が足踏み 大衆薬のネット通販、規制撤回を
(薬学ニュースNo.12で載せた)一般用医薬品(大衆薬・OTC医薬品)のネット販売を規制する法案に対し、ネット販売において主力である会社が黙ってはいないだろうと思っていた矢先に見つけた記事。消費者を味方につけようという戦略である。消費者の判断が明らかになる点では興味深い動きである。
ただし、この内容では「利便性の低下」に関する内容しか明記されておらず、なぜ法改正によってOTC医薬品の分類がなされるようになったか、という安全面でも記載はない。このままでは、「自分たちの利便性が国に侵される」という不信感から票が集まる気もするので、正しい情報提示にはなっていないように感じる。
海外医療ツアー、保険の適用も
2008年11月17日-Nikkei Business
[要訳&コメント]
医療にかかる費用が増加の一途をたどる米国では、多くの患者が治療のため海外渡航するようになっているという。米国とインドでの、ひざの手術にかかる費用で比較してみる。
・米国内での手術:4万5000ドルから5万ドル(約450~500万円)
・インドでの手術:1万ドル(約100万円)+航空運賃(往復)約1330ドル(約13万円)程度。
費用の差は歴然である。
米国には、手術を受けに他国へ出かける患者向けに割安な海外医療ツアーを提供している会社が存在する。医療ツアー会社が、海外の医療機関を選択する際の判断基準としているのは、米国の医療施設を評価・認定する米非営利機関、医療機関認定合同委員会(JCAHO)の国際部門ジョイント・コミッション・インターナショナル(JCI)による認定の有無だ。海外医療ツアーにより、安価に医療費を抑えられる利点はあるが、多くの保険会社が保険の適用対象としておらず、自己負担を強いられているのが現状である。また、医療被害があった場合に、法的措置が取りにくいことも事実である。
以上、保険と医療被害に関しリスクを伴う現状があるが、保険の適応に関しては現在保険の適応が徐々に増えてきているので、検討している人にとっては朗報である。
個人的に気になっている海外事情が、新たに見えてきた気がした。海外で治療をするケースは、米国だけでなく他の国でも実際に行われているという。しかし、特に医療費のバカ高いアメリカでは、このようなケースがあってもおかしくない、ということに気付かされる。高額の保険料の支払に悩まされ、保険不携帯の住民も多く、一度病気にかかっただけでも自己破産…ということもよく耳にする。そんな厳しい中でこのような救済措置があることは、少し希望の光が見えたようでうれしい話だ。
マイケルムーア監督の映画「Sicko(シッコ)」で出演していたような、「辞めてよかった」と断言する元保険会社社員を生んだのは、いったい誰(何)なのでだろうか。
2008/11/13 20:11 キャリアブレイン
[要訳&コメント]
青森労災病院(青森県八戸市)に勤めていた薬剤師三浦恵吾さん(当時39歳)の「過労自殺」をめぐり、妻の久美子さんが国に対して労災不支給の取り消しを求めた行政訴訟の判決は、「業務とうつ病の発症には、因果関係が認められない」などとして訴えを棄却された。
「うつ病をいつ発症したかという最大の争点について明確に認定しない不当判決だ」として、判決を見守った約40人の支援者らからは批判が相次いだ。(参照記事:争点を判断しない判決に批判相次ぐ-薬剤師の過労死裁判)
医師や看護師の過労死に関しては、うわさで耳にすることもあったが、やはり薬剤師も論外ではないというのがこの記事からわかる。それが過重労働であったのか、業務と心身の病気との因果関係の有無などの判断は非常に難しいものである事を認識させられる記事であった。今年10月東京高裁で棄却された小児科医の過労死に関する民事訴訟においても、行政訴訟の判決では「過重な業務とうつ病との因果関係」を認めたものの、民事訴訟の判決では、「うつ病と業務との因果関係が認められない」という正反対の判決が下されるなど、判断を下すことの難しさ再認識させられる。
身内をこのような辛い事情で亡くし、さらに辛い事態を掘り下げて戦わなければならない。そんな不幸な人をこれ以上増やさないためにも、医療従事者不足による過重労働などの根本の問題の解決に力を注いでほしいものである。
「医薬品のネット販売規制、困ります」楽天が署名呼び掛け
2008/11/13 20:52-INTERNET Watch[要訳&コメント]
一般医薬品のネット販売を規制する厚生労働省の省令案について、修正を求めるための署名活動を開始した。。「楽天市場」の医薬品関連カテゴリー内に署名ページを開設し、消費者や事業者に賛同を求めている。
*参照記事:大衆薬ネット通販「禁止の根拠を」 医薬品販売の議論が足踏み 大衆薬のネット通販、規制撤回を(薬学ニュースNo.12で載せた)一般用医薬品(大衆薬・OTC医薬品)のネット販売を規制する法案に対し、ネット販売において主力である会社が黙ってはいないだろうと思っていた矢先に見つけた記事。消費者を味方につけようという戦略である。消費者の判断が明らかになる点では興味深い動きである。
