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アルツハイマー、歯に注意 かみ合わせ悪いと影響
2. 国が勧奨、8疾患のみ ワクチン“後進国”なぜ/上
3.
ワクチン“後進国”なぜ:/中 感染で後遺症負う恐れ
4.
認知症は免許停止など対象 府警「重大な認識持って」
5. 東電、作業員1991人の被曝状況を発表
6. 致死量3人分…筋弛緩剤紛失、千葉の病院で
アルツハイマー、歯に注意 かみ合わせ悪いと影響
2011年9月16日 提供:共同通信社 ※m3.com閲覧には会員登録が必要です
[要訳]
歯のかみ合わせが悪いと、アルツハイマー病の原因とされる「アミロイドベータ」と呼ばれるタンパク質が脳の海馬に増えることを岡山大大学院医歯薬学総合研究科の森田学(もりた・まなぶ)教授のチームがラットで突き止め、15日発表した。
アルツハイマー病はアミロイドベータが脳内に蓄積し、海馬では神経細胞に影響して記憶障害を起こすのが一因とされる。チームは「歯が抜けたり、入れ歯が合わなかったりする人は、治療をすることでアルツハイマー病の予防や進行を抑えられる可能性がある」としている。「かみ合わせが悪いと脳に刺激が伝わりにくくなり、ストレスを感じて、アミロイドベータが増えるのではないか」と分析している。
*comment*
ラットレベルの議論ではあるが、噛み合わせは脳だけでなく健康の面でも影響が出るので、一度確認してみては?
国が勧奨、8疾患のみ ワクチン“後進国”なぜ/上
毎日新聞 2011年9月15日 東京朝刊
[要訳]
米国では現在、B型肝炎、おたふく風邪、水痘(水ぼうそう)など13の疾患について国の責任でワクチン接種を実施し、基本的に無料だ。「米国では病院でかかる医療費が高いという事情もあり、ワクチンで防げる病気は予防接種で減らそうという意識が高い」とのこと。一方、日本のワクチン接種は、国が勧奨し公費で負担する「定期接種」と、希望者が自己負担で受ける「任意接種」に大別され、「定期接種」はジフテリア、麻疹(はしか)、日本脳炎など8疾患に過ぎない。「日本のワクチン接種が遅れたのは訴訟による影響が大きい」と見る。厚生科学審議会での予防接種制度の見直し論議も進むが、「財政が厳しく、定期接種を増やすと予算がかかるのがネック」とのこと。
*comment*
訴訟の多いアメリカで予防接種が進んでいて、訴訟の少なかった日本では進まなかったというのも不思議な理由である。しかし、国がワクチンを本人の選択に任せ、かかっても自分の責任、ワクチンで被害が出ても自分の責任というのはなんだか国に守られているんだか守られていないんだか、といったイメージを受ける。少子化ということもあるので、子供たちの健康を維持するためには少子化対策として本気で取り組んでもいい内容なのでは?
ワクチン“後進国”なぜ:/中 感染で後遺症負う恐れ
毎日新聞 2011年9月16日 東京朝刊
[要訳]
下痢を起こす感染症の原因としては、病原性大腸菌O157やノロウイルスがよく知られているが、ロタウイルスは実は、乳幼児の急性胃腸炎の最大の原因。ほとんどの乳幼児が5歳までに感染する。嘔吐や発熱が生じ、コメのとぎ汁のような白い下痢便が続くのが特徴だ。ロタウイルスは重症化すると脳炎を起こし要注意だとのこと。乳幼児に生じる脳炎、脳症の原因で最多はインフルエンザウイルス、次に突発性発疹で、3番目がロタウイルスという。現在まで、ロタウイルスを撃退する抗ウイルス薬はない。
世界保健機関(WHO)は09年、ロタウイルスのワクチンを乳幼児の感染症防止で最重要ワクチンの一つと位置づけた。世界では既に100カ国以上がワクチン接種を導入している。一方、日本では外資系製薬会社が開発したワクチンが、今年7月に承認されたばかり。年内には使える見込みだが、公費の定期接種ではなく任意接種となる。
日本ではヒブワクチンが08年12月、任意接種として始まったが今年3月、ワクチン接種が一時中止された。二つのワクチンの同時接種後に、全国で7人の乳幼児が死亡していたためだ。専門家の検討会議で「明確な因果関係は認められない」との結論が出て、4月1日から再開されたが、「接種率は元に戻っていない」(同省)という。
◇母子手帳とワクチン接種
乳幼児期に接種するワクチンのうち、国が行う「定期接種」は種類や接種スケジュールが母子健康手帳に記されているが、自己負担の「任意接種」は手帳に記載がなく、行政からの情報提供も少ない。片岡正医師は「任意、定期とも疾患予防の重要度に差はない」と話している。
母子手帳には定期接種を受けたかどうかの履歴が残るため、成人後も保管しておくと、感染症が流行した時や海外旅行などの際に役立つ。母子手帳と分離し、「予防接種手帳」などを配布している自治体もある。
*comment*
定期接種に含まれていない場合は、「必要ない予防接種」として見られるケースも少なくない。薬剤師による薬局での呼びかけなども重要なのではないだろうか。
認知症は免許停止など対象 府警「重大な認識持って」
2011年9月16日 提供:共同通信社 ※m3.com閲覧には会員登録が必要です
[要訳]
京都府警は16日、2月に京都市で起きた多重衝突事故で、運転していた男性(61)の認知症発作が引き金になったとして書類送検に踏み切った。府警幹部は「(認知症での運転は)重大事故になりかねないという認識を本人や周囲の人に持ってもらいたい」と話す。
関連記事:
認知症事故疑いで書類送検 同乗の2人も、京都府警(2011年9月16日 提供:共同通信社)
認知症、運転中に気絶…13人死傷家族は止めず (2011年9月16日14時12分 読売新聞)
*comment*
認知症は、本人の自覚がないこともあるため周りの家族などが責任を持って判断することが望まれる。ただし、その場合本人が免許証を持っていないことまで忘れて運転しないかが少し不安である。
東電、作業員1991人の被曝状況を発表
2011年9月15日19時58分 読売新聞
[要訳]
緊急作業時の上限の250ミリ・シーベルトを超えた人はいなかった。20~50ミリ・シーベルトを被曝していたのは6人。作業員の被曝線量は低下 傾向が進んでおり、3月以降で初めて1けた台となった。
致死量3人分…筋弛緩剤紛失、千葉の病院で
2011年9月15日 読売新聞
[要訳]
国立病院機構千葉医療センター(千葉市中央区)は13日、手術時の麻酔薬に使われる筋弛緩(しかん)剤「エスラックス」(液体、5ミリ・リットル)が入ったガラス瓶1本を紛失したと発表した。薬事法上の毒薬で、成人3人分の致死量に相当する。
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