<Today's news>
1.
アルツハイマー、歯に注意 かみ合わせ悪いと影響
2. 国が勧奨、8疾患のみ ワクチン“後進国”なぜ/上
3.
ワクチン“後進国”なぜ:/中 感染で後遺症負う恐れ
4.
認知症は免許停止など対象 府警「重大な認識持って」
5. 東電、作業員1991人の被曝状況を発表
6. 致死量3人分…筋弛緩剤紛失、千葉の病院で
アルツハイマー、歯に注意 かみ合わせ悪いと影響
2011年9月16日 提供:共同通信社 ※m3.com閲覧には会員登録が必要です
[要訳]
歯のかみ合わせが悪いと、アルツハイマー病の原因とされる「アミロイドベータ」と呼ばれるタンパク質が脳の海馬に増えることを岡山大大学院医歯薬学総合研究科の森田学(もりた・まなぶ)教授のチームがラットで突き止め、15日発表した。
アルツハイマー病はアミロイドベータが脳内に蓄積し、海馬では神経細胞に影響して記憶障害を起こすのが一因とされる。チームは「歯が抜けたり、入れ歯が合わなかったりする人は、治療をすることでアルツハイマー病の予防や進行を抑えられる可能性がある」としている。「かみ合わせが悪いと脳に刺激が伝わりにくくなり、ストレスを感じて、アミロイドベータが増えるのではないか」と分析している。
*comment*
ラットレベルの議論ではあるが、噛み合わせは脳だけでなく健康の面でも影響が出るので、一度確認してみては?
国が勧奨、8疾患のみ ワクチン“後進国”なぜ/上
毎日新聞 2011年9月15日 東京朝刊
[要訳]
米国では現在、B型肝炎、おたふく風邪、水痘(水ぼうそう)など13の疾患について国の責任でワクチン接種を実施し、基本的に無料だ。「米国では病院でかかる医療費が高いという事情もあり、ワクチンで防げる病気は予防接種で減らそうという意識が高い」とのこと。一方、日本のワクチン接種は、国が勧奨し公費で負担する「定期接種」と、希望者が自己負担で受ける「任意接種」に大別され、「定期接種」はジフテリア、麻疹(はしか)、日本脳炎など8疾患に過ぎない。「日本のワクチン接種が遅れたのは訴訟による影響が大きい」と見る。厚生科学審議会での予防接種制度の見直し論議も進むが、「財政が厳しく、定期接種を増やすと予算がかかるのがネック」とのこと。
*comment*
訴訟の多いアメリカで予防接種が進んでいて、訴訟の少なかった日本では進まなかったというのも不思議な理由である。しかし、国がワクチンを本人の選択に任せ、かかっても自分の責任、ワクチンで被害が出ても自分の責任というのはなんだか国に守られているんだか守られていないんだか、といったイメージを受ける。少子化ということもあるので、子供たちの健康を維持するためには少子化対策として本気で取り組んでもいい内容なのでは?
ワクチン“後進国”なぜ:/中 感染で後遺症負う恐れ
毎日新聞 2011年9月16日 東京朝刊
[要訳]
下痢を起こす感染症の原因としては、病原性大腸菌O157やノロウイルスがよく知られているが、ロタウイルスは実は、乳幼児の急性胃腸炎の最大の原因。ほとんどの乳幼児が5歳までに感染する。嘔吐や発熱が生じ、コメのとぎ汁のような白い下痢便が続くのが特徴だ。ロタウイルスは重症化すると脳炎を起こし要注意だとのこと。乳幼児に生じる脳炎、脳症の原因で最多はインフルエンザウイルス、次に突発性発疹で、3番目がロタウイルスという。現在まで、ロタウイルスを撃退する抗ウイルス薬はない。
世界保健機関(WHO)は09年、ロタウイルスのワクチンを乳幼児の感染症防止で最重要ワクチンの一つと位置づけた。世界では既に100カ国以上がワクチン接種を導入している。一方、日本では外資系製薬会社が開発したワクチンが、今年7月に承認されたばかり。年内には使える見込みだが、公費の定期接種ではなく任意接種となる。
日本ではヒブワクチンが08年12月、任意接種として始まったが今年3月、ワクチン接種が一時中止された。二つのワクチンの同時接種後に、全国で7人の乳幼児が死亡していたためだ。専門家の検討会議で「明確な因果関係は認められない」との結論が出て、4月1日から再開されたが、「接種率は元に戻っていない」(同省)という。
◇母子手帳とワクチン接種
乳幼児期に接種するワクチンのうち、国が行う「定期接種」は種類や接種スケジュールが母子健康手帳に記されているが、自己負担の「任意接種」は手帳に記載がなく、行政からの情報提供も少ない。片岡正医師は「任意、定期とも疾患予防の重要度に差はない」と話している。
母子手帳には定期接種を受けたかどうかの履歴が残るため、成人後も保管しておくと、感染症が流行した時や海外旅行などの際に役立つ。母子手帳と分離し、「予防接種手帳」などを配布している自治体もある。
*comment*
定期接種に含まれていない場合は、「必要ない予防接種」として見られるケースも少なくない。薬剤師による薬局での呼びかけなども重要なのではないだろうか。
認知症は免許停止など対象 府警「重大な認識持って」
2011年9月16日 提供:共同通信社 ※m3.com閲覧には会員登録が必要です
[要訳]
京都府警は16日、2月に京都市で起きた多重衝突事故で、運転していた男性(61)の認知症発作が引き金になったとして書類送検に踏み切った。府警幹部は「(認知症での運転は)重大事故になりかねないという認識を本人や周囲の人に持ってもらいたい」と話す。
関連記事:
認知症事故疑いで書類送検 同乗の2人も、京都府警(2011年9月16日 提供:共同通信社)
認知症、運転中に気絶…13人死傷家族は止めず (2011年9月16日14時12分 読売新聞)
*comment*
認知症は、本人の自覚がないこともあるため周りの家族などが責任を持って判断することが望まれる。ただし、その場合本人が免許証を持っていないことまで忘れて運転しないかが少し不安である。
東電、作業員1991人の被曝状況を発表
2011年9月15日19時58分 読売新聞
[要訳]
緊急作業時の上限の250ミリ・シーベルトを超えた人はいなかった。20~50ミリ・シーベルトを被曝していたのは6人。作業員の被曝線量は低下 傾向が進んでおり、3月以降で初めて1けた台となった。
致死量3人分…筋弛緩剤紛失、千葉の病院で
2011年9月15日 読売新聞
[要訳]
国立病院機構千葉医療センター(千葉市中央区)は13日、手術時の麻酔薬に使われる筋弛緩(しかん)剤「エスラックス」(液体、5ミリ・リットル)が入ったガラス瓶1本を紛失したと発表した。薬事法上の毒薬で、成人3人分の致死量に相当する。
2011/09/17
2011/09/09
vol.116
<Today's news>
1. 【糖尿病網膜症】血管新生阻害薬が新たな選択肢に
2. 『ランセット』が日本特集発行
3. 1日に15分の運動でも死亡リスクが14%低下
4. 躁病の急性期治療に有効なのは、リスペリドン、オランザピン、ハロペリドール
5. 日本人の一次予防患者でも積極的LDL-C低下療法の優位性を実証
おまけ. “新型”の手足口病が大流行
おまけ. MRは、本当にやりがいのある仕事なのか
【糖尿病網膜症】血管新生阻害薬が新たな選択肢に
2011. 9. 6 日経MD ※日経メディカル閲覧には会員登録が必要です
[要訳]
「糖尿病網膜症の治療法としては、網膜にレーザー光を照射する光凝固法と硝子体手術の2つが確立されているが、最近、血管新生阻害薬(抗VEGF薬)が登場。従来の治療方法としては、増殖前網膜症の時期に光凝固、増殖網膜症の時期になったら硝子体手術が標準で、単純網膜症に対しては、有効性が確認された治療手段はなかった。ステロイドの眼内注射は有効だが、眼圧上昇などの副作用もある。その点、抗VEGF薬は血管新生を抑えるだけでなく、血管の透過性亢進を抑える働きもあり、「浮腫に対しても効果が期待できる」
『ランセット』が日本特集発行
2011. 9. 1 日経MD ※日経メディカル閲覧には会員登録が必要です
[要訳]
英医学誌の『ランセット』は9月1日、日本の保健医療の現状をまとめた日本特集号を発刊した。副題は「Japan : Universal Health Care at 50 Years(日本:国民皆保険達成から50年)」。同特集号は、日本が戦後、短期間で長寿社会を実現した要因を探るととともに、国民皆保険制度の限界や、現行の保険医療システムの問題点を指摘。
特集号の論文は『ランセット』のウェブサイト(http://www.thelancet.com/japan)、日本国際交流センターのウェブサイト(http://www.jcie.or.jp/japan/csc/ghhs/lancetjapan/)で読むことができる。日本語版の出版物(1部1300円+税)は、日本国際交流センターのウェブサイトで購入可能。
*comment*
友人が購入しているので、帰国後さっそく読んでみたい内容である。日本の国民皆保険制度はどこまで持つのだろうか。そして、今後生き残るとしたらどのような変化を遂げていくのだろうか。日本国外からではあるが見守っていきたい。
1日に15分の運動でも死亡リスクが14%低下
*comment*
この運動量であれば、私たちの生活にも大いにあてはまることがわかる。毎日15分間ウォーキング程度の運動であれば、通勤時間でもクリアできる内容であるし、日本人にもぜひ試してもらいたい内容である。しかし、この試験は台湾で行われたため、食事(日本食VS台湾食)による影響がどの程度あるかはわからないが、同じアジア人として似たようなデータになることが予想される。
さて、毎日15分間のウォーキング、初めてみませんか?
