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2009/01/04

Saya's 薬学ニュース vol.48-脳卒中を救う意外な物質/HIVの新薬承認/献血してますか?/ついに決着した"ネット販売"議論/医療事故調査制度の見直しを

<Today's news>
1. 低用量の一酸化炭素が脳卒中患者の脳細胞を救う
2. HIVの侵入阻害、日本初の感染症治療薬
3. 来年度は201万リットルの献血が必要―厚労省 

4. “予定通り”に決着した医薬品ネット販売

低用量の一酸化炭素が脳卒中患者の脳細胞を救う
2008/12/25 -日経NET

[要約&コメント]
COは臓器障害を引き起こし、死をもたらすこともある無色、無臭の気体で、暖房装置、車、ガスレンジなどの燃焼煙に含まれている。COは体内で自然に作られており、さまざまな条件下で保護的な機能を果たしている。体外からのCOに同様の効果があるかどうかを確認するために、今回の実験を実施したという。

〔COの保護効果〕
・血管を拡張させ、血流を増大させる作用。
・抗炎症作用により、炎症による細胞死を防ぐ。
・脳の水分を減少させる作用。脳の水分が多いと、頭蓋内圧が高くなり脳細胞死を引き起こす。


毒になるCOが、加減によって治療に応用できるという。この記事を読んでいて、ふと一つの薬が頭に浮かんだ。それは、一時期薬害で騒がれたが、新しい治療のために再度医薬品として承認されたサリドマイドである。『くすり』は反対からよむと「リスク」。多少の加減や使い方によって、人を生かすことも殺すことにもなり得るものであることを忘れてはいけない。COの場合は、摂取量のコントロールが課題となるかもしれないが、死亡率の高い疾患に有効であることから、どうにか克服してほしい課題である。
HIVの侵入阻害、日本初の感染症治療薬
2008/12/25 17:56-キャリアブレイン

[要約&コメント]
日本でのHIV感染者とエイズ患者が1万5000人を超え、推定感染者数が年々増加する中、HIVの細胞内への侵入を阻害する日本初の抗ウイルス化学療法剤「シーエルセントリ錠150㎎」(一般名・マラビロク)の製造販売が承認された。
商品名:シーエルセントリ錠
一般名:マラビロク
規格:150mg
製薬企業:ファイザー
HIV感染症の治療については、3系統の薬剤を組み合わせた「多剤併用療法」の確立で、感染者の生命予後は大きく改善した。しかし、薬剤耐性ウイルスの出現などで、新規薬剤が求められていた。

ウイルスは生体の構成と似ている(細菌に比べ)ことから、抗ウイルス剤の開発はとても難しいとされている。ウィルスを殺すものは、生体の細胞も破壊しやすいからである。その中でも、長い年月をかけてでも、有効な薬を開発している人素晴らしい人たちがいるのだ、ということを改めて感じさせられる瞬間である。エイズに関しては、先進国である日本でも未だに悪化し続けている現状がある。教育面できちんとした情報提供が行われてこなかったために、性行為を行う年齢になっても、きちんとした知識を得ていない若者が多いのである。感染率が上昇し続けているのは、この部分(教育)が最も大きいと感じる。
すでに感染した人には、薬による治療が可能であり、このような薬の開発によりQOLは維持でき得るということを、そしてまだ感染していない人たちにも、さらなる予防法や差別・偏見の解消などのケアを行っていく必要がある。
 
来年度は201万リットルの献血が必要―厚労省 
2008/12/25 20:42-キャリアブレイン
 
[要約&コメント]
厚生労働省は、来年度は献血によって計201万リットルの血液を確保する必要があるなどとする「献血の推進に関する計画(案)」を報告した。
来年度に必要と見込まれる輸血用血液製剤の量は、全血液製剤0.02万リットル、赤血球製剤48万リットル、血小板製剤15万リットル、血漿製剤23万リットルで、それぞれ0.02万リットル、49万リットル、16万リットル、24万リットルが製造される見通しだという。

献血カーの近くを通ると、血液型ごとにどの血液が必要なのかが記載されている看板をよく目にする。これも、血液製剤の安定供給のために厚労省と赤十字が組んで行っていることである。このようなデータをみて協力しなければ、と思うのは職業病だろうか、それとも普通?
 