ただし、この内容では「利便性の低下」に関する内容しか明記されておらず、なぜ法改正によってOTC医薬品の分類がなされるようになったか、という安全面でも記載はない。このままでは、「自分たちの利便性が国に侵される」という不信感から票が集まる気もするので、正しい情報提示にはなっていないように感じる。
海外医療ツアー、保険の適用も
2008年11月17日-Nikkei Business
[要訳&コメント]
医療にかかる費用が増加の一途をたどる米国では、多くの患者が治療のため海外渡航するようになっているという。米国とインドでの、ひざの手術にかかる費用で比較してみる。
・米国内での手術:4万5000ドルから5万ドル(約450~500万円)
・インドでの手術:1万ドル(約100万円)+航空運賃(往復)約1330ドル(約13万円)程度。
費用の差は歴然である。
米国には、手術を受けに他国へ出かける患者向けに割安な海外医療ツアーを提供している会社が存在する。医療ツアー会社が、海外の医療機関を選択する際の判断基準としているのは、米国の医療施設を評価・認定する米非営利機関、医療機関認定合同委員会(JCAHO)の国際部門ジョイント・コミッション・インターナショナル(JCI)による認定の有無だ。海外医療ツアーにより、安価に医療費を抑えられる利点はあるが、多くの保険会社が保険の適用対象としておらず、自己負担を強いられているのが現状である。また、医療被害があった場合に、法的措置が取りにくいことも事実である。
以上、保険と医療被害に関しリスクを伴う現状があるが、保険の適応に関しては現在保険の適応が徐々に増えてきているので、検討している人にとっては朗報である。
個人的に気になっている海外事情が、新たに見えてきた気がした。海外で治療をするケースは、米国だけでなく他の国でも実際に行われているという。しかし、特に医療費のバカ高いアメリカでは、このようなケースがあってもおかしくない、ということに気付かされる。高額の保険料の支払に悩まされ、保険不携帯の住民も多く、一度病気にかかっただけでも自己破産…ということもよく耳にする。そんな厳しい中でこのような救済措置があることは、少し希望の光が見えたようでうれしい話だ。
マイケルムーア監督の映画「Sicko(シッコ)」で出演していたような、「辞めてよかった」と断言する元保険会社社員を生んだのは、いったい誰(何)なのでだろうか。
2008/11/14
Saya's 薬学ニュース vol.9-米国、小児への治療薬処方が増加 糖尿病治療薬は4年で2倍に/ドリアンの皮から重金属排出薬開発に成功/パナソニック、医療現場のニーズに応えるヘルスケア向けTOUGHBOOK/それって病気?若者に流行の「プチうつ」
米国、小児への治療薬処方が増加 糖尿病治療薬は4年で2倍に2008年11月04日 17:37-AFPBB News
[要訳&コメント]
米国では、慢性疾患にかかった小児における糖尿病治療薬の処方が2002-05年の間に倍増しているという。
5歳から19歳までの2型糖尿病患者に対する投薬治療では、上記の3年間の中で、特に女子が147%増と、男子の38.7%を大きく上回っている。その他ぜんそくや注意力欠如障害や多動性障害への処方も40%増となっており(高コレステロール治療も15%増)、これらの疾病では男子の患者が女子の3倍に上っている。
これらの要因として、「慢性疾患の危険因子の増加や小児への早期投薬治療に対する関心の高まりなどが挙げられる。
2008/11/06 08:15-マレーシアナビ - クアラルンプール,クアラルンプール,Malaysia
[要訳&コメント]
マレーシアでは、ドリアンの皮から抽出した成分で体内の重金属を取り除くことのできる薬の開発に成功した、と発表した。この薬は「ドリアンペクチン変化物質(MDRP)」と名づけられており、体内に蓄積した鉛・水銀・ヒ素などの重金属と結びついて排出を促す機能があるという。粉末状になっており、水やジュースと混ぜて摂取することができる。
環境汚染が進み、体内への重金属の蓄積は▽腎臓▽生殖器▽肝臓▽脳▽神経系——などの疾患の原因になっていると指摘。癌細胞の変異を防ぐ効果についても研究をつづけているとのこと。
果物の王様、ドリアン。くさくておいしい果物と言ったら誰もが思い浮かべる果物ではないだろうか?この薬は、自然由来ということがまた良い点である。体にも自然にもやさしい薬と言えるのではないだろうか。
この記事を読んでいてふと思い出した友達から聞いた話の中で、検診などでたまたま医師に診てもらった時に、高値の水銀が体内に蓄積されていたことが発覚した人がいる。放っておけば腎臓の機能に影響を及ぼすほどの状態で、すぐに除去処置を行い、なんとか今は普段の生活に戻っている。原因まで詳しく聞かなかったが、このように重金属の蓄積が進んでいる人も中にはいるのではいだろうか?重金属の除去には高い治療費がかかるらしく、家計にも負担がかかるので、このような治療法が見つかったことは喜ばしいことのように思う。同時に、検診でしっかり自分の体をチェックすることも重要であることを学んだ。