躁病の急性期治療に有効なのは、リスペリドン、オランザピン、ハロペリドール
2011. 9. 6 日経MD ※日経メディカル閲覧には会員登録が必要です
[要訳]
急性躁病治療に関するガイドラインであh、有効性に基づく治療薬の順位付けをしていなかった。
全体として、急性期の躁病治療においては気分安定薬に比べ抗精神病薬の方が有効で、現在の選択肢のうちのベスト3は、リスペリドン、オランザピン、ハロペリドールであることが示された。偽薬が最善の治療である確率は23%で、下から4番目だった。
偽薬より下位にあったのはラモトリギン(21%)、トピラマート(7%)、ガバペンチン(3%)だった。
*comment*
これらの研究により、一定の選択肢を提示するきっかけになったのでは?偽薬よりも下位であった医薬品に関しては、急性の躁病治療においては検討されなければならないかもしれない。
日本人の一次予防患者でも積極的LDL-C低下療法の優位性を実証
“新型”の手足口病が大流行
2011. 9. 1 日経MD ※日経メディカル閲覧には会員登録が必要です
[要訳]
今夏、手足口病が大流行した。例年とは異なり、高熱や大きな発疹が広範囲に現れるため、水痘などと誤診されるケースもある。「水痘の場合は発疹が体幹を中心に頭髪部にも現れるが、手足口病では四肢が中心となる」という。さらに、発症から1~2カ月後に爪甲が脱落する患児も報告されている。事前に、爪が剥がれても自然と生え替わることを説明しておくとよいだろう」と話す。
*comment*
同様のケースで水痘の診断で来た場合は注意すべき疾患である。
MRは、本当にやりがいのある仕事なのか
2011/09/07 05:00 ミクスOnline
[要訳]
MRには2つのことが求められている。その1つは、医薬品が適正に使用されるよう、医療関係者の診療活動に役立つ信頼性の高い情報を提供・収集・伝達するという社会的使命を果たすこと。MRが日々接するのは医療関係者だが、その背後には疾病と闘っている患者がいるということを忘れてはならない。
もう1つは、自社医薬品の普及を図ること、すなわち担当医療機関や担当エリアにおける営業目標を達成するという、製薬企業の営業担当者としての責任を果たすこと。
*comment*
将来MRになりたいと考えている学生さんたちも、一度目を通してみてはいかがだろうか?
1. 【糖尿病網膜症】血管新生阻害薬が新たな選択肢に
2. 『ランセット』が日本特集発行
3. 1日に15分の運動でも死亡リスクが14%低下
4. 躁病の急性期治療に有効なのは、リスペリドン、オランザピン、ハロペリドール
5. 日本人の一次予防患者でも積極的LDL-C低下療法の優位性を実証
おまけ. “新型”の手足口病が大流行
おまけ. MRは、本当にやりがいのある仕事なのか
【糖尿病網膜症】血管新生阻害薬が新たな選択肢に
2011. 9. 6 日経MD ※日経メディカル閲覧には会員登録が必要です
[要訳]
「糖尿病網膜症の治療法としては、網膜にレーザー光を照射する光凝固法と硝子体手術の2つが確立されているが、最近、血管新生阻害薬(抗VEGF薬)が登場。従来の治療方法としては、増殖前網膜症の時期に光凝固、増殖網膜症の時期になったら硝子体手術が標準で、単純網膜症に対しては、有効性が確認された治療手段はなかった。ステロイドの眼内注射は有効だが、眼圧上昇などの副作用もある。その点、抗VEGF薬は血管新生を抑えるだけでなく、血管の透過性亢進を抑える働きもあり、「浮腫に対しても効果が期待できる」
『ランセット』が日本特集発行
2011. 9. 1 日経MD ※日経メディカル閲覧には会員登録が必要です
[要訳]英医学誌の『ランセット』は9月1日、日本の保健医療の現状をまとめた日本特集号を発刊した。副題は「Japan : Universal Health Care at 50 Years(日本:国民皆保険達成から50年)」。同特集号は、日本が戦後、短期間で長寿社会を実現した要因を探るととともに、国民皆保険制度の限界や、現行の保険医療システムの問題点を指摘。
特集号の論文は『ランセット』のウェブサイト(http://www.thelancet.com/japan)、日本国際交流センターのウェブサイト(http://www.jcie.or.jp/japan/csc/ghhs/lancetjapan/)で読むことができる。日本語版の出版物(1部1300円+税)は、日本国際交流センターのウェブサイトで購入可能。
*comment*
友人が購入しているので、帰国後さっそく読んでみたい内容である。日本の国民皆保険制度はどこまで持つのだろうか。そして、今後生き残るとしたらどのような変化を遂げていくのだろうか。日本国外からではあるが見守っていきたい。
1日に15分の運動でも死亡リスクが14%低下
2011. 9. 5 日経MD ※日経メディカル閲覧には会員登録が必要です
[要訳]
これまでに、週に150分以上の運動>の利益を示すエビデンスは蓄積されている。しかし、150分に満たない運動の健康への影響は明らかではなかった。
1日の運動量と全死因死亡の関係を調べたところ、15分から最長100分まで、15分伸びるごとに全死因死亡リスクは4%(2.5-7.0%)ずつ低下した。癌死亡のリスクも1%(0.3-4.5%)ずつ低下していた。
運動による全死因死亡リスク低減はあらゆる年齢の男女に見られること、心血管リスクが高いと考えられる人々にも同様に認められることが示された。毎日15分、または週に90分程度の運動が、多くの人々に生存利益をもたらすことが示された。
この運動量であれば、私たちの生活にも大いにあてはまることがわかる。毎日15分間ウォーキング程度の運動であれば、通勤時間でもクリアできる内容であるし、日本人にもぜひ試してもらいたい内容である。しかし、この試験は台湾で行われたため、食事(日本食VS台湾食)による影響がどの程度あるかはわからないが、同じアジア人として似たようなデータになることが予想される。
さて、毎日15分間のウォーキング、初めてみませんか?
躁病の急性期治療に有効なのは、リスペリドン、オランザピン、ハロペリドール
2011. 9. 6 日経MD ※日経メディカル閲覧には会員登録が必要です
[要訳]
急性躁病治療に関するガイドラインであh、有効性に基づく治療薬の順位付けをしていなかった。
全体として、急性期の躁病治療においては気分安定薬に比べ抗精神病薬の方が有効で、現在の選択肢のうちのベスト3は、リスペリドン、オランザピン、ハロペリドールであることが示された。偽薬が最善の治療である確率は23%で、下から4番目だった。
偽薬より下位にあったのはラモトリギン(21%)、トピラマート(7%)、ガバペンチン(3%)だった。
*comment*
これらの研究により、一定の選択肢を提示するきっかけになったのでは?偽薬よりも下位であった医薬品に関しては、急性の躁病治療においては検討されなければならないかもしれない。
日本人の一次予防患者でも積極的LDL-C低下療法の優位性を実証
2011. 8. 29 日経MD ※日経メディカル閲覧には会員登録が必要です
[要訳]
血清LDL-C値は強化療法群では163.7mg/dLから84.4mg/dLに-47.0%、従来療法群では166.8mg/dLから119.1mg/dLに-27.4%、それぞれ低下し、低下率は強化療法群で有意に大きかった。他にも強化療法群では従来療法群に比べて、LDL-C/HDLコレステロール(HDL-C)比、non
HDLコレステロール値、トリグリセリド値が有意に改善した。
「日本人の動脈硬化性疾患の一次予防においても、より強力なスタチンを用いた“the lower, the better”の意義を明らかにすることができた」と結論した。
「日本人の動脈硬化性疾患の一次予防においても、より強力なスタチンを用いた“the lower, the better”の意義を明らかにすることができた」と結論した。
*comment*
これらの内容は、患者への情報提供時にも有効に活用してもらいたい。「薬を飲まなければならないのか?」と悩んでいる患者さんに、効果のほどを伝えて説得してみては?
“新型”の手足口病が大流行
2011. 9. 1 日経MD ※日経メディカル閲覧には会員登録が必要です
[要訳]
今夏、手足口病が大流行した。例年とは異なり、高熱や大きな発疹が広範囲に現れるため、水痘などと誤診されるケースもある。「水痘の場合は発疹が体幹を中心に頭髪部にも現れるが、手足口病では四肢が中心となる」という。さらに、発症から1~2カ月後に爪甲が脱落する患児も報告されている。事前に、爪が剥がれても自然と生え替わることを説明しておくとよいだろう」と話す。
*comment*
同様のケースで水痘の診断で来た場合は注意すべき疾患である。
MRは、本当にやりがいのある仕事なのか
2011/09/07 05:00 ミクスOnline
[要訳]
MRには2つのことが求められている。その1つは、医薬品が適正に使用されるよう、医療関係者の診療活動に役立つ信頼性の高い情報を提供・収集・伝達するという社会的使命を果たすこと。MRが日々接するのは医療関係者だが、その背後には疾病と闘っている患者がいるということを忘れてはならない。
もう1つは、自社医薬品の普及を図ること、すなわち担当医療機関や担当エリアにおける営業目標を達成するという、製薬企業の営業担当者としての責任を果たすこと。
*comment*
将来MRになりたいと考えている学生さんたちも、一度目を通してみてはいかがだろうか?