“予定通り”に決着した医薬品ネット販売 
2008/12/26 15:43-キャリアブレイン
 
[要約&コメント]
インターネットを通じた一般用医薬品(OTC)の販売の是非は、2009年6月に施行する薬事法改正で、厚生労働省が予定していた通りの結論に落ち着いた。副作用リスクに応じてOTCの種類を三段階に分けたうち、最もリスクが低い「第三類」に限定して、OTCのネット通販は許される。この結論は、来年の改正薬事法に合わせ、今年9月に厚労省が示した省令案の通りだ。

とうとう決着がついたネット販売議論。結局私がずっと求めていた答えは出てこなかった。自分としては、少し押し切られた感が残っているが、この結論が吉と出るか凶と出るかはしばらく見守っていきたいと思う。日本の薬の販売が規制され、海外の薬販売サイトの影響がどの程度拡大するか、またへき地などの土地の関係、障害者などの身体的な問題で薬が手に入りにくいの人たちやへの対応をどのようにしていくのだろうか。まだまだ目が離せそうにないトピックである。

おまけ...

民主党案を基盤とした4つの医療事故調査制度 
2008. 12. 19-Nikkei Medical Online

[要約&コメント]
2008年8月20日の福島県立大野病院事件無罪判決後、医療事故調査制度の整備の必要性が浮き彫りになったという。患者遺族側と医療者側にはそれぞれ別々の目的があり、以下の4つに分類している。
[患者遺族側]
・精神的側面:患者遺族の納得
・経済的側面:医療災害の補償
[医療者側]
・過去を清算する側面:当該医療者の処分・非難であり、「責任追及」
・将来を指向する側面:医療安全の向上・再発防止
この相対する目的を、一つの制度で解決しようとしていたが、それ自体が実は問題である。厚労省の医療安全調査委員会構想の典型であるという。

この他にも、解決・予防する上で大切な心得などが記載されており、医療訴訟に関して考えさせられる内容であった。ミスは人間である限り必ず起こる。その時にいかに患者と正面から向き合い、誠実に対応するかによって患者遺族の納得を得られるか。この部分が印象に残っている。

2008/12/31

Saya's 薬学ニュース vol.45-小児用抗てんかん薬の新薬発売/漢方薬と風邪の予防/厚労省が第三者委設置へ/認知症は死因の一つ?!

<Today's news>
1. 「小児難治性」適応の抗てんかん薬
2. 新生児けいれんとてんかん重積状態の治療薬 
3. ウイルス性疾患予防と漢方薬
4. 厚労省が第三者委設置へ 人工心臓の少年死亡で

おまけ. 認知症は死因から見逃されている 

「小児難治性」適応の抗てんかん薬
2008/12/19 15:10-キャリアブレイン

[要訳&コメント]
小児の適応を有するてんかん治療薬「ラミクタール錠」(一般名・ラモトリギン)が発売された。

商品名:「ラミクタール錠」
一般名:ラモトリギン
規格:小児用2mg,小児用5mg,25mg,100mg
製薬会社:グラクソ・スミスクライン
【特徴:】
①ほかの抗てんかん薬との併用療法により、二次性全般化発作を含む部分発作、強直間代発作、レノックス・ガストー症候群に効果を示す。
②成人だけでなく、小児の適応を有する。
③小児に発症するてんかんの中で極めて難治性のレノックス・ガストー症候群への適応を取得した日本初の抗てんかん薬
現在、日本におけるてんかん患者は約100万人。患者の80%が小児期に発症するが、小児のてんかん治療薬の選択肢は少ないという。

てんかん患者の80%近くが小児期に発症するのに、その薬が少ないというのは恥ずかしいことに知らなかった。ちょっと勉強になった記事である。副作用などの記載がなかったので、その点を補足しておこうと思う。
【副作用】:発疹や発赤、眠気、吐き気、めまい、かすみ目、肝機能低下
【その他の特徴:】
①口腔内崩壊錠。
②半減期が約31~38時間(バルプロ酸ナトリウム(デパケン)との併用で約2倍に延長)と長いため、副作用発生時は的確な説明を。
【注意:】
①グルクロン酸抱合を誘導する薬剤との併用では血中濃度低下。増量を検討。:フェニトイン(ヒダントール、アレビアチン)やカルバマゼピン(テグレトール)、フェノバルビタール(フェノバール)
※バルプロ酸ナトリウム(デパケン)との併用で半減期延長。減量を検討。
 
新生児けいれんとてんかん重積状態の治療薬
2008/12/22 13:20-キャリアブレイン

[要訳&コメント]
新生児けいれんとてんかん重積状態の治療薬「ノーベルバール静注用 250mg」(一般名・フェノバルビタールナトリウム)が販売された。
商品名:「ノーベルバール静注用」
一般名:フェノバルビタールナトリウム
規格:250mg
【特徴】
①日本で初めての静脈注射用フェノバルビタール製剤」で、新生児けいれんに適応を取得
②小児から成人までのてんかん重積状態に投与可
参考資料:新発売のご連絡(アルフレッサ資料)