[要訳&コメント]
医療現場特有の使用環境やニーズに対応できるよう、耐衝撃/耐落下設計とファンレス設計による水やホコリの侵入を防ぐ防塵/防滴性に加え、アルコールや次亜塩素酸などの薬品に対する耐性を備えるパソコンが2009年3月10日にパナソニックから新たに販売される予定だ。
以上の利点を考えると、病院での活用は有効であるが、個人的に、薬局にとってはさほど魅力的と言えるような製品ではない。ただし、今回記事として取り上げたのは、「薬剤のチェック」などにも活用されていることを知ったからである。以前からも、薬剤の投与ミスで医療訴訟などが起きたりと、入院患者への投薬ミスなどはすでに起きていることである。どんなに努力をしてもゼロにすることができない、このヒューマンエラーを減らす方法として、このような機械が取り入れられることは、有効な手段の一つではないかと思う。現に、以下の数字が表れているので示しておく。
「患者の手首に巻いたバーコードや、薬剤自体に取り付けたRFIDなどを読み取ることが可能で、これにより米国の検証では投薬ミスが30%減少したという。」
3月からの販売開始に伴い、いかに病院内で有効に活用されるかが見ものである。
おまけ…
MSNヘルスケアライブラリ
[要訳&コメント]
今若者に多い「プチうつ」。職場で嫌なことがあったり仕事で挫折したりすると、「うつなので、診断書を書いてください」とやって来るそうです。しかし、こういったタイプは落ち込みの原因もはっきりしており、
「葛藤回避型うつ病」「逃避型うつ病」と呼ばれるもので、抗うつ薬などは効果がありません。もし、何人もの医師を受診し、すべての医師に「あなたは病気ではありませんよ」と言われたら、それはうつ病ではありません。病気に逃げず、現実をしっかり受け止め、乗り越える強さを持ってください。
うつの原因として現在有力なのは、「セロトニン仮説」(脳内神経伝達物質であるセロトニンの減少)だといわれています。セロトニンの前駆体は、トリプトファンというアミノ酸です。トリプトファンの形で脳内に入り、それが変化してセロトニンになるため、ネットで高額で販売しているセロトニンそのものを服用しても、うつにはまったく有効ではありません。
トリプトファン自体は、体内で作れないので食物から摂取する必要があります。(肉類)また、青魚に含まれるEPAやDHAなどもうつに効果があるという説もあります。
*うつ病治療が長引く人に朗報
自立支援医療(精神通院医療)を利用することで、自己負担を1割に抑えられます。申請には保健所などで1年に1度更新申請を行っていただき、その際医師の診断書が必要になります。
〈抗うつ薬分類〉 ※抗うつ薬を詳しく知りたいという人のために載せておきます。
【三環系・四環系の抗うつ剤】
うつ病治療の古典的な抗うつ薬です。三環系・四環系の違いは、薬の分子構造の違いです。古典的な薬代がもっとも安く、1日3~4回服用しても100円/1日程度です(健康保険ではその3割負担)。飲み始めてから効果が表れるまでに三環系が2~3週間かかるのに対し、四環系は1~2週間程度で効果が出ます。
うつ病治療の古典的な抗うつ薬です。三環系・四環系の違いは、薬の分子構造の違いです。古典的な薬代がもっとも安く、1日3~4回服用しても100円/1日程度です(健康保険ではその3割負担)。飲み始めてから効果が表れるまでに三環系が2~3週間かかるのに対し、四環系は1~2週間程度で効果が出ます。
●副作用(最も多い):口の渇き、吐き気、眠気、便秘〈抗コリン作用によるもの〉
●主な商品名
・トフラニール(三環系)・トリプタニール(三環系)・ルジオミール(四環系)・テトラミド(四環系)など
●主な商品名
・トフラニール(三環系)・トリプタニール(三環系)・ルジオミール(四環系)・テトラミド(四環系)など
【SSRI(Selective Serotonin Reuptake Inhibitors)】
選択的セロトニン再取り込み阻害薬。セロトニンだけを選び、再取り込みを抑制する抗うつ薬の一種です。シナプスのセロトニンの再吸収に働きかけることで、うつ症状の改善を目指す薬です。古典的な抗うつ薬に比べ、副作用が少ないメリットがあります。薬代は1日3~4回の服用で500円/1日程度(健康保険ではその3割負担)。
選択的セロトニン再取り込み阻害薬。セロトニンだけを選び、再取り込みを抑制する抗うつ薬の一種です。シナプスのセロトニンの再吸収に働きかけることで、うつ症状の改善を目指す薬です。古典的な抗うつ薬に比べ、副作用が少ないメリットがあります。薬代は1日3~4回の服用で500円/1日程度(健康保険ではその3割負担)。
●適応外使用:PTSD、月経前不快気分障害、摂食障害、全般性障害、社会恐怖、疼痛、疼痛性障害など神経症疾患 と広い分野で利用されている。
●副作用(三環系・四環系より少ない):口の渇き、吐き気、眠気、便秘
●副作用(三環系・四環系より少ない):口の渇き、吐き気、眠気、便秘
●離脱症状注意*(パキシル):減らすときは少しずつの減量が必要!