2011/08/31
vol.109
<Today's news>
1. ジェネリック(1)効き目は同等 安価な薬
2. 腰痛にストレスが関与 再発、慢性化の要因に 日常活動維持が大切 「医療新世紀」
3. 人体実験で83人が死亡 グアテマラで米科学者ら
4. 5歳以下へのビタミンA補給、死亡率・罹病率・視覚異常を大幅に抑制
5. 喫煙者への禁煙介入、周術期イベントの発生を抑制、米国調査
おまけ介護、嫁から娘へ 子育て中も兄弟頼れず 先のこと「考えたくない」 「ウーマン・アイ」
ジェネリック(1)効き目は同等 安価な薬
2011年8月30日 提供:読売新聞
[要訳]
日本国内で出荷された医療用医薬品に占めるジェネリックの割合(数量)は徐々に増えているものの2割程度で、7割の米国など、かなり浸透している国と比べるとまだまだ低い。「普及がなかなか進まない背景には『ジェネリックは何となく嫌』との根拠のない拒否感が根強い。経済性の高さを始めとしたジェネリックの利点をもっと社会に広める必要がある」と話す。
*comment*
何年も前から同じような議論が繰り返しなされていて、特にあまり進んでいないように感じるのは私だけだろうか。薬に関しては、「安い」だけでは一定の獲得にはつながるがそれ以上の効果は見られない。先発品を好むという国民性ももちろんあり、安全と信用が確保できなければ進まない。海外では「ジェネリックを選ばなくてはならない」法律の存在が手動で行っている部分が大きいように感じる。
腰痛にストレスが関与 再発、慢性化の要因に 日常活動維持が大切 「医療新世紀」
2011年8月30日 提供:共同通信社 m3.com ※m3.com閲覧には会員登録が必要です
[要訳]
腰痛で病院を受診する人のうち、診察や画像検査で原因が特定できるのは15%で、残り85%は原因が特定しきれない「非特異的腰痛」に分類される。このタイプの腰痛の多くは放っておいても痛みは消える。しかし、心理的な問題から腰を動かさずにいると筋肉が硬直、気がめいってうつ傾向が強まり、さらに体を動かさなくなる「痛みの悪循環」に陥ることがある。
*comment*
この記事では、実際にストレスが腰痛に影響を与えていた人の例の紹介もされている。原因もわからず腰痛にお悩みの方は、日々のストレスを見直すきっかけにされてみては??
人体実験で83人が死亡 グアテマラで米科学者ら
2011年8月30日 提供:共同通信社 m3.com ※m3.com閲覧には会員登録が必要です
[要訳]
米国の科学者が1940年代、薬の効果を確かめる目的で中米グアテマラの刑務所や精神科病院で故意に性病に感染させる人体実験を行っていた問題で、オバマ大統領直轄の調査委員会は29日、実験対象となった83人が死亡したと明らかにした。
*comment*
当時ペニシリンなどの抗生物質の効果判定のために行ったとのことだが、そんなに昔の話ではない。医学の発展のために尊い命がこのように失われていたとは。医療者としての責任感を改めて感じる記事である。
5歳以下へのビタミンA補給、死亡率・罹病率・視覚異常を大幅に抑制
2011年08月30日 ソース:BMJ(論文一覧) m3.com ※m3.com閲覧には会員登録が必要です
[要訳]
無作為化比較試験43件の6カ月から5歳の小児19万4483人を対象に、ビタミンAと死亡率および罹病率減少との関係をシステマティックレビューとメタアナリシスで調査。ビタミンA補給により試験17件で全死因死亡率24%低下、7件で下痢による死亡率28%低下が見られた。ビタミンA補給と視覚異常の減少との関連も確認された。
原文:原文(BMJ)を読む
*comment*
ビタミンAが小児に有効であることは前々から知られているが、過剰摂取は逆に小児にとって良くないため、用量の厳守が重要になりそうである。
喫煙者への禁煙介入、周術期イベントの発生を抑制、米国調査
2011年08月30日 ソース:BMJ(論文一覧) m3.com ※m3.com閲覧には会員登録が必要です
[要訳]
2002-08年に待期的手術を受けた39万3794人を対象に、禁煙が手術転帰に及ぼす影響を後ろ向きコホート研究で検討。非喫煙者や過去の喫煙者に比べ、現在の喫煙者は術後の肺炎、手術部位感染、死亡リスクが有意に高く、年20箱以上の喫煙で手術合併症が有意に増加した。禁煙介入により周術期イベントが抑制される可能性が示唆された。
介護、嫁から娘へ 子育て中も兄弟頼れず 先のこと「考えたくない」 「ウーマン・アイ」
2011年8月30日 提供:共同通信社 m3.com ※m3.com閲覧には会員登録が必要です
[要訳]
2000年の介護保険制度開始から10年以上が過ぎた。介護から「逃げられない」存在としてクローズアップされてきたのが、高齢の親を持つ娘たちだ。
病院の付き添いや食事、夜中のトイレ介助に追われ、眠れない日が続くと仕事にしわ寄せが来た。遅刻、早退、休みが増え、ついに「派遣切り」に。新たな仕事も、病院やヘルパーからの電話でたびたび中断され、いたたまれなくなって辞めた。体調も悪くなり「うつ状態」になった。
介護はいつまで続くか分からない。今は両親の年金で生活しているが、どちらかが亡くなれば生活費は足りない。そのとき仕事はあるだろうか。結婚は...。つらくなるから、先のことは考えないようにしている。
*comment*
介護うつになる人は年々増えている。介護保険ができて多少の補助にはなっても、周りの意識はいまだに変わっていない。特に経験していない若い世代の理解は得にくいのが現状だろう。自分たちの時に何ができるか、どのような準備ができるか。若い世代に少しでも生きやすい介護保険を作り上げていく必要がありそうである。
1. ジェネリック(1)効き目は同等 安価な薬
2. 腰痛にストレスが関与 再発、慢性化の要因に 日常活動維持が大切 「医療新世紀」
3. 人体実験で83人が死亡 グアテマラで米科学者ら
4. 5歳以下へのビタミンA補給、死亡率・罹病率・視覚異常を大幅に抑制
5. 喫煙者への禁煙介入、周術期イベントの発生を抑制、米国調査
おまけ介護、嫁から娘へ 子育て中も兄弟頼れず 先のこと「考えたくない」 「ウーマン・アイ」
ジェネリック(1)効き目は同等 安価な薬
2011年8月30日 提供:読売新聞
[要訳]
日本国内で出荷された医療用医薬品に占めるジェネリックの割合(数量)は徐々に増えているものの2割程度で、7割の米国など、かなり浸透している国と比べるとまだまだ低い。「普及がなかなか進まない背景には『ジェネリックは何となく嫌』との根拠のない拒否感が根強い。経済性の高さを始めとしたジェネリックの利点をもっと社会に広める必要がある」と話す。
*comment*
何年も前から同じような議論が繰り返しなされていて、特にあまり進んでいないように感じるのは私だけだろうか。薬に関しては、「安い」だけでは一定の獲得にはつながるがそれ以上の効果は見られない。先発品を好むという国民性ももちろんあり、安全と信用が確保できなければ進まない。海外では「ジェネリックを選ばなくてはならない」法律の存在が手動で行っている部分が大きいように感じる。
腰痛にストレスが関与 再発、慢性化の要因に 日常活動維持が大切 「医療新世紀」
2011年8月30日 提供:共同通信社 m3.com ※m3.com閲覧には会員登録が必要です
[要訳]
腰痛で病院を受診する人のうち、診察や画像検査で原因が特定できるのは15%で、残り85%は原因が特定しきれない「非特異的腰痛」に分類される。このタイプの腰痛の多くは放っておいても痛みは消える。しかし、心理的な問題から腰を動かさずにいると筋肉が硬直、気がめいってうつ傾向が強まり、さらに体を動かさなくなる「痛みの悪循環」に陥ることがある。
*comment*
この記事では、実際にストレスが腰痛に影響を与えていた人の例の紹介もされている。原因もわからず腰痛にお悩みの方は、日々のストレスを見直すきっかけにされてみては??