経口剤に続いて、注射剤の紹介である。両社も、第一選択薬としての利用ではなく、併用や第二選択薬としての推奨であるが、ニーズがある薬なので今後目にすることがあるであろう。
【副作用】:意識障害、血圧低下、呼吸抑制、肝機能低下

ウイルス性疾患予防と漢方薬 
2008年12月19日-毎日新聞

[要訳&コメント]
質問内容:感染性胃腸炎やインフルエンザなどのウイルス性疾患に効く漢方処方はあるのでしょうか? また、日頃の体調管理はもちろんですが、インフルエンザや風邪にかかりにくくする漢方処方はありますか
風邪の諸症状を漢方では侵入してきたウイルス(病邪)と免疫力(正気)との間に起こっている邪正相争(じゃせいそうそう)という戦いによって生じるものと考えます。
漢方処方を選ぶ際には、八綱弁証というものを駆使して病位・病勢・病性を確認して処方を選びますので『この症状にはこれが効く』という処方はありません。『風邪のひき始めだから葛根湯』と安易に考えないようにしましょう。下記に風邪の症状軽減によく使う漢方薬の紹介。


【風邪の予防方法】:外邪と戦う正気を高めておくことが大切
①殺菌力のある粘膜を保つ:外出後の手洗いうがい、マスクの着用、室内の加湿
②抗ウイルス作用のあるものを常用:板藍根(ばんらんこん)、プロポリスなど
③外邪と戦う正気を高めておく:補中益気湯(ほちゅうえっきとう)などの補気剤
※タミフルの原料は大茴香(だいういきょう)という生薬の成熟した果実からできているという。
 
厚労省が第三者委設置へ 人工心臓の少年死亡で 
2008年12月19日-m3.com 提供:共同通信社 ※m3.com閲覧には会員登録が必要です

[要訳&コメント]
国立循環器病センター(大阪府吹田市)で臨床試験(治験)中の補助人工心臓を装着した少年=当時(18)=が約2週間後に心肺停止となり、約1年後の今年春に重い脳障害で死亡した問題*で、厚生労働省は18日、第三者による調査委員会を設置する方針を明らかにした。

18歳の少年が、自分の意志で治験に託した想い...心肺停止までの2週間、どのような思いで過ごしたのかを考えるととても辛くなりますね。そしてその両親は、本人の意志を尊重して治験の継続を決意したのでしょう。息子の容体が急変したあとに下さなければならないその決断の重さとその想いを、治験を行う側には忘れてほしくないですね。
*治験実施から死亡に至るまでの話
少年は心筋の働きが落ちて心臓が肥大化する「拡張型心筋症」と診断され、昨年春に入院。未承認の補助人工心臓「エバハート」の治験に少年本人が同意し、装着手術を受けたが、2週間後に心肺停止となり、今年春に死亡した。病院側は少年が意識不明となった後も家族に治験の継続を勧め、母親が同意書に代筆して治験が続けられたという。
 
おまけ...認知症

認知症は死因から見逃されている 
2008/12/18 -日経NET

[要訳&コメント]
重度の認知症患者が死亡したとき、認知症が死因として記録されないケースの多いことが新しい研究により示された。この知見により、認知症が致死的な疾患であるとの知識が不足していることが明らかにされただけでなく、アルツハイマー病および認知症による死亡者数が実際よりも大幅に少なく算出されていることになるという。
認知症が死因として認識されていないのは意図的なものではないようだという。かつては老衰として知られていた認知症は、単なる脳の疾患にとどまるものではなく、精神面に加えて身体も徐々に侵され、最終的には癌(がん)やエイズと同じように肺炎を来すこともある。認知症が致死的な疾患であるという理解が欠けていると、終末期の患者に不必要な治療を家族が強く要求するようなことにもなるとのことだ。
 
確かに、認知症で死亡、ということはあまり耳にしたことがない。自分が病院で働いた経験がないからかもしれない。病院勤務の薬剤師などはよく耳にすることなのだろうか。患者のQOLを考えると、ただの認識不足、では片付けられない内容であることがこの記事から教えられた。

2008/12/25

Saya's 薬学ニュース vol.39-妊婦に対する葉酸は喘息のリスク増加させる?/患者の氏名取り違え/経口中絶薬販売へ/コンピュータを使うあなたのための薬が新発売/医療事故被害者遺族をネットで中傷

<Today's news>
1. 妊娠初期の葉酸摂取が乳児の呼吸器疾患を増大
2. 患者の氏名を確認しても取り違え3件
3. イタリアで08年から経口中絶薬販売へ、バチカンは反発 
4. 富士フイルムなど3社、健康パワーを凝縮したサプリメント「オキシバリアi(アイ)」など発売