●主な商品名
・パキシル・ジェイゾロフト・ルボックス など
・パキシル・ジェイゾロフト・ルボックス など
*離脱症状:パキシルを急に中止したり減量することで起きる症状-めまい、ふらつき、嘔気・嘔吐、倦怠感、頭痛、不安定歩行、不眠、抑うつ感の増悪、焦燥など。
再度服用を開始することで、症状は軽減。
〈理論for Pharmacists〉SSRIは℃の薬剤も半減期が短く、特にパキシル(パロキセチン)のみが非線形の薬剤で、離脱症状(退薬症状)が現れやすい。高用量服用している患者さんほど、その症状は強く出ます。
【SNRI(Serotonin & Norepinephrine Reuptake Inhibitors)】
セロトニンとノルアドレナリン再取り込み阻害薬。SSRIと同じ世代の抗うつ薬です。興奮神経を刺激して、やる気や気分を向上させる効果を発揮します。薬代は、SSRIと同様、1日3~4回の服用で500円/1日程度(健康保険ではその3割負担)です。
●副作用(三環系・四環系より少ない。1~2週間で軽減):口の渇き、吐き気、眠気、便秘
セロトニンとノルアドレナリン再取り込み阻害薬。SSRIと同じ世代の抗うつ薬です。興奮神経を刺激して、やる気や気分を向上させる効果を発揮します。薬代は、SSRIと同様、1日3~4回の服用で500円/1日程度(健康保険ではその3割負担)です。
●副作用(三環系・四環系より少ない。1~2週間で軽減):口の渇き、吐き気、眠気、便秘
●主な商品名
・トレドミン など
・トレドミン など
※これらの抗うつ薬は、聞いてくるまで2週間程度かかることがありますので、根気強く飲み続けてください。また、自分はもう大丈夫、と思って服用を中止すると、再度うつ病の症状が強く出てくることがあります。抗うつ薬とうまく付き合っていくことが、うつ病治療には欠かせないのです。
たいてい、服用継続期間は症状が改善してから6か月前後です。初めてうつ病にかかったか、再発のものかどうかによって多少前後します。早めにやめてしまうと、50%の確率で再発が起こる可能性があります。
ラベル:
うつ病,
コレステロール・高脂血症,
医療ミス・医療過誤・医療事故,
海外,
癌,
抗うつ薬,
糖尿病,
副作用,
薬局,
喘息
2008/11/13
Saya's 薬学ニュース vol.8-30代男性のニオイ解明 ライオンが体臭抑える商品発売へ/FDAがうつ病治療用の磁気装置を認可/赤ワイン含有成分まねた薬、肥満などに効果ある可能性
カナダのエドモントンでは、地面一面が真っ白になる雪が降りました。
朝起きてみると外は銀色の世界★素敵ですね♪
まだ気温がマイナスでも1~5℃程度で、最高気温が0℃を超えるため、積もった雪はどんどん溶けていってしまいますが、これが冬本番を迎えると気温の低さのため(0℃をこえない)雪が氷になって解けなくなります。そうなると危険のようですので、万全な準備が必要です!
30代男性のニオイ解明 ライオンが体臭抑える商品発売へ
2008.11.13 23:22-産経ニュース
[要訳&コメント]
30代男性特有の体臭の原因は、使い古した食用油に似たにおいを発する「ペラルゴン酸」であることを解明したと発表した。来春をめどに、ライオンから新たなデオドラント商品が発売されるという。
男性にとっては朗報なのではないでしょうか?ネット販売でも体臭に効く石鹸などが販売されていますが、果たしてその効果は?原因の成分がわかれば、科学的に説明がつくので期待できそうですね。
FDAがうつ病治療用の磁気装置を認可
朝起きてみると外は銀色の世界★素敵ですね♪
まだ気温がマイナスでも1~5℃程度で、最高気温が0℃を超えるため、積もった雪はどんどん溶けていってしまいますが、これが冬本番を迎えると気温の低さのため(0℃をこえない)雪が氷になって解けなくなります。そうなると危険のようですので、万全な準備が必要です!
30代男性のニオイ解明 ライオンが体臭抑える商品発売へ
2008.11.13 23:22-産経ニュース
[要訳&コメント]
30代男性特有の体臭の原因は、使い古した食用油に似たにおいを発する「ペラルゴン酸」であることを解明したと発表した。来春をめどに、ライオンから新たなデオドラント商品が発売されるという。
男性にとっては朗報なのではないでしょうか?ネット販売でも体臭に効く石鹸などが販売されていますが、果たしてその効果は?原因の成分がわかれば、科学的に説明がつくので期待できそうですね。
FDAがうつ病治療用の磁気装置を認可
2008.11.4-Dr.赤ひげ.com
[要訳&コメント]
米食品医薬品局(FDA)は、うつ病の治療に用いる非侵襲性の脳刺激装置(noninvasive brain stimulator)を初めて認可した。
この装置は最初の抗うつ薬治療で軽減がみられなかった患者に対し、多剤併用以外の治療の選択肢を提供するものであるという。外科手術による電極の埋め込みや、最終手段とされるショック療法のようなリスクをもたらすこともないという。しかし、この治療は少し高価なのが難点。(治療回数によるが約59万~98万円)
装置商品名:「NeuroStar」
性質:頭蓋骨を通して磁気パルスを発することにより、脳細胞の興奮を促す微小な電荷を発生
高価であることが難点であるが、うつ病治療の新たな選択肢の提案としては、とても有効ではないだろうか。この治療を行うことで自殺企図率も減るというのだから、自殺者数に歯止めをかける手段としても期待ができるのではないだろうか。ただし、初めての試みであるため、今後治療対象者を増やしていく中で新たな問題が発見されていくこともあるだろう。非侵襲性であるとはいえ、脳に刺激を送るということは必要でない脳にも反応をきたす可能性もある。その部分を掘り下げて知らせてほしいものである。
2008年 11月 5日 13:31-ロイター
[要訳&コメント]
ブドウや赤ワインに豊富に含まれる成分[レスベラトロール]に、肥満や糖尿病対策として役立つ可能性があると、研究チームが4日明かした。この成分は、体内にある脂肪を燃焼したりするような酵素を活性化する効果があるとのこと。この酵素は、ジムに行って運動したりする際に活性化される酵素だという。
赤ワインですか…個人的には白ワインが好きで毎日飲んでいるから、できれば白ワインにその効果があってほしかった…と人生そううまくはいきません(笑)赤ワインやブドウには、老化を防止することで有名なポリフェノールを多く含んでいたり、と良い噂を聞くけれど、白ワインはどうなのでしょう?