人体実験で83人が死亡 グアテマラで米科学者ら
2011年8月30日 提供:共同通信社 m3.com ※m3.com閲覧には会員登録が必要です
[要訳]
米国の科学者が1940年代、薬の効果を確かめる目的で中米グアテマラの刑務所や精神科病院で故意に性病に感染させる人体実験を行っていた問題で、オバマ大統領直轄の調査委員会は29日、実験対象となった83人が死亡したと明らかにした。
*comment*
当時ペニシリンなどの抗生物質の効果判定のために行ったとのことだが、そんなに昔の話ではない。医学の発展のために尊い命がこのように失われていたとは。医療者としての責任感を改めて感じる記事である。
5歳以下へのビタミンA補給、死亡率・罹病率・視覚異常を大幅に抑制
2011年08月30日 ソース:BMJ(論文一覧) m3.com ※m3.com閲覧には会員登録が必要です
[要訳]
無作為化比較試験43件の6カ月から5歳の小児19万4483人を対象に、ビタミンAと死亡率および罹病率減少との関係をシステマティックレビューとメタアナリシスで調査。ビタミンA補給により試験17件で全死因死亡率24%低下、7件で下痢による死亡率28%低下が見られた。ビタミンA補給と視覚異常の減少との関連も確認された。
原文:原文(BMJ)を読む
*comment*
ビタミンAが小児に有効であることは前々から知られているが、過剰摂取は逆に小児にとって良くないため、用量の厳守が重要になりそうである。
喫煙者への禁煙介入、周術期イベントの発生を抑制、米国調査
2011年08月30日 ソース:BMJ(論文一覧) m3.com ※m3.com閲覧には会員登録が必要です
[要訳]
2002-08年に待期的手術を受けた39万3794人を対象に、禁煙が手術転帰に及ぼす影響を後ろ向きコホート研究で検討。非喫煙者や過去の喫煙者に比べ、現在の喫煙者は術後の肺炎、手術部位感染、死亡リスクが有意に高く、年20箱以上の喫煙で手術合併症が有意に増加した。禁煙介入により周術期イベントが抑制される可能性が示唆された。
介護、嫁から娘へ 子育て中も兄弟頼れず 先のこと「考えたくない」 「ウーマン・アイ」
2011年8月30日 提供:共同通信社 m3.com ※m3.com閲覧には会員登録が必要です
[要訳]
2000年の介護保険制度開始から10年以上が過ぎた。介護から「逃げられない」存在としてクローズアップされてきたのが、高齢の親を持つ娘たちだ。
病院の付き添いや食事、夜中のトイレ介助に追われ、眠れない日が続くと仕事にしわ寄せが来た。遅刻、早退、休みが増え、ついに「派遣切り」に。新たな仕事も、病院やヘルパーからの電話でたびたび中断され、いたたまれなくなって辞めた。体調も悪くなり「うつ状態」になった。
介護はいつまで続くか分からない。今は両親の年金で生活しているが、どちらかが亡くなれば生活費は足りない。そのとき仕事はあるだろうか。結婚は...。つらくなるから、先のことは考えないようにしている。
*comment*
介護うつになる人は年々増えている。介護保険ができて多少の補助にはなっても、周りの意識はいまだに変わっていない。特に経験していない若い世代の理解は得にくいのが現状だろう。自分たちの時に何ができるか、どのような準備ができるか。若い世代に少しでも生きやすい介護保険を作り上げていく必要がありそうである。
2009/02/24
Saya's 薬学ニュース vol.79-慢性不眠の非薬物療法とは?/ノロウイルスによる嘔吐・下痢に五苓散が効く/冷えたタリビッド耳科用液を点耳し目まいを起こした患者/薬局での後発品の選定マニュアルを公開/験談データベースで、がん患者の不安解消
<Today's news>
1. 慢性不眠の非薬物療法のレビュー
2. ノロウイルスによる嘔吐・下痢に五苓散が効く
3. 冷えたタリビッド耳科用液を点耳し目まいを起こした患者
4. 後発品は製剤的同等性とメーカーの信頼性を重視
おまけ. 体験談データベースで、がん患者の不安解消
慢性不眠の非薬物療法のレビュー
慢性不眠の治療のための非薬物療法について述べた家庭医向けレビュー論文
2009年1月28日-m3.com 提供:Medscape ※m3.com閲覧には会員登録が必要です
[要約&コメント]
慢性不眠*を治療するための非薬物療法について家庭医向けにレビューした論文が『American Family Physician』1月15日号に掲載された。不眠患者において、非薬物療法によって睡眠パターンの確実な持続的改善がみられ、薬物療法に頼る必要がないことが、研究で認められている。
認知行動療法(CBT)では通常、週1回60-90分間の治療を4-8回行う。不眠に対するCBTの複合的要素には、認知心理療法、睡眠衛生、刺激制限、睡眠制限、逆説志向、および弛緩療法が含まれる。
具体的には:
・特に遅い時間帯にはカフェインおよびニコチンの摂取を避ける。
・就寝前4時間は運動を避ける。毎日の運動は良好な睡眠を促進するが、就寝直前の運動は睡眠を妨害することがある。
・夕食を大量に食べることを避ける。
・昼寝を避ける。
・毎日、規則正しい就寝時刻と起床時刻を維持する。
・寝室を快適な室温に保つ。
・寝室をできる限り暗く保つ。
・リラクゼーション法を用いて、就寝前に規則正しく予定したリラクゼーション時間をもつ。
・騒音が問題になる場合には耳栓を使用する。
・朝、少なくとも30分間は日光を浴びる。 等があげられる
*慢性不眠
睡眠の導入もしくは持続が困難であること、または非回復性の睡眠を経験することが1カ月以上持続し、重大な日中の障害を引き起こしていることと定義される。原発性不眠は、別の睡眠障害、基礎となる精神的もしくは内科的症状、または薬物乱用障害によって引き起こされる続発性(もしくは共存性)不眠とは区別される。
不眠に関しては、症状の大小はあるにしても、薬局に通う多くの人に見られる症状であった。前に比べれば「睡眠薬」という悪いイメージを覆すような薬の開発により、薬により睡眠がきちんととれる状態であれば、薬の服用に抵抗なく服用を勧めるケースも多くなっているが、医療経済面で考えれば服用しないに越したことはない。未だに睡眠薬に対し抵抗感のある人には、上記のような指導により薬に頼らない睡眠の獲得法を一色に考えていくのも悪くはないのではないだろうか。
ノロウイルスによる嘔吐・下痢に五苓散が効く
2008. 12. 25-日経DI
[要約&コメント]
噴水様嘔吐と数回の水様性下痢、軽度の腹痛が出現したノロウィルスの患者に対し、五苓散(ツムラTJ-17)3パック(分3)を3日分処方した。五苓散は水代謝の異常(水毒)に対して処方する薬剤。ノロウイルスによって起こされる嘔吐や水様性下痢などの症状は、まさに水代謝異常そのものだという。
西洋薬との違いにおいては、フロセミド(代表的な商品名:ラシックス)などの利尿剤は、人体が脱水になっている場合でも、投与すると尿量を増やし、脱水を助長するが、五苓散などの利水剤は、人体が脱水になっている時は尿量を減らし、脱水を緩和させる効果があるという。そのことから、五苓散は漢方薬理上、「利水剤」というジャンルに分類される方剤である。五苓散は小児や高齢者に対しても安心して使えるという記載もあった。
ちょっと古い内容の記事であったが、まさに漢方の不思議、と思わされる内容であったので紹介した。
冷えたタリビッド耳科用液を点耳し目まいを起こした患者
2009. 1. 28-日経DI
[要約&コメント]
寒冷地に住んでいる患者が、冬場、自宅の机の引き出しの中に入れておいたタリビッド耳科用液(一般名:オフロキサシン)をそのまま点耳したところ、目まいを起こしてふらついた。薬剤師からは、本剤は室温保存であり、冷蔵庫に入れる必要はないとだけ言われており、点耳液の温度と、副作用としての目まいとの関係については一切説明がなかった。
・タリビッド耳科用液の適用上の注意として、使用する際の薬液の温度が低いと、目まいを起こす恐れがあるので、使用時には、できるだけ体温に近い状態で使用することとなっている。本剤に限らず、冷水を外耳道に注入すると目まいを起こす危険性があることは一般的に知られている。
果たして、新人の薬剤師さん達は薬液の温度まで注意して説明できているでしょうか?私の店舗で働いていた新人さん達の中では、聞いたことがないような…現在住んでいるエドモントンという年は、冬場-10~20℃になるのは当り前で、冷え込むときは-30以下になることも。地域などによっても説明の仕方は変わってきますね。今後の服薬説明のワンポイントとして是非記事を一読してみてください。
後発品は製剤的同等性とメーカーの信頼性を重視 2009. 1. 28-日経DI
[要約&コメント]
後発品選定の大原則は「薬価収載された後発品の全品目について、可能な限り情報を集めること」であるという。
<チェックポイント>
1.生物学的同等性、製剤的同等性、溶出試験の同等性
2.メーカーの信頼性と供給の安定性
3.薬剤に関する情報・資料の有無
4.薬価差
上記以外にも、患者が実際に使用した感想などもデータベース化し、評価の対象としている。
同等性の検討では、「厚生労働省の承認外基準である、製剤的同等性を重視している」
参考資料:「ジェネリック医薬品選定マニュアル」(PDF)、外用剤の「ジェネリック医薬品選定マニュアル」(PDF)、「メーカー別製品情報比較表」(PDF)、「ジェネリック医薬品使用患者からの製品の優劣等に関する情報」(PDF)
後発医薬品に対する薬剤師の評価は全体的に低い。しかし、その薬剤師達は果たしてここまでのことを行い、評価した上で言っているのだろうか。論文などにおいても、後発医薬品と先発医薬品を比較して後発医薬品の効果が低いことを述べているものも多いが、そのいくらかは見当違いな比較方法を行っており、それが結果的に知識不足による誤解を周りに与える事につながっている。厳しい目で見ることは重要である。しかし、先入観や周りの言動だけで判断してしまうのは、薬剤師として正しい判断をしているとは言えない。上記の記事のような努力をしている人たちが初めて、サポーターとして患者さんの役に立つことができ、そして医療経済など全般に貢献できるといえるのではないだろうか。
おまけ... がん患者
体験談データベースで、がん患者の不安解消
2009/01/22 20:14-キャリアブレイン
[要約&コメント]