おまけ. 自分勝手、クレーマー…医療事故被害者遺族をネットで中傷

妊娠初期の葉酸摂取が乳児の呼吸器疾患を増大 
2008年12月11日-Nikkei NET

[要訳&コメント]
母親が妊娠初期に葉酸を摂取すると、出生した乳児の呼吸器疾患リスクが増大する可能性がノルウェーの研究により示された。葉酸は、先天性欠損(birth defect)リスクの軽減のために摂取が推奨されている。
母親が妊娠初期の3カ月間に葉酸サプリメントを使用していた乳児は、生後18カ月までに喘鳴(ぜんめい)や呼吸器感染症にかかる比率がほかの乳児に比べてやや高かったほか、呼吸器感染症の治療のため入院する比率が24%高いこともわかった。

妊婦には葉酸を、というのはもはや当たり前のように言われるようになったが、新たなリスクが今回発見されたのは興味深い。小児喘息は比較的多い疾患で、小児のQOLも低下する。妊婦が摂取すべき葉酸の量と、呼吸器系のリスクを高める量とがはっきりしてくると、摂取の目安になってよいのだが。
今の時点では、何とも言えないが、多くとればよいというわけでもないので注意である。

2008/12/16 11:47-キャリアブレイン

[要訳&コメント]
外来診察時、口頭で患者の氏名を確認したにもかかわらず患者の取り違えが起こった事例が、2006年1月から08年8月にかけて3件発生していたことが分かった。患者の取り違えを防ぐため、「診察券の提示や患者の家族により、本人であることを同定する」「患者に名乗ってもらう」などの方法を提案している。
口頭での名前確認は、薬局でも行われていることである。薬局の場合、名前が違えば別人の薬が紹介されることになるので、「こんな薬初めてなんだけど…」などと言われ、患者様に気付かされることもある。また、薬局では引き換え券などを用いて、プライバシーなどを守るシステムを導入するなど方法はさまざまである。口頭確認では不十分である事態がわかった今、各薬局で再度患者確認の方法に関し見直してみていただきたい。

イタリアで08年から経口中絶薬販売へ、バチカンは反発 
2008年12月16日 03:11-AFPBB News

[要訳&コメント]
イタリアで来年2月から経口中絶薬「RU486」を国内の病院で入手可能になるとの計画について、ローマ法王庁は14日、激しく批判した。この薬をめぐっては論争が続いている。この薬で妊娠7週まで堕胎が可能だとしている。イタリアでは1978年に中絶が合法化されたが、中絶に強硬に反対するバチカンからの圧力で、医師らが「良心に基づいた忌避」を理由に人口中絶手術を拒否することができる。

中絶薬の販売、どう思われますか?中絶の話で思い出したのは、海外ドラマの『ボストンリーガル』での一話。レイプをされた少女が妊娠の可能性もあるとして中絶を希望したが、受け入れ病院が人工中絶手術を拒否したために手術を受けられず、レイプ犯との間に子供ができてしまった、という悲劇。この話の中でも、「人工中絶における胎児の権利」をテーマに熱い討論が繰り広げられた。結局、ドラマのエンディングでは、少女の権利が認められ、病院に対して損害賠償の支払いが言い渡された、というものだったと思う。キリスト教との場合は、絶対に中絶出来ない…など、宗教的なものも大きく、この点に関しては非常に難しい議論になるであろう。この議論の行方を見守っていきたいところだ。

富士フイルムなど3社、健康パワーを凝縮したサプリメント「オキシバリアi(アイ)」など発売
2008年12月16日-マイライフ手帳@ニュース (プレスリリース)

[要訳&コメント]
富士フイルムと東亜薬品、および日東メディックの3社は、長時間のパソコン作業やデスクワークの機会が多い人の健康をサポートするマルチサプリメントを、共同で開発。12/18に販売が開始されるとのこと。
「オキシバリアi(アイ)」の主要成分には、最近注目されている健康成分のカロテノイド「ルテイン*」と「アスタキサンチン*」を配合。この2種類の成分の量を変えて、2種類の薬が販売される。この他にもビタミンC、ビタミンE、ビタミンB2、亜鉛、銅など、互いの働きが長持ちするようネットワークで助け合う有用成分をバランスよく配合しているという。
[小売価格]
オキシバリアi(アイ): 2800円 ※上記写真はオキシバリアi(アイ)のほう。
オキシバリアi(アイ)EX: 4800円
*「ルテイン」
ブロッコリーやほうれん草などの緑黄色野菜に多く含まれており、欧米ではアントシアニンを豊富に含むブルーベリーよりも盛んに研究が行われ、さまざまな研究成果が報告されている。
*「アスタキサンチン」
海に生息するヘマトコッカスなどの藻類から抽出され、コエンザイムQ10の1000倍(富士フイルム調べ)以上もの健康パワーを持つ話題の成分となっている。