そんな白ワイン愛好家にも朗報です★以下のような効果があるといわれています。
【白ワインの効果】
-殺菌効果:pH値が低いため抗菌作用をもつ。「魚料理と白ワイン」の由来でもあるように、赤痢菌、サルモ ネラ菌、大腸菌などの食中毒菌に有効。
-新陳代謝UP:カリウム(K)を多く含むことから、Kの利尿作用により、新陳代謝が活発になる。Kには、血圧の上昇を抑える効果も★
-骨粗鬆症予防:カルシウム(Ca)とマグネシュウム(Mg)をバランスよく含むことから、骨粗鬆症を防ぐ可能性も★
-痴呆防止:神経伝達物質や記憶に関係する物質を分解する酵素の働きを妨げる物質を持つ。
-ポリフェノール含有:ポリフェノールの量は赤ワインの方が多いが、長い期間飲んでいると白ワインでも効果に大差はないといわれている。
-「お酒は百薬の長」:ほどほどのお酒(1日1~2杯)であれば、お酒をたしなむ人のほうが長生きするとか♪(白ワインの効能ではありませんが・・・)
なので、お酒は楽しんで飲まなければ意味がない!何でも飲みすぎず、好きなものをほどほどに楽しむことで人生のQOLもUPするわけです♪ってこじつけ?
おまけ…「在宅介護」の動き
2008-11-5 12:30:00 -ケアマネジメント オンライン
[要訳&コメント]
社会保障国民会議では、医療・介護の社会保障機能強化について、医療の機能分化を進めて急性期医療に人的、物的資源を集中投入し、入院期間を短縮して早期の社会復帰を実現することが提案されている。同時に在宅における医療・介護を大幅に充実させ、地域での包括的なケアシステムを構築することにより、利用者のQOL(生活の質)の向上を目指すとしている。
【現状】
・在宅サービスメニュー、量の不足
・居住系整備不足
<人口5万人の場合>
【2025年の姿】
・できる限り住み慣れた地域で暮らし続ける
・自らの希望と選択でよりよいサービスを受けることができる
・施設・居住系サービスをスウェーデン並みに拡充
・24時間対応など多様な在宅サービス
・施設も地域に密着した小規模化、ユニットケア
2008/11/07
Saya's 薬学ニュース vol.4-大日本住友製薬と大阪大学、精神神経創薬コンソーシアムを設立/アルツハイマー病などの治療薬開発に期待/仏サノフィの抗肥満薬、EUで販売中止へ
今日のニュースでは、大阪梅田で起きたひき逃げ犯の新たな事件裏が見えてきましたね。飲酒運転に関しては予想できましたが、まさか保険金詐欺事件の執行猶予中だったとは…さらに、シートベルト非着用や速度超過、酒気帯び運転などの交通違反を重ねて、1年間の免許取り消し処分を受けていた上に、懲りずに無免許で飲酒運転を続ける…この事件が起きる前になんとか食い止められなかったものなのか。
事件は起こってから気づき反省するというのは、被害者にとっては何とも皮肉な話ですね。このような最悪な事件が二度と起こらないようにするためにも、今回の反省から無免許運転者や飲酒運転者に対する検挙方法が考案されるとよいのですが。
悲しいニュースが続きますが、気持ちを新たに薬学のニュースに関してみていきたいと思います。
大日本住友製薬と大阪大学、精神神経創薬コンソーシアムを設立
2008/10/24-IP NEXT ニュース
大日本住友製薬は23日、大阪大学大学院医学系研究科と薬学研究科の計5講座とともに「精神神経創薬コンソーシアム(NDDC)」を11月に設立すると発表した。統合失調症やうつ病などの精神疾患について遺伝子・分子レベルで研究し、新規創薬標的を見出していく。 ...
[要訳とコメント]
大日本住友製薬は、大阪大学大学院医学系研究科と協同で、統合失調症やうつ病などの精神疾患について遺伝子・分子レベルで研究し、新規創薬標的を見出していく旨を発表した。
大学と製薬企業が共同研究を行う話は前にも聞いたことがありますが、非営利による研究を行う大学と研究費を出せる企業とが組むのは個人的には良いと動きであると思います。大学内には優秀な研究者がたくさんいる訳であるし、研究費の獲得が難しい大学にとっては研究の幅も広がり社会に還元できる良い機会、と考えるのですがいかがなものでしょうか?
アルツハイマー病などの治療薬開発に期待
2008/10/24 21:56-キャリアブレイン
「S100B」は、アルツハイマー病やてんかんなど神経疾患患者の脳脊髄液で濃度が高く、理研では、「今回の研究が、神経疾患の予防や治療薬の開発に寄与できる」としている。成果は、米国の科学雑誌「The Journal of Neuroscience」に掲載された。 「グリア細胞」は、人間の ...