がん患者の不安を取り除き、家族を支援しようと、厚生労働省から研究費助成を受けた研究班が、「がん患者の語り」データベースの作成に取り組んでいる。同データベースは、英オックスフォード大が作った「ディペックス」という映像データベースがモデルになっている。同じ病気の診断を受けた患者に病気と向き合うために必要な情報を、家族や友人、医療に携わる人々にはがん患者の体験を理解してもらうための情報を提供するのが目的。
質問項目は、
・最初に診断を聞いた時に考えたこと
・傷ついた言葉
・励まされた言葉
・生活の変化
・闘病中に困ったこと
・闘病を振り返って感じたこと ―など。
癌患者さんにとって、自分の病気や運命を受け止めるためには、長いプロセスが必要となる。何で自分だけがこんな目に…誰もが通る道であるが、経験者の声をきくだけでも大きな助けとなるのではないだろうか。また、そのがん患者さんと向き合う医療者にとっても重要な意味があると考えられる。医療者の場合、なかなか患者の立場になって考えることが難しい。自分は患者でもなければその家族でもないからである。経験をしていない者にとってその気持ちを察することは非常に難しい。特に死に直面する経験は、人生の中で1度しか経験できない人のほうが多い。ただし、医療者にとって大事なことは、必ずしも患者の立場に立つことではない様に思う。患者とはまた違い、医療者の立場としてどのようの向き合うべきなのか、患者が何を求めているのかを知るきっかけをこのデータベースを用いることで、見いだせるかもしれない。
1. 慢性不眠の非薬物療法のレビュー
2. ノロウイルスによる嘔吐・下痢に五苓散が効く
3. 冷えたタリビッド耳科用液を点耳し目まいを起こした患者
4. 後発品は製剤的同等性とメーカーの信頼性を重視
おまけ. 体験談データベースで、がん患者の不安解消
慢性不眠の非薬物療法のレビュー
慢性不眠の治療のための非薬物療法について述べた家庭医向けレビュー論文
2009年1月28日-m3.com 提供:Medscape ※m3.com閲覧には会員登録が必要です
[要約&コメント]
慢性不眠*を治療するための非薬物療法について家庭医向けにレビューした論文が『American Family Physician』1月15日号に掲載された。不眠患者において、非薬物療法によって睡眠パターンの確実な持続的改善がみられ、薬物療法に頼る必要がないことが、研究で認められている。
認知行動療法(CBT)では通常、週1回60-90分間の治療を4-8回行う。不眠に対するCBTの複合的要素には、認知心理療法、睡眠衛生、刺激制限、睡眠制限、逆説志向、および弛緩療法が含まれる。
具体的には:
・特に遅い時間帯にはカフェインおよびニコチンの摂取を避ける。
・就寝前4時間は運動を避ける。毎日の運動は良好な睡眠を促進するが、就寝直前の運動は睡眠を妨害することがある。
・夕食を大量に食べることを避ける。
・昼寝を避ける。
・毎日、規則正しい就寝時刻と起床時刻を維持する。
・寝室を快適な室温に保つ。
・寝室をできる限り暗く保つ。
・リラクゼーション法を用いて、就寝前に規則正しく予定したリラクゼーション時間をもつ。
・騒音が問題になる場合には耳栓を使用する。
・朝、少なくとも30分間は日光を浴びる。 等があげられる
*慢性不眠
睡眠の導入もしくは持続が困難であること、または非回復性の睡眠を経験することが1カ月以上持続し、重大な日中の障害を引き起こしていることと定義される。原発性不眠は、別の睡眠障害、基礎となる精神的もしくは内科的症状、または薬物乱用障害によって引き起こされる続発性(もしくは共存性)不眠とは区別される。
不眠に関しては、症状の大小はあるにしても、薬局に通う多くの人に見られる症状であった。前に比べれば「睡眠薬」という悪いイメージを覆すような薬の開発により、薬により睡眠がきちんととれる状態であれば、薬の服用に抵抗なく服用を勧めるケースも多くなっているが、医療経済面で考えれば服用しないに越したことはない。未だに睡眠薬に対し抵抗感のある人には、上記のような指導により薬に頼らない睡眠の獲得法を一色に考えていくのも悪くはないのではないだろうか。
ノロウイルスによる嘔吐・下痢に五苓散が効く
2008. 12. 25-日経DI
[要約&コメント]
噴水様嘔吐と数回の水様性下痢、軽度の腹痛が出現したノロウィルスの患者に対し、五苓散(ツムラTJ-17)3パック(分3)を3日分処方した。五苓散は水代謝の異常(水毒)に対して処方する薬剤。ノロウイルスによって起こされる嘔吐や水様性下痢などの症状は、まさに水代謝異常そのものだという。
西洋薬との違いにおいては、フロセミド(代表的な商品名:ラシックス)などの利尿剤は、人体が脱水になっている場合でも、投与すると尿量を増やし、脱水を助長するが、五苓散などの利水剤は、人体が脱水になっている時は尿量を減らし、脱水を緩和させる効果があるという。そのことから、五苓散は漢方薬理上、「利水剤」というジャンルに分類される方剤である。五苓散は小児や高齢者に対しても安心して使えるという記載もあった。
ちょっと古い内容の記事であったが、まさに漢方の不思議、と思わされる内容であったので紹介した。
冷えたタリビッド耳科用液を点耳し目まいを起こした患者
2009. 1. 28-日経DI
[要約&コメント]
寒冷地に住んでいる患者が、冬場、自宅の机の引き出しの中に入れておいたタリビッド耳科用液(一般名:オフロキサシン)をそのまま点耳したところ、目まいを起こしてふらついた。薬剤師からは、本剤は室温保存であり、冷蔵庫に入れる必要はないとだけ言われており、点耳液の温度と、副作用としての目まいとの関係については一切説明がなかった。
・タリビッド耳科用液の適用上の注意として、使用する際の薬液の温度が低いと、目まいを起こす恐れがあるので、使用時には、できるだけ体温に近い状態で使用することとなっている。本剤に限らず、冷水を外耳道に注入すると目まいを起こす危険性があることは一般的に知られている。
果たして、新人の薬剤師さん達は薬液の温度まで注意して説明できているでしょうか?私の店舗で働いていた新人さん達の中では、聞いたことがないような…現在住んでいるエドモントンという年は、冬場-10~20℃になるのは当り前で、冷え込むときは-30以下になることも。地域などによっても説明の仕方は変わってきますね。今後の服薬説明のワンポイントとして是非記事を一読してみてください。
後発品は製剤的同等性とメーカーの信頼性を重視 2009. 1. 28-日経DI
[要約&コメント]
後発品選定の大原則は「薬価収載された後発品の全品目について、可能な限り情報を集めること」であるという。
<チェックポイント>
1.生物学的同等性、製剤的同等性、溶出試験の同等性
2.メーカーの信頼性と供給の安定性
3.薬剤に関する情報・資料の有無
4.薬価差
上記以外にも、患者が実際に使用した感想などもデータベース化し、評価の対象としている。
同等性の検討では、「厚生労働省の承認外基準である、製剤的同等性を重視している」
参考資料:「ジェネリック医薬品選定マニュアル」(PDF)、外用剤の「ジェネリック医薬品選定マニュアル」(PDF)、「メーカー別製品情報比較表」(PDF)、「ジェネリック医薬品使用患者からの製品の優劣等に関する情報」(PDF)
後発医薬品に対する薬剤師の評価は全体的に低い。しかし、その薬剤師達は果たしてここまでのことを行い、評価した上で言っているのだろうか。論文などにおいても、後発医薬品と先発医薬品を比較して後発医薬品の効果が低いことを述べているものも多いが、そのいくらかは見当違いな比較方法を行っており、それが結果的に知識不足による誤解を周りに与える事につながっている。厳しい目で見ることは重要である。しかし、先入観や周りの言動だけで判断してしまうのは、薬剤師として正しい判断をしているとは言えない。上記の記事のような努力をしている人たちが初めて、サポーターとして患者さんの役に立つことができ、そして医療経済など全般に貢献できるといえるのではないだろうか。
おまけ... がん患者
体験談データベースで、がん患者の不安解消
2009/01/22 20:14-キャリアブレイン
[要約&コメント]
がん患者の不安を取り除き、家族を支援しようと、厚生労働省から研究費助成を受けた研究班が、「がん患者の語り」データベースの作成に取り組んでいる。同データベースは、英オックスフォード大が作った「ディペックス」という映像データベースがモデルになっている。同じ病気の診断を受けた患者に病気と向き合うために必要な情報を、家族や友人、医療に携わる人々にはがん患者の体験を理解してもらうための情報を提供するのが目的。
質問項目は、
・最初に診断を聞いた時に考えたこと
・傷ついた言葉
・励まされた言葉
・生活の変化
・闘病中に困ったこと
・闘病を振り返って感じたこと ―など。
癌患者さんにとって、自分の病気や運命を受け止めるためには、長いプロセスが必要となる。何で自分だけがこんな目に…誰もが通る道であるが、経験者の声をきくだけでも大きな助けとなるのではないだろうか。また、そのがん患者さんと向き合う医療者にとっても重要な意味があると考えられる。医療者の場合、なかなか患者の立場になって考えることが難しい。自分は患者でもなければその家族でもないからである。経験をしていない者にとってその気持ちを察することは非常に難しい。特に死に直面する経験は、人生の中で1度しか経験できない人のほうが多い。ただし、医療者にとって大事なことは、必ずしも患者の立場に立つことではない様に思う。患者とはまた違い、医療者の立場としてどのようの向き合うべきなのか、患者が何を求めているのかを知るきっかけをこのデータベースを用いることで、見いだせるかもしれない。
2009/02/04
Saya's 薬学ニュース vol.73-青少年の不安障害にSSRIと認知行動療法の併用が有効 /OTC医薬品販売に「異業種の参入は避けられない」/高血圧治療ガイドライン2009/風邪には良質な睡眠が一番の薬/冷え症の診かたと方剤の選び方
<Today's news>
1. 青少年の不安障害にSSRIと認知行動療法の併用が有効
2. OTC医薬品販売に「異業種の参入は避けられない」
3. 高血圧治療ガイドライン2009を公表
4. 夜間の良質な睡眠が風邪をおとなしくさせる
おまけ. 冷え症の診かたと方剤の選び方(前編)
青少年の不安障害にSSRIと認知行動療法の併用が有効
2009. 1. 16-日経DI
[要約&コメント]