今までに聞いたことのない成分を含むこの商品。効果のほどは?目に良いと言われているブルーベリーを愛用している人も多いので、ブルーベリー以上の効果という宣伝文句が入れば、飛びつく人もいるかもしれない。宣伝を見て購入しに来る人に、簡単に成分の説明をできるように、知識の補完になれば幸いです。
その他、日経トレンディネットnikkei BPnetなどでも紹介されている。
 
おまけ...医療訴訟と被害者遺族
 
自分勝手、クレーマー…医療事故被害者遺族をネットで中傷
2008年12月12日14時43分-読売新聞

[要訳&コメント]
医療ミスで患者を死亡させたとして医師が起訴された事件の遺族たちが、インターネット上で誹謗(ひぼう)中傷にさらされている。
割りばしがのどに刺さり死亡した保育園児杉野隼三ちゃん(当時4歳)の診察にミスがあったとして、耳鼻咽喉(いんこう)科医(40)が業務上過失致死罪に問われた裁判。2審・東京高裁の無罪判決に対し、東京高検が4日、上告断念を発表した直後から、インターネットの掲示板「2ちゃんねる」やインターネット交流サイト「ミクシィ」内のブログには、隼三ちゃんの両親を非難する文章が次々と書き込まれた。奈良女子大の栗岡幹英教授(医療社会学)は「患者側がネット上で激しく中傷されることで、被害者が萎縮(いしゅく)する傾向がある」と分析する。
 
この医療訴訟に関しては、医療従事者だけでなく、世間では多くの人が注目していた最近の大きなニュースである。日本にいない私でさえも、ニュースなどで目にすることが多々あった。医療訴訟を起こすには、かなりの勇気が必要であったであろう。遺族を亡くした悲しみからの衝動だけで起こせるものではない。このように誹謗・中傷を書く人たちは、自分が被害者遺族の立場だったら...という視点で見られていないのかもしれない。特に産科などの場合、医療訴訟なども一つの要因となり医師の数が減少し、医師不足が深刻な問題となっているのも事実だ。やみくもに医療訴訟へ持ち込むのではなく、被害者遺族や一般の人たちも、そのような現状を十分に把握した上で訴訟などを考えるべきであるとは思うが、このような被害者遺族に対する、集中的な非難は、第三者が見ていてもとても辛いもの。
あなたが被害者の遺族だったら、本当に訴訟を起こさずに耐えることはできましたか?

2008/12/18

Saya's 薬学ニュース vol.32-貧しい国への支援(糖尿病とインスリン)/超多剤耐性結核菌/「センサーチップ搭載の薬」/医学部に薬学の授業を導入/「遠隔予防医療相談システム」

<Today's news>
1. 最貧国の子供たちへ、インスリンと糖尿病ケアの無償提供
2. 超多剤耐性結核の治療に大きな一歩
3. 「センサーチップ搭載の薬」で、身体反応をモニター
4.
山形大医学部に医薬品安全対策の講義―国内初
おまけ. KDDI・NEC・慶応大、「遠隔予防医療相談システム」の実験を開始~公民館で画面を共有しながら相談可能

最貧国の子供たちへ、インスリンと糖尿病ケアの無償提供
2008年12月5日-ノボ ノルディスク ファーマ株式会社プレリリース

[要訳&コメント]
ノボ ノルディスク社は、世界で最も貧しい国々の10,000人の子どもたちに、インスリンの無償提供を含む糖尿病ケアの提供を行うことを発表しました。これは、「糖尿病とともに生きる子供たちの未来を変える」というプログラムで、2009年から5年間にわたって行うものです。
先進国において1型糖尿病の子供は寿命を全うできる可能性があるのに対し、サハラ以南のアフリカで生まれた子供が1型糖尿病と診断された場合、その寿命は1年にも満たないのが現状です。

アフリカにおける1型糖尿病の子供たち(0-14歳未満)は、38,000人と推定されるという。その子供たちが、インスリンを手に入れられないことで、1年未満の寿命で亡くなっていく…こんな事実を皆さんはご存知でしたか。食べ物が手に入らず飢餓により亡くなっていくことが多い貧しい地域では、インスリンなどの薬剤はどれだけ高価なものとして映っているのだろう。先進国でも国内で薬が承認されておらず、海外から全額負担で購入している人や、海外で移植をしに日本を発つ人たちもいる。そのくらいの、いやそれ以上に難しいことなのかもしれない。飢餓や感染症ばかりに目が行っていたが、糖尿病も支援の一つになるのだと、この記事で改めて教えられた。この子供たちは、先進国で生まれていれば…と考えることもあるのだろうか。それとも、その先進国という言葉を知らずに亡くなっていくのだろうか。