[要訳とコメント]
理化学研究所脳科学研究センターと金沢大大学院医学系研究科の研究グループが、ニューロン(神経回路)と共に脳を構成している「グリア細胞」の中で最も数が多い「アストロサイト」が、神経活動の強化に伴って「S100B」というタンパク質を分泌し、神経活動を調節していることを発見した。「S100B」は、アルツハイマー病やてんかんなど神経疾患患者の脳脊髄液で濃度が高く、理研では、「今回の研究が、神経疾患の予防や治療薬の開発に寄与できる」としている。
アルツハイマー病は、今のところ進行を止める薬しか存在せず、治す薬の開発が期待されています。その大きな一歩を踏み出したのではないでしょうか。また、この詳細が解明されれば、ボケにくい体を作る予防策も新たに分かってくるかもしれないので、今後に期待したいですね。
仏サノフィの抗肥満薬、EUで販売中止へ
2008年10月26日 19:53 発信地:パリ/フランス-AFPBB News
パリで撮影された、仏製薬大手サノフィ・アベンティス(Sanofi-Aventis)の抗肥満薬「アコンプリア(Acomplia)」(2008年10月23日撮影)。(c)AFP/ERIC PIERMONT 【10月26日 AFP】仏製薬大手サノフィ・アベンティス(Sanofi-Aventis)は23日、同社の抗肥満 ...
[要訳とコメント]
サノフィ・アベンティスは抗肥満薬「アコンプリア(Acomplia)」の欧州連合(EU)域内での販売を一時中止したと発表した。米国では、うつ病の病歴がない肥満患者に、自殺願望や自殺行為を引き起こすリスクを増加させるとして、同医薬品の販売を見送っていたが、EUでは2006年から販売が許可されていた。
ダイエット経験者には手に入れたい一品だが、利点も大きい分リスクも大きいようである。"肥満は万病のもと"と言われていることもあり、肥満治療に対しては反対していないが、スリムになりたいという願望で薬を服用するのは十分に気をつけてもらいたい。このように国の厳しいチェックにより承認を経て販売開始された薬においても健康被害が出ている訳であるから、ネットで出回っているような"ダイエット薬"の危険性は十分想像でき得るものであろう。
See ya~
事件は起こってから気づき反省するというのは、被害者にとっては何とも皮肉な話ですね。このような最悪な事件が二度と起こらないようにするためにも、今回の反省から無免許運転者や飲酒運転者に対する検挙方法が考案されるとよいのですが。
悲しいニュースが続きますが、気持ちを新たに薬学のニュースに関してみていきたいと思います。
大日本住友製薬と大阪大学、精神神経創薬コンソーシアムを設立
2008/10/24-IP NEXT ニュース
大日本住友製薬は23日、大阪大学大学院医学系研究科と薬学研究科の計5講座とともに「精神神経創薬コンソーシアム(NDDC)」を11月に設立すると発表した。統合失調症やうつ病などの精神疾患について遺伝子・分子レベルで研究し、新規創薬標的を見出していく。 ...
[要訳とコメント]
大日本住友製薬は、大阪大学大学院医学系研究科と協同で、統合失調症やうつ病などの精神疾患について遺伝子・分子レベルで研究し、新規創薬標的を見出していく旨を発表した。
大学と製薬企業が共同研究を行う話は前にも聞いたことがありますが、非営利による研究を行う大学と研究費を出せる企業とが組むのは個人的には良いと動きであると思います。大学内には優秀な研究者がたくさんいる訳であるし、研究費の獲得が難しい大学にとっては研究の幅も広がり社会に還元できる良い機会、と考えるのですがいかがなものでしょうか?
アルツハイマー病などの治療薬開発に期待
2008/10/24 21:56-キャリアブレイン「S100B」は、アルツハイマー病やてんかんなど神経疾患患者の脳脊髄液で濃度が高く、理研では、「今回の研究が、神経疾患の予防や治療薬の開発に寄与できる」としている。成果は、米国の科学雑誌「The Journal of Neuroscience」に掲載された。 「グリア細胞」は、人間の ...
[要訳とコメント]
理化学研究所脳科学研究センターと金沢大大学院医学系研究科の研究グループが、ニューロン(神経回路)と共に脳を構成している「グリア細胞」の中で最も数が多い「アストロサイト」が、神経活動の強化に伴って「S100B」というタンパク質を分泌し、神経活動を調節していることを発見した。「S100B」は、アルツハイマー病やてんかんなど神経疾患患者の脳脊髄液で濃度が高く、理研では、「今回の研究が、神経疾患の予防や治療薬の開発に寄与できる」としている。
アルツハイマー病は、今のところ進行を止める薬しか存在せず、治す薬の開発が期待されています。その大きな一歩を踏み出したのではないでしょうか。また、この詳細が解明されれば、ボケにくい体を作る予防策も新たに分かってくるかもしれないので、今後に期待したいですね。
仏サノフィの抗肥満薬、EUで販売中止へ
2008年10月26日 19:53 発信地:パリ/フランス-AFPBB News
パリで撮影された、仏製薬大手サノフィ・アベンティス(Sanofi-Aventis)の抗肥満薬「アコンプリア(Acomplia)」(2008年10月23日撮影)。(c)AFP/ERIC PIERMONT 【10月26日 AFP】仏製薬大手サノフィ・アベンティス(Sanofi-Aventis)は23日、同社の抗肥満 ...