不安障害は青少年によく見られる精神疾患だ。(有病率は10~20%)この病気は患者の学校生活や家族関係を難しくする上に、成人後の不安障害や大うつ病のリスクを高める。小児期に有効な治療を行うことが重要と考えられるが、この病気に対する一般の認知度は低く、未治療となる患者も少なくない。
選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRIs)のセルトラリン*と認知行動療法が、偽薬に比べて有効であることを明らかにした。また、これらを併用すると、治療に反応する患者の割合、症状改善レベルの両方がさらに向上することも分かった。
※原題・概要:「Cognitive Behavioral Therapy, Sertraline, or a Combination in Childhood Anxiety」
小中高生の教師たちは、現在の子どもたちに頭を抱えているということをよく耳にする。時代の変化もあるが、この疾患を抱えている子どもたちもいるのかもしれない。認知度が低いことから教師や親でさえも気づけずに、辛い思いをしている子どもたちもいるのかもしれない。先生たちにも是非このような知識を持ってもらいたい。
*セルトラリン(SSRIs)
商品名:ジェイゾロフト
薬効:うつ病・うつ状態の治療薬
副作用:,吐き気,ねむ気,口の渇き,めまい,頭痛,下痢
OTC医薬品販売に「異業種の参入は避けられない」
2009年01月19日-薬事日報
[要約&コメント]
「ドラッグストア業態10兆円産業への道」をテーマにした講演において、日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)の会長は、改正薬事法に伴う登録販売者制度の導入により、OTC医薬品の販売に異業種が参入してくるのは間違いないとの考えを示し、それに対応するために、専門性を打ち出し、長時間営業など地域に密着したドラッグストア作りを行っていくことの重要性を強調した。その一つの策として、ドラッグストアの長時間営業に踏み込むべき、と述べている。さらに、「薬剤師を置いて第1類薬を販売できる店舗を作り」も重要視している。第1類に分類される薬を拡大し、薬剤師による相談のもとで薬を手に入れられるように、薬剤師の職能も拡大していきたいとのことである。
医薬品の購入は、薬剤師をとの相談によって行われる、という認識の拡大は賛成である。薬剤師の意識改革にもつながるし、セルフメディケーション推進にもつながるからである。しかし、いまやコンビニエンスストアが24時間営業をしている時代に、それに対抗するためにドラッグストアも営業時間を延長する、というのは少しナンセンスにも感じた。もちろん、ドラッグストアが生き残っていくためには必要なのだろうが、登録販売者をコンビニやスーパーにも配置して長時間営業をしているのであれば、消費者にとってはそれで充分であるし、わざわざドラッグストアに店を開けて置いてほしいとは思わないのではないだろうか。第一類を販売する薬剤師を配置したドラッグストアの営業時間を拡大するのには、大いに賛成なのだが。それこそ人件費の無駄遣いにつながらないだろうか。
高血圧治療ガイドライン2009を公表 日本高血圧学会 メタボ・CKDなどの合併例に留意した降圧求める
2009年1月19日-m3.com 提供:Japan Medicine(じほう) ※m3.com閲覧には会員登録が必要です
[要約&コメント]
(5年ぶりの改訂の)ガイドラインでは全編を通じ、“24時間にわたる厳格な降圧”の重要性を強調。メタボリックシンドロームやCKD(慢性腎臓病)など他疾患を合併した症例には、留意して治療に当たることを求めた。夜間や早朝に血圧値が上昇する「仮面高血圧」の早期発見のためにも、家庭血圧値(診察室血圧より5mmHg程度低い)の測定を促している。
降圧目標(診察室血圧)
・若年者・中年者で、130/85mmHg未満
・糖尿病患者、CKD患者、心筋梗塞後患者では130/80mmHg未満
・脳血管障害患者では、140/90mmHg未満
・高齢者は140/90mmHg未満
治療の第一選択薬は、これまでのα遮断薬に代わってCa拮抗薬、アンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)、ACE阻害薬、利尿薬、β遮断薬の5種類となっている。糖尿病/メタボリックシンドローム合併高血圧については、Ca拮抗薬からARB/ACE阻害薬が第1選択薬に推奨されている。
併用療法については、「RA系阻害薬+Ca拮抗薬」「RA系阻害薬+利尿薬」「Ca拮抗薬+利尿薬」「Ca拮抗薬+β遮断薬」を推奨。「利尿薬+β遮断薬」は推奨から外れた。
高血圧の患者は、来局患者の大半を占めるため、医師の治療方針などを含めた意味で把握しておいたほうがよい内容だと思われるので紹介した。特に変更点などは要チェックである。
夜間の良質な睡眠が風邪をおとなしくさせる
2009年1月19日-m3.com 提供:WebMD ※m3.com閲覧には会員登録が必要です
[要約&コメント]
夜間の睡眠が7時間未満である者は、8時間以上の睡眠をとる者に比べて、風邪原因ウイルスへの曝露後に風邪をひく傾向が3倍高いことが、最新研究で示された。さらに、睡眠は量ではなく質が大切であるという。
風邪に効く薬はない…私もそう信じている。良質な睡眠・食事・適度な運動を行うことだけで、風邪に打ち勝つことはできる、という一部がエビデンスに基づいていることがわかりうれしい記事であった。風邪っぽいなと思ったら、薬にすぐに頼るのではなく栄養をしっかりとって早めに床に入る...まずはその努力をしてみましょう!
おまけ...冷え性と漢方
冷え症の診かたと方剤の選び方(前編)
2009. 1. 16-日経DI
[要約&コメント]
冷え症は西洋医学にはない概念ですが、漢方では立派な疾患として考えられています。冷え症には、以下のようなタイプに分類される。
(1)手足など末梢が冷えるタイプ(年齢に関係なく女性に多い)
(2)胃腸の働きの低下を伴い、全身が冷えるタイプ(やせ型で小食の人に多い)
(3)末梢のうち特に下肢が冷えるタイプ(高齢者に多く、やや男性が多い)
(4)むくみを伴って冷えるタイプ(若い女性に多く、ぽっちゃりした色白の人に多い)
それぞれの分類における症例を紹介し、適当な漢方薬を選択しているので、詳しい内容は記事をみていただきたい。以下の漢方薬が処方されていた。
・当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう:ツムラTJ-38)
・人参湯(にんじんとう、ツムラTJ-32)
・真武湯(しんぶとう、ツムラTJ-30)
海外に住んでいて西洋人との感じることのひとつに、この「温度感覚」がある。周りが皆半そでで過ごしているのに、自分一人長そでだったり羽織るものを着ていることがよくある。自分が冷え症ということで差が大きく開いてしまっているのであろう。寒くないの?と聞いても「どこが?」といった感じの答え。完全に温度感覚機能が異なる人種なのだ、と思うようになった。西洋医学に冷え症が存在しないのもそれで納得である。鈍感というか、うらやましいというか…漢方に興味のある方はぜひ記事を見てください。
1. 青少年の不安障害にSSRIと認知行動療法の併用が有効
2. OTC医薬品販売に「異業種の参入は避けられない」
3. 高血圧治療ガイドライン2009を公表
4. 夜間の良質な睡眠が風邪をおとなしくさせる
おまけ. 冷え症の診かたと方剤の選び方(前編)
青少年の不安障害にSSRIと認知行動療法の併用が有効
2009. 1. 16-日経DI
[要約&コメント]
不安障害は青少年によく見られる精神疾患だ。(有病率は10~20%)この病気は患者の学校生活や家族関係を難しくする上に、成人後の不安障害や大うつ病のリスクを高める。小児期に有効な治療を行うことが重要と考えられるが、この病気に対する一般の認知度は低く、未治療となる患者も少なくない。
選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRIs)のセルトラリン*と認知行動療法が、偽薬に比べて有効であることを明らかにした。また、これらを併用すると、治療に反応する患者の割合、症状改善レベルの両方がさらに向上することも分かった。
※原題・概要:「Cognitive Behavioral Therapy, Sertraline, or a Combination in Childhood Anxiety」
小中高生の教師たちは、現在の子どもたちに頭を抱えているということをよく耳にする。時代の変化もあるが、この疾患を抱えている子どもたちもいるのかもしれない。認知度が低いことから教師や親でさえも気づけずに、辛い思いをしている子どもたちもいるのかもしれない。先生たちにも是非このような知識を持ってもらいたい。
*セルトラリン(SSRIs)
商品名:ジェイゾロフト
薬効:うつ病・うつ状態の治療薬
副作用:,吐き気,ねむ気,口の渇き,めまい,頭痛,下痢
OTC医薬品販売に「異業種の参入は避けられない」
2009年01月19日-薬事日報
[要約&コメント]
「ドラッグストア業態10兆円産業への道」をテーマにした講演において、日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)の会長は、改正薬事法に伴う登録販売者制度の導入により、OTC医薬品の販売に異業種が参入してくるのは間違いないとの考えを示し、それに対応するために、専門性を打ち出し、長時間営業など地域に密着したドラッグストア作りを行っていくことの重要性を強調した。その一つの策として、ドラッグストアの長時間営業に踏み込むべき、と述べている。さらに、「薬剤師を置いて第1類薬を販売できる店舗を作り」も重要視している。第1類に分類される薬を拡大し、薬剤師による相談のもとで薬を手に入れられるように、薬剤師の職能も拡大していきたいとのことである。
医薬品の購入は、薬剤師をとの相談によって行われる、という認識の拡大は賛成である。薬剤師の意識改革にもつながるし、セルフメディケーション推進にもつながるからである。しかし、いまやコンビニエンスストアが24時間営業をしている時代に、それに対抗するためにドラッグストアも営業時間を延長する、というのは少しナンセンスにも感じた。もちろん、ドラッグストアが生き残っていくためには必要なのだろうが、登録販売者をコンビニやスーパーにも配置して長時間営業をしているのであれば、消費者にとってはそれで充分であるし、わざわざドラッグストアに店を開けて置いてほしいとは思わないのではないだろうか。第一類を販売する薬剤師を配置したドラッグストアの営業時間を拡大するのには、大いに賛成なのだが。それこそ人件費の無駄遣いにつながらないだろうか。