超多剤耐性結核の治療に大きな一歩
2008年12月8日-週刊医学界新聞

[要訳&コメント]
財団法人微生物化学研究会は超多剤耐性結核菌(XDR‐TB)に有効な治療薬の開発をめざし,米国のリリー結核創薬イニシアチブとの共同開発研究を開始したことを発表した。
微生物代謝産物から発見した化合物CPZEN‐45は、「XDR‐TBに有効で,10剤耐性結核菌にも高い有効性がある」「高い安全性を有する」「耐性菌の出現頻度が極めて低い」といった特徴をもつため、結核菌に対する有効性が期待されている。

結核菌は、一般の人からは「過去の話」のような印象を持たれているかもしれないが、今でも死亡原因第4位に位置する驚異の疾患であることを忘れてはならない。それも、今まで効いていた薬に耐性が出始めていることが原因である。抗生剤・抗菌剤には、必ずと言っていいほど耐性が作られる時が来る。それが遅いか早いか、という話だけであり、新しい薬が開発されたからといって安心してはいられない。さらなる開発が必要なのである。

「センサーチップ搭載の薬」で、身体反応をモニター
2008/12/09-Wired Vision


[要訳&コメント]
あと数年のうちには、錠剤を口にするという行為が、ただ薬を飲んで効いてくれるのを待つ、という以上の意味を持つようになるかもしれない。
薬の効果を簡単にモニターできるシステムを開発した。超小型コンピューターとセンサーを薬剤に組み込み、携帯電話やインターネットにつなぐというものだ。
この技術を利用すれば、患者の重要データを自動的に収集し、糖尿病や高血圧といった慢性疾患の管理に役立てることが可能になる。特に、一定量の投薬に対する患者の反応を詳細に追跡するのに役立つとみられる。
参考原文:WIRED NEWS 原文(English)

この技術で吸収や分布、代謝や排せつの速度が測れれば、薬物動態のチェックなどにも応用できるのではないだろうか。この技術がどこまで使えるものなのかがはっきり分からないので何とも言えないが、技術の進歩はここまで来たか…といった興味深い記事だったので紹介した。

山形大医学部に医薬品安全対策の講義―国内初
2008/12/08 11:00-キャリアブレイン

[要訳&コメント]
山形大医学部は2010年度から、医薬品・医療機器の承認審査や市販後安全対策、薬害の問題などについて総合的に学ぶ講義を、医学部内に新しく設置する。薬害問題や医薬品の規制の仕組みなどについて系統立って学ぶ講義の開設は、全国でも初の試みになる。
講義の内容は、医薬品医療機器総合機構(PMDA)が実施している医薬品や医療機器の承認審査や、市販後の安全対策、副作用の被害拡大防止の方法のほか、薬害の問題などについて
山形大医学部では、この他にも現在診療科離れが起きている小児科や産科、救急医学、外科の4科のいずれかを研修内容として選択することで、一部の授業料を免除するなどの取り組みも国内初で行っている。

薬害を学ぶことで、薬の恐ろしさなどを患者の訴えから学ぶことはできるだろうが、これがどこまで学生の胸に響くか...見守っていきたい内容である。西洋医学においては、症状などから診断を下すまでに力を入れ、一度診断が下ればルーチンのように薬が決定される。一度出た薬はなかなか削除されないのが現状ではないだろうか。一人の患者に対しこんなにも薬の種類が処方されているのは、日本くらいではないだろうか、と感じるが、その辺医師がどのように考えているのかディスカッションしたい内容である。薬はできるだけ減らす方向で、さらに最小限の薬で症状を維持する。この点をこれらの教育から気づいてもらえれば、意味のある講義だと思うのだが。

おまけ...在宅医療
KDDI・NEC・慶応大、「遠隔予防医療相談システム」の実験を開始~公民館で画面を共有しながら相談可能
2008年12月8日 18:24-RBB Today

[要訳&コメント]
慶応義塾、NEC、KDDIの3者は8日、同大学の「コ・モビリティ社会の創成プロジェクト」 の一環として、「遠隔予防医療相談システム」の実証実験を開始した。
採血された血液のサラサラ度合いを血液レオロジー測定装置で検出し、データをインターネットで都心の医師に送信し、住民と医師や健康コンシェルジュスタッフが血液データをはじめとする健康データをコミュニケーション端末の画面上で共有しながら、健康相談や助言などを行うことが可能となる。医師と定期的に話すことで住民の安心感を高め、QOL (Quality of Life) の向上、中長期的には自治体の医療費負担の削減につなげることが目標とのこと。なお、血液サラサラ度合いがわかる動画を遠隔で住民と医師が共有するのは、世界初の試みとなる。
                    *遠隔予防医療相談システム概要