[要訳とコメント]
サノフィ・アベンティスは抗肥満薬「アコンプリア(Acomplia)」の欧州連合(EU)域内での販売を一時中止したと発表した。米国では、うつ病の病歴がない肥満患者に、自殺願望や自殺行為を引き起こすリスクを増加させるとして、同医薬品の販売を見送っていたが、EUでは2006年から販売が許可されていた。
ダイエット経験者には手に入れたい一品だが、利点も大きい分リスクも大きいようである。"肥満は万病のもと"と言われていることもあり、肥満治療に対しては反対していないが、スリムになりたいという願望で薬を服用するのは十分に気をつけてもらいたい。このように国の厳しいチェックにより承認を経て販売開始された薬においても健康被害が出ている訳であるから、ネットで出回っているような"ダイエット薬"の危険性は十分想像でき得るものであろう。
See ya~
2008/11/05
Saya's 薬学ニュース vol.2-難治性便秘薬の皮下注射剤が日本で販売?!/違法薬販売の世界最大級スパム送信組織を摘発/医師の問診不十分で誤投薬
今日は黒人初米大統領当選のニュースや大阪梅田で起きたひき逃げ事件の犯人が捕まったりと盛りだくさんの日でしたね☆ひき逃げ事件の犯人に関しては、あんな悲惨な事故を引き起こしたのにも関わらず、よくのうのうと生きていられるなぁ、と信じられない気持でしたが、まさかホストに転向して普通に暮らしてるとは…しかも、引きずれば死ぬことはわかってただなんて…世の中にはとんでもない人がいるものです。被害者の遺族の気持ちを思うといたたまれないですね。
少し古いですが、たまりにたまった薬学ニュースの続きを載せていきたいと思います。
小野薬品、米社とライセンス契約-難治性便秘薬の皮下注射剤で
2008/10/17-IP NEXT ニュース
小野薬品工業は17日、米Progenics Pharmaceuticalsと、麻薬性鎮痛薬の使用に伴う難治性便秘治療薬「メチルナルトレキソン臭化物(MNTX)」の皮下注射剤に関するライセンス契約を締結したと発表した。この契約により、同剤を日本で独占的に開発・販売する権利を取得する。 ...
[要訳*コメント]
麻薬性鎮痛薬の副作用で起こる難治性便秘を治療する薬として、皮下注射剤が今後新たに日本でも販売される見通しです。
薬品名:メチルナルトレキソン臭化物(MNTX)
剤形:皮下注射剤
会社:小野薬品工業
麻薬性鎮痛薬を使用する末期がん患者さんにとっては嘔吐を併発している事も多いので、経口剤の服用が困難な患者さんにはうれしいお話ですね。しかし、皮下注射剤となると薬局での取扱いはないので、病院での入院患者さんに対する朗報になるでしょう。
FTC、国際規模のスパム送信組織を摘発
2008年10月16日 08時18分-ITmedia
バイアグラと同様の効果があるとする薬やダイエット薬、処方箋薬などを違法に販売するためのスパムメールを大量に送信していた組織に、差し止めの仮処分が言い渡された。米連邦取引委員会(FTC)は10月14日、処方先薬や強壮剤と偽った製品を宣伝するスパムメールを世界 ...
[要訳*コメント]
スパムメールを送信する組織としては(ブラックリストに載るほどの)世界最大級の「スパムギャング」らが、自らを米政府公認の薬局と偽り、米食品医薬品局に認可されていない処方せん薬や、記載された成分がまったく含まれていない薬などを販売していた。裁判所は、この組織に対しスパムの送信と誤った製品広告の一時的な差し止めを命じるとともに、消費者救済裁判に備え、被告の資産を差し押さえた。
私のところにも来るこのスパムメール、引っかかる人は多く300万件以上の苦情が出ているという…こんなのでひっかかるのか?と簡単に考えていたけれど実際の数は想像をはるかに超えるものでした。バイアグラに関して言えば、心臓の疾患や薬を飲んでいる人が一緒に服用すると血圧が急激に低下するなどの副作用が起こり大変危険であるし、その他血圧の高い人や逆に低血圧の人、泌尿器の薬を飲んでいる人の中にも併用に注意しなければならないケースなどがあります。性交のため、とやたらと購入して飲んでしまうと健康にも被害が出る可能性があるので、購入を考えている人はその点を把握した上で検討していただきたいものです。
医師の問診不十分で誤診
2008年10月29日-読売新聞医療情報部
妄想や幻覚が表れる統合失調症で、治療を受けている患者は約70万人にのぼるとされる。一方、うつ病など心身の不調で受診したところ、統合失調症と誤診され .....