高血圧治療ガイドライン2009を公表 日本高血圧学会 メタボ・CKDなどの合併例に留意した降圧求める
2009年1月19日-m3.com 提供:Japan Medicine(じほう) ※m3.com閲覧には会員登録が必要です
[要約&コメント]
(5年ぶりの改訂の)ガイドラインでは全編を通じ、“24時間にわたる厳格な降圧”の重要性を強調。メタボリックシンドロームやCKD(慢性腎臓病)など他疾患を合併した症例には、留意して治療に当たることを求めた。夜間や早朝に血圧値が上昇する「仮面高血圧」の早期発見のためにも、家庭血圧値(診察室血圧より5mmHg程度低い)の測定を促している。
降圧目標(診察室血圧)
・若年者・中年者で、130/85mmHg未満
・糖尿病患者、CKD患者、心筋梗塞後患者では130/80mmHg未満
・脳血管障害患者では、140/90mmHg未満
・高齢者は140/90mmHg未満
治療の第一選択薬は、これまでのα遮断薬に代わってCa拮抗薬、アンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)、ACE阻害薬、利尿薬、β遮断薬の5種類となっている。糖尿病/メタボリックシンドローム合併高血圧については、Ca拮抗薬からARB/ACE阻害薬が第1選択薬に推奨されている。
併用療法については、「RA系阻害薬+Ca拮抗薬」「RA系阻害薬+利尿薬」「Ca拮抗薬+利尿薬」「Ca拮抗薬+β遮断薬」を推奨。「利尿薬+β遮断薬」は推奨から外れた。
高血圧の患者は、来局患者の大半を占めるため、医師の治療方針などを含めた意味で把握しておいたほうがよい内容だと思われるので紹介した。特に変更点などは要チェックである。
夜間の良質な睡眠が風邪をおとなしくさせる
2009年1月19日-m3.com 提供:WebMD ※m3.com閲覧には会員登録が必要です
[要約&コメント]
夜間の睡眠が7時間未満である者は、8時間以上の睡眠をとる者に比べて、風邪原因ウイルスへの曝露後に風邪をひく傾向が3倍高いことが、最新研究で示された。さらに、睡眠は量ではなく質が大切であるという。
風邪に効く薬はない…私もそう信じている。良質な睡眠・食事・適度な運動を行うことだけで、風邪に打ち勝つことはできる、という一部がエビデンスに基づいていることがわかりうれしい記事であった。風邪っぽいなと思ったら、薬にすぐに頼るのではなく栄養をしっかりとって早めに床に入る...まずはその努力をしてみましょう!
おまけ...冷え性と漢方
冷え症の診かたと方剤の選び方(前編)2009. 1. 16-日経DI
[要約&コメント]
冷え症は西洋医学にはない概念ですが、漢方では立派な疾患として考えられています。冷え症には、以下のようなタイプに分類される。
(1)手足など末梢が冷えるタイプ(年齢に関係なく女性に多い)
(2)胃腸の働きの低下を伴い、全身が冷えるタイプ(やせ型で小食の人に多い)
(3)末梢のうち特に下肢が冷えるタイプ(高齢者に多く、やや男性が多い)
(4)むくみを伴って冷えるタイプ(若い女性に多く、ぽっちゃりした色白の人に多い)
それぞれの分類における症例を紹介し、適当な漢方薬を選択しているので、詳しい内容は記事をみていただきたい。以下の漢方薬が処方されていた。
・当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう:ツムラTJ-38)
・人参湯(にんじんとう、ツムラTJ-32)
・真武湯(しんぶとう、ツムラTJ-30)
海外に住んでいて西洋人との感じることのひとつに、この「温度感覚」がある。周りが皆半そでで過ごしているのに、自分一人長そでだったり羽織るものを着ていることがよくある。自分が冷え症ということで差が大きく開いてしまっているのであろう。寒くないの?と聞いても「どこが?」といった感じの答え。完全に温度感覚機能が異なる人種なのだ、と思うようになった。西洋医学に冷え症が存在しないのもそれで納得である。鈍感というか、うらやましいというか…漢方に興味のある方はぜひ記事を見てください。
2008/12/25
Saya's 薬学ニュース vol.39-妊婦に対する葉酸は喘息のリスク増加させる?/患者の氏名取り違え/経口中絶薬販売へ/コンピュータを使うあなたのための薬が新発売/医療事故被害者遺族をネットで中傷
<Today's news>
1. 妊娠初期の葉酸摂取が乳児の呼吸器疾患を増大
2. 患者の氏名を確認しても取り違え3件
3. イタリアで08年から経口中絶薬販売へ、バチカンは反発
4. 富士フイルムなど3社、健康パワーを凝縮したサプリメント「オキシバリアi(アイ)」など発売
おまけ. 自分勝手、クレーマー…医療事故被害者遺族をネットで中傷
妊娠初期の葉酸摂取が乳児の呼吸器疾患を増大
口頭での名前確認は、薬局でも行われていることである。薬局の場合、名前が違えば別人の薬が紹介されることになるので、「こんな薬初めてなんだけど…」などと言われ、患者様に気付かされることもある。また、薬局では引き換え券などを用いて、プライバシーなどを守るシステムを導入するなど方法はさまざまである。口頭確認では不十分である事態がわかった今、各薬局で再度患者確認の方法に関し見直してみていただきたい。
イタリアで08年から経口中絶薬販売へ、バチカンは反発
2008年12月16日 03:11-AFPBB News
[要訳&コメント]
イタリアで来年2月から経口中絶薬「RU486」を国内の病院で入手可能になるとの計画について、ローマ法王庁は14日、激しく批判した。この薬をめぐっては論争が続いている。この薬で妊娠7週まで堕胎が可能だとしている。イタリアでは1978年に中絶が合法化されたが、中絶に強硬に反対するバチカンからの圧力で、医師らが「良心に基づいた忌避」を理由に人口中絶手術を拒否することができる。
中絶薬の販売、どう思われますか?中絶の話で思い出したのは、海外ドラマの『ボストンリーガル』での一話。レイプをされた少女が妊娠の可能性もあるとして中絶を希望したが、受け入れ病院が人工中絶手術を拒否したために手術を受けられず、レイプ犯との間に子供ができてしまった、という悲劇。この話の中でも、「人工中絶における胎児の権利」をテーマに熱い討論が繰り広げられた。結局、ドラマのエンディングでは、少女の権利が認められ、病院に対して損害賠償の支払いが言い渡された、というものだったと思う。キリスト教との場合は、絶対に中絶出来ない…など、宗教的なものも大きく、この点に関しては非常に難しい議論になるであろう。この議論の行方を見守っていきたいところだ。
富士フイルムなど3社、健康パワーを凝縮したサプリメント「オキシバリアi(アイ)」など発売
2008年12月16日-マイライフ手帳@ニュース (プレスリリース)
[要訳&コメント]
富士フイルムと東亜薬品、および日東メディックの3社は、長時間のパソコン作業やデスクワークの機会が多い人の健康をサポートするマルチサプリメントを、共同で開発。12/18に販売が開始されるとのこと。
「オキシバリアi(アイ)」の主要成分には、最近注目されている健康成分のカロテノイド「ルテイン*」と「アスタキサンチン*」を配合。この2種類の成分の量を変えて、2種類の薬が販売される。この他にもビタミンC、ビタミンE、ビタミンB2、亜鉛、銅など、互いの働きが長持ちするようネットワークで助け合う有用成分をバランスよく配合しているという。
[小売価格]
オキシバリアi(アイ): 2800円 ※上記写真はオキシバリアi(アイ)のほう。
オキシバリアi(アイ)EX: 4800円
*「ルテイン」
ブロッコリーやほうれん草などの緑黄色野菜に多く含まれており、欧米ではアントシアニンを豊富に含むブルーベリーよりも盛んに研究が行われ、さまざまな研究成果が報告されている。
*「アスタキサンチン」
海に生息するヘマトコッカスなどの藻類から抽出され、コエンザイムQ10の1000倍(富士フイルム調べ)以上もの健康パワーを持つ話題の成分となっている。
今までに聞いたことのない成分を含むこの商品。効果のほどは?目に良いと言われているブルーベリーを愛用している人も多いので、ブルーベリー以上の効果という宣伝文句が入れば、飛びつく人もいるかもしれない。宣伝を見て購入しに来る人に、簡単に成分の説明をできるように、知識の補完になれば幸いです。
その他、日経トレンディネット、nikkei BPnetなどでも紹介されている。
おまけ...医療訴訟と被害者遺族
自分勝手、クレーマー…医療事故被害者遺族をネットで中傷
2008年12月12日14時43分-読売新聞
[要訳&コメント]
医療ミスで患者を死亡させたとして医師が起訴された事件の遺族たちが、インターネット上で誹謗(ひぼう)中傷にさらされている。
割りばしがのどに刺さり死亡した保育園児杉野隼三ちゃん(当時4歳)の診察にミスがあったとして、耳鼻咽喉(いんこう)科医(40)が業務上過失致死罪に問われた裁判。2審・東京高裁の無罪判決に対し、東京高検が4日、上告断念を発表した直後から、インターネットの掲示板「2ちゃんねる」やインターネット交流サイト「ミクシィ」内のブログには、隼三ちゃんの両親を非難する文章が次々と書き込まれた。奈良女子大の栗岡幹英教授(医療社会学)は「患者側がネット上で激しく中傷されることで、被害者が萎縮(いしゅく)する傾向がある」と分析する。
この医療訴訟に関しては、医療従事者だけでなく、世間では多くの人が注目していた最近の大きなニュースである。日本にいない私でさえも、ニュースなどで目にすることが多々あった。医療訴訟を起こすには、かなりの勇気が必要であったであろう。遺族を亡くした悲しみからの衝動だけで起こせるものではない。このように誹謗・中傷を書く人たちは、自分が被害者遺族の立場だったら...という視点で見られていないのかもしれない。特に産科などの場合、医療訴訟なども一つの要因となり医師の数が減少し、医師不足が深刻な問題となっているのも事実だ。やみくもに医療訴訟へ持ち込むのではなく、被害者遺族や一般の人たちも、そのような現状を十分に把握した上で訴訟などを考えるべきであるとは思うが、このような被害者遺族に対する、集中的な非難は、第三者が見ていてもとても辛いもの。
あなたが被害者の遺族だったら、本当に訴訟を起こさずに耐えることはできましたか?