Saya's 薬学ニュース vol.10のおまけでもIntelによる、TV電話を使った在宅医療患者のための医療管理システムを紹介した。Intelでは患者の血圧や心拍数のデータ管理によるものだが、今回の慶応大学では血液のサラサラ度合を機械を使って遠隔で測定する事が可能になるという。これらはいずでも、へき地における医師不足などの問題に対し、予防や未病の観点で期待ができる内容なので紹介した。いつでも相談できる、というイ環境は、市民にとっても安心材料となるだろう。

2008/12/03

Saya's 薬学ニュース vol.21-販促効果の向上を狙い、POSデータと携帯サイトの会員情報を連動/リンパ節注射による花粉症の免疫療法に期待/薬剤師の「過労死裁判」で遺族が控訴

今日は久しぶりに雪が降りました。エドモントンでは、真冬になると零下30~40℃になるといわれています。寒すぎることもあり、雪の量は少ないのですが、今年は例年に比べて寒くなるのも遅く、雪も少なく感じるといわれます。私にとってはラッキーなのですが♪

さて、まだまだたまっているニュースを徐々に紹介していきましょう。

2008/11/25-ITpro

[要訳&コメント]
関東地方などでドラッグストアを展開するウエルシア関東(埼玉県さいたま市)は2008年12月から、店頭のPOS(販売時点情報管理)データと携帯サイト「ウエルシアのe情報」の会員情報を連携させた販促強化策に乗り出す。
ポイントカードに記録するPOSの売り上げデータと会員情報を照合し、販促メールを送った顧客が来店したかどうかや、販促をかけた商品を購入したかどうかを確認できるようにする。

今は携帯サイトも便利になっていて、日々の生活を送る上でいかに携帯を使いこなすかが重要になってきている。日本のを2年近く離れていると、技術の進化についていけていない部分も大いにあるが…ファミリーレストランなどで、その場でアンケートに答えるとクーポン券が当たる、ということが行われているが、このような方法で利用されているとは。企業の裏側が少し見られた気がした。

2008/11/25-Dr 赤ひげ.com

[要訳&コメント]
リンパ節へアレルゲンを直接注射することで、従来に比べて短期間で苦痛が少なく、かつ安全性も高い花粉症治療が実現できる可能性がスイスを中心とした研究によって示された。
従来のアレルギー注射は、皮下脂肪組織への注射が標準的で、年に何回もの注射を受け、3~5年継続する必要があり、注射部位の腫れから全身的反応まで、副作用も多かった。リンパ節には神経がないため、痛みが少なく患者のQOL改善にも有効である。

花粉症で悩んでいる人にとっては朗報である。アレルギー注射は、全身性副作用があるため女性には適さないと言われたことがあり、錠剤での治療を続けていたが、眠くなったりとQOLの面から考えるとあまりよいとは考えられない。そういった面では、副作用や苦痛のすくない注射剤の開発は、とても期待ができる。また、花粉症だけでなく他の疾患に対する注射の新たな方法として取り上げられていくのではないだろうか。

2008/11/26 16:21-キャリアブレイン

[要訳&コメント]
薬学ニュースvol.14でも取り上げた 薬剤師の過労死裁判。国に対し労災不支給の取り消しを求めた行政訴訟で、一審・東京地裁の13日の判決では、「業務とうつ病の発症には、因果関係が認められない」と訴えを棄却されていた。今回東京高裁に控訴した。

業務とうつ病発症との因果関係を、どのように証明し認めさせられるかが大きなテーマとなるが、果たしてどのような手段で事を運んで行くものか。気になるのは、「時間外労働も最大で月41.25時間で長時間労働による負荷は認められない」という部分。主任薬剤師として、果たしてどの程度時間外労働を申請していただろう。多くの薬局において、主任薬剤師や管理薬剤師は残業を強いられているが、申請時間を実際に行った時間よりも短くする場合もある。原告側の話では、月50~80時間の残業となっているし、果たして何をもって41.25時間の時間外労働が長いか短いかを判断しているかは疑問である。むしろ、申請はしていないがそれ以上にサービス残業を行っていたのではないかと感じる。新システムを導入に関する仕事にくわえ、研究発表の準備などを考えると、月41.25時間(約2時間/日)とは考えにくい。その点についても話し合われていくのではないかと考えられる。

おまけ…留学生の受け入れ
08年03月21日-名城大学

[要訳&コメント]
フランスからの留学生(薬学5年生)が、名城大学の藤田保健衛生大学病院にて病院研修を2か月間行った。名城大学薬学部の大学院生や医師等とディスカッションなどをしたり、フランスの病院で経験した"Validation of analytical method"の発表をおこなったり、と充実した研修期間を送られたようである。

ふと疑問に思ったが、留学生の受け入れを行っている大学は、どのくらいあるのだろうか。東邦大学では、姉妹校であるアルバータ大学からの学生を受け入れているが、他ではあまり聞いたことがない。留学生を受け入れるということは、学生同士が互いの薬学教育について話したり、医療制度の違いなどに関しても気軽に話したりすることができる。留学生に対する経験だけでなく、在学中の学生たちに対する良い影響もあるのではないだろうか。今在学の学生は、そして薬剤師として勤務している皆さんは、留学生が来た場合にどのような内容を紹介してあげることができるでしょうか?日本独自の薬学など、皆さんは意識しながら行っているでしょうか?海外の医療や薬学と比べてみてみるのも、新たな発見があって面白いと思いませんか?

2008/12/02

Saya's 薬学ニュース vol.20-腎臓病の新薬開発へ成果/C型肝炎の治療薬、2ウイルスに効果 研究成果/漢方薬の服用上の注意(2)西洋薬と漢方薬

腎臓病の新薬開発へ成果
2008/11/24 03:00-キャリアブレイン

[要訳&コメント]
塩分摂取が慢性腎臓病に与える分子メカニズムを、東大医学部附属病院のグループが、マウスを使った実験などで解明した。腎臓病の新治療薬開発につながると期待されている。
塩分の過剰摂取が高血圧を引き起こしたり、心臓や腎臓の機能に障害を与えたりすることは知られているが、その原因やプロセスについては、不明な点が多かった。今回塩分の過剰摂取がRac1とMRを活性化させ、腎臓障害を発生しやすくすることを突き止めた。

腎生涯の患者はどんどん増えており、現在慢性腎臓病患者はおよそ400万人。このうち約27万人が透析治療を受けているという。透析になると頻繁な通院が必要になり、透析の後の疲れなどもあり患者のQOLを低下させている。今回新たなメカニズムが明らかになったことで、新薬開発に一歩前進したしたようだ。腎疾患患者に対する投薬においても、一つ伝えられる事実が増えたのではないだろうか。

C型肝炎の治療薬、2ウイルスに効果 研究成果
2008年11月24日 20:37-AFPBB News

[要訳&コメント]
C型肝炎の治療薬として試験中の薬剤が、ラッサ(Lassa)熱ウイルスと同系列のウイルスなど2種類のウイルスに対し、大きな効果を発揮すると発表された。
薬剤名:Bavituximab
薬効:C型肝炎の治療薬として臨床試験段階。
作用機序(今回発見されたウイルスへの作用):ウイルスが細胞に感染した時点で、通常は細胞壁の内側表面に存在するリン脂質、ホスファチジルセリン(phosphatidylserine)が細胞の外側に現れると、Bavituximabがホスファチジルセリンに取り付き、感染細胞を破壊するために白血球細胞を送るよう免疫系に危険信号を送る。
製薬会社:ペレグリン・ファーマシューティカルズ(Peregrine Pharmaceuticals

今回ウイルスへの効果が試験されたのは、生物兵器テロに用いられる可能性のあるウイルスへの効果を見るためであったという。C型肝炎だけでなく、他のウイルスにも新しい作用で効果を持つようになれば、抗生剤や抗ウイルス剤の耐性や変異などの問題への解決策として期待できる。ただし、臨床検査段階での副作用の有無や重症度などは記載されていないのが気になる。果たして承認されうる薬剤なのだろうか。

こころとからだの相談室:漢方薬の服用上の注意(2)西洋薬と漢方薬
2008年11月24日-毎日新聞

[要訳&コメント]
質問内容:最近、どこの薬局でも漢方薬のコーナーが設けられ、一般の薬と同じように購入できるようになりました。漢方薬をあまり知らない人が使用する際の注意点など教えてください。

最近売られている漢方薬は、服用する上で利便性からエキス剤の顆粒が多いが、本来は、生薬を煎じたものを服用する方法が吸収量にも優れていることから最も効果的と考えられている。市販されているものを服用する場合は、水で服用するよりもお湯に溶かして服用するとより吸収率が良くなるという。
また、お茶・牛乳やジュースで服用すると吸収が低下してしまうので、できるだけ水または白湯での服用がベスト。
小児や高齢者の場合は、服用量にも注意する必要がある。漢方薬を複数服用する場合、同じ成分が入っているものもあるので、成分なども確認していただきたい。特に多くみられるのが「甘草(カンゾウ)」。足のつりや痛みを和らげる処方でよくでる「芍薬甘草湯(シャクヤクカンゾウトウ)」を服用している高齢者は多いので、他に服用している漢方薬に甘草がはいっていないか確