[要訳*コメント]
東京都の男性会社員(55)は、ひどいだるさや不眠に悩まされ、仕事の集中力が低下し、「社内での会話を盗聴されているのではないか」とおびえ、妻(48)を「スパイじゃないか」と疑うことがあったという。近くの病院の精神科を受診した際、問診票への記載で「被害妄想がある」といった項目に「○」印をつけたばかりに、10分ほどの診察の末「統合失調症」と診断され投薬が始まった。しかし、1年の服用を続けても状態は一向に良くならず、実際は統合失調症ではなく、うつ病や心身の一時的な不調にすぎなかったという。
統合失調症の診断には、症状や、生活歴や仕事内容などについても十分に問診し、発症までの経過などを聞くことが必要になるとのことだ。
統合失調症とうつ病などの心の病気との見分け方は正直難しいと思われますが、両者で体内で起こっている状態は違うものなので、間違った薬を飲み続けていても改善はされません。また、統合失調症の場合、薬の服用により社会に適応する能力にまでは回復するものの、完治することはないので、そこもうつ病などとは違う点です。
※統合失調症とは?(お薬110番より)-脳の情報伝達系に不具合を生じ、現実を正しく認識できなくなったり、思考や感情のコントロールが上手にできなくなる病気です。幻覚や幻聴、妄想も特徴的です。心の病気というより、脳内の「内因性」の病気です。ただ、精神的ストレスも症状悪化の引き金になります。統合失調症は、脳内の神経伝達物質「ドパミン」の過剰伝達が原因のひとつと考えられます。
少し古いですが、たまりにたまった薬学ニュースの続きを載せていきたいと思います。
小野薬品、米社とライセンス契約-難治性便秘薬の皮下注射剤で
2008/10/17-IP NEXT ニュース
小野薬品工業は17日、米Progenics Pharmaceuticalsと、麻薬性鎮痛薬の使用に伴う難治性便秘治療薬「メチルナルトレキソン臭化物(MNTX)」の皮下注射剤に関するライセンス契約を締結したと発表した。この契約により、同剤を日本で独占的に開発・販売する権利を取得する。 ...
[要訳*コメント]
麻薬性鎮痛薬の副作用で起こる難治性便秘を治療する薬として、皮下注射剤が今後新たに日本でも販売される見通しです。
薬品名:メチルナルトレキソン臭化物(MNTX)
剤形:皮下注射剤
会社:小野薬品工業
麻薬性鎮痛薬を使用する末期がん患者さんにとっては嘔吐を併発している事も多いので、経口剤の服用が困難な患者さんにはうれしいお話ですね。しかし、皮下注射剤となると薬局での取扱いはないので、病院での入院患者さんに対する朗報になるでしょう。
FTC、国際規模のスパム送信組織を摘発
2008年10月16日 08時18分-ITmedia
バイアグラと同様の効果があるとする薬やダイエット薬、処方箋薬などを違法に販売するためのスパムメールを大量に送信していた組織に、差し止めの仮処分が言い渡された。米連邦取引委員会(FTC)は10月14日、処方先薬や強壮剤と偽った製品を宣伝するスパムメールを世界 ...
[要訳*コメント]
スパムメールを送信する組織としては(ブラックリストに載るほどの)世界最大級の「スパムギャング」らが、自らを米政府公認の薬局と偽り、米食品医薬品局に認可されていない処方せん薬や、記載された成分がまったく含まれていない薬などを販売していた。裁判所は、この組織に対しスパムの送信と誤った製品広告の一時的な差し止めを命じるとともに、消費者救済裁判に備え、被告の資産を差し押さえた。
私のところにも来るこのスパムメール、引っかかる人は多く300万件以上の苦情が出ているという…こんなのでひっかかるのか?と簡単に考えていたけれど実際の数は想像をはるかに超えるものでした。バイアグラに関して言えば、心臓の疾患や薬を飲んでいる人が一緒に服用すると血圧が急激に低下するなどの副作用が起こり大変危険であるし、その他血圧の高い人や逆に低血圧の人、泌尿器の薬を飲んでいる人の中にも併用に注意しなければならないケースなどがあります。性交のため、とやたらと購入して飲んでしまうと健康にも被害が出る可能性があるので、購入を考えている人はその点を把握した上で検討していただきたいものです。
医師の問診不十分で誤診
2008年10月29日-読売新聞医療情報部
妄想や幻覚が表れる統合失調症で、治療を受けている患者は約70万人にのぼるとされる。一方、うつ病など心身の不調で受診したところ、統合失調症と誤診され .....
[要訳*コメント]
東京都の男性会社員(55)は、ひどいだるさや不眠に悩まされ、仕事の集中力が低下し、「社内での会話を盗聴されているのではないか」とおびえ、妻(48)を「スパイじゃないか」と疑うことがあったという。近くの病院の精神科を受診した際、問診票への記載で「被害妄想がある」といった項目に「○」印をつけたばかりに、10分ほどの診察の末「統合失調症」と診断され投薬が始まった。しかし、1年の服用を続けても状態は一向に良くならず、実際は統合失調症ではなく、うつ病や心身の一時的な不調にすぎなかったという。
統合失調症の診断には、症状や、生活歴や仕事内容などについても十分に問診し、発症までの経過などを聞くことが必要になるとのことだ。
統合失調症とうつ病などの心の病気との見分け方は正直難しいと思われますが、両者で体内で起こっている状態は違うものなので、間違った薬を飲み続けていても改善はされません。また、統合失調症の場合、薬の服用により社会に適応する能力にまでは回復するものの、完治することはないので、そこもうつ病などとは違う点です。
※統合失調症とは?(お薬110番より)-脳の情報伝達系に不具合を生じ、現実を正しく認識できなくなったり、思考や感情のコントロールが上手にできなくなる病気です。幻覚や幻聴、妄想も特徴的です。心の病気というより、脳内の「内因性」の病気です。ただ、精神的ストレスも症状悪化の引き金になります。統合失調症は、脳内の神経伝達物質「ドパミン」の過剰伝達が原因のひとつと考えられます。
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