1. 妊娠初期の葉酸摂取が乳児の呼吸器疾患を増大
2. 患者の氏名を確認しても取り違え3件
3. イタリアで08年から経口中絶薬販売へ、バチカンは反発
4. 富士フイルムなど3社、健康パワーを凝縮したサプリメント「オキシバリアi(アイ)」など発売
おまけ. 自分勝手、クレーマー…医療事故被害者遺族をネットで中傷
妊娠初期の葉酸摂取が乳児の呼吸器疾患を増大
2008年12月11日-Nikkei NET
[要訳&コメント]
母親が妊娠初期に葉酸を摂取すると、出生した乳児の呼吸器疾患リスクが増大する可能性がノルウェーの研究により示された。葉酸は、先天性欠損(birth defect)リスクの軽減のために摂取が推奨されている。
母親が妊娠初期に葉酸を摂取すると、出生した乳児の呼吸器疾患リスクが増大する可能性がノルウェーの研究により示された。葉酸は、先天性欠損(birth defect)リスクの軽減のために摂取が推奨されている。
母親が妊娠初期の3カ月間に葉酸サプリメントを使用していた乳児は、生後18カ月までに喘鳴(ぜんめい)や呼吸器感染症にかかる比率がほかの乳児に比べてやや高かったほか、呼吸器感染症の治療のため入院する比率が24%高いこともわかった。
妊婦には葉酸を、というのはもはや当たり前のように言われるようになったが、新たなリスクが今回発見されたのは興味深い。小児喘息は比較的多い疾患で、小児のQOLも低下する。妊婦が摂取すべき葉酸の量と、呼吸器系のリスクを高める量とがはっきりしてくると、摂取の目安になってよいのだが。
今の時点では、何とも言えないが、多くとればよいというわけでもないので注意である。
2008/12/16 11:47-キャリアブレイン
[要訳&コメント]
外来診察時、口頭で患者の氏名を確認したにもかかわらず患者の取り違えが起こった事例が、2006年1月から08年8月にかけて3件発生していたことが分かった。患者の取り違えを防ぐため、「診察券の提示や患者の家族により、本人であることを同定する」「患者に名乗ってもらう」などの方法を提案している。
口頭での名前確認は、薬局でも行われていることである。薬局の場合、名前が違えば別人の薬が紹介されることになるので、「こんな薬初めてなんだけど…」などと言われ、患者様に気付かされることもある。また、薬局では引き換え券などを用いて、プライバシーなどを守るシステムを導入するなど方法はさまざまである。口頭確認では不十分である事態がわかった今、各薬局で再度患者確認の方法に関し見直してみていただきたい。イタリアで08年から経口中絶薬販売へ、バチカンは反発
2008年12月16日 03:11-AFPBB News
[要訳&コメント]
イタリアで来年2月から経口中絶薬「RU486」を国内の病院で入手可能になるとの計画について、ローマ法王庁は14日、激しく批判した。この薬をめぐっては論争が続いている。この薬で妊娠7週まで堕胎が可能だとしている。イタリアでは1978年に中絶が合法化されたが、中絶に強硬に反対するバチカンからの圧力で、医師らが「良心に基づいた忌避」を理由に人口中絶手術を拒否することができる。
中絶薬の販売、どう思われますか?中絶の話で思い出したのは、海外ドラマの『ボストンリーガル』での一話。レイプをされた少女が妊娠の可能性もあるとして中絶を希望したが、受け入れ病院が人工中絶手術を拒否したために手術を受けられず、レイプ犯との間に子供ができてしまった、という悲劇。この話の中でも、「人工中絶における胎児の権利」をテーマに熱い討論が繰り広げられた。結局、ドラマのエンディングでは、少女の権利が認められ、病院に対して損害賠償の支払いが言い渡された、というものだったと思う。キリスト教との場合は、絶対に中絶出来ない…など、宗教的なものも大きく、この点に関しては非常に難しい議論になるであろう。この議論の行方を見守っていきたいところだ。
富士フイルムなど3社、健康パワーを凝縮したサプリメント「オキシバリアi(アイ)」など発売2008年12月16日-マイライフ手帳@ニュース (プレスリリース)
[要訳&コメント]
富士フイルムと東亜薬品、および日東メディックの3社は、長時間のパソコン作業やデスクワークの機会が多い人の健康をサポートするマルチサプリメントを、共同で開発。12/18に販売が開始されるとのこと。
「オキシバリアi(アイ)」の主要成分には、最近注目されている健康成分のカロテノイド「ルテイン*」と「アスタキサンチン*」を配合。この2種類の成分の量を変えて、2種類の薬が販売される。この他にもビタミンC、ビタミンE、ビタミンB2、亜鉛、銅など、互いの働きが長持ちするようネットワークで助け合う有用成分をバランスよく配合しているという。
[小売価格]
オキシバリアi(アイ): 2800円 ※上記写真はオキシバリアi(アイ)のほう。
オキシバリアi(アイ)EX: 4800円
*「ルテイン」
ブロッコリーやほうれん草などの緑黄色野菜に多く含まれており、欧米ではアントシアニンを豊富に含むブルーベリーよりも盛んに研究が行われ、さまざまな研究成果が報告されている。
*「アスタキサンチン」
海に生息するヘマトコッカスなどの藻類から抽出され、コエンザイムQ10の1000倍(富士フイルム調べ)以上もの健康パワーを持つ話題の成分となっている。
今までに聞いたことのない成分を含むこの商品。効果のほどは?目に良いと言われているブルーベリーを愛用している人も多いので、ブルーベリー以上の効果という宣伝文句が入れば、飛びつく人もいるかもしれない。宣伝を見て購入しに来る人に、簡単に成分の説明をできるように、知識の補完になれば幸いです。
その他、日経トレンディネット、nikkei BPnetなどでも紹介されている。
おまけ...医療訴訟と被害者遺族
自分勝手、クレーマー…医療事故被害者遺族をネットで中傷
2008年12月12日14時43分-読売新聞
[要訳&コメント]
医療ミスで患者を死亡させたとして医師が起訴された事件の遺族たちが、インターネット上で誹謗(ひぼう)中傷にさらされている。
割りばしがのどに刺さり死亡した保育園児杉野隼三ちゃん(当時4歳)の診察にミスがあったとして、耳鼻咽喉(いんこう)科医(40)が業務上過失致死罪に問われた裁判。2審・東京高裁の無罪判決に対し、東京高検が4日、上告断念を発表した直後から、インターネットの掲示板「2ちゃんねる」やインターネット交流サイト「ミクシィ」内のブログには、隼三ちゃんの両親を非難する文章が次々と書き込まれた。奈良女子大の栗岡幹英教授(医療社会学)は「患者側がネット上で激しく中傷されることで、被害者が萎縮(いしゅく)する傾向がある」と分析する。
この医療訴訟に関しては、医療従事者だけでなく、世間では多くの人が注目していた最近の大きなニュースである。日本にいない私でさえも、ニュースなどで目にすることが多々あった。医療訴訟を起こすには、かなりの勇気が必要であったであろう。遺族を亡くした悲しみからの衝動だけで起こせるものではない。このように誹謗・中傷を書く人たちは、自分が被害者遺族の立場だったら...という視点で見られていないのかもしれない。特に産科などの場合、医療訴訟なども一つの要因となり医師の数が減少し、医師不足が深刻な問題となっているのも事実だ。やみくもに医療訴訟へ持ち込むのではなく、被害者遺族や一般の人たちも、そのような現状を十分に把握した上で訴訟などを考えるべきであるとは思うが、このような被害者遺族に対する、集中的な非難は、第三者が見ていてもとても辛いもの。
あなたが被害者の遺族だったら、本当に訴訟を起こさずに耐えることはできましたか?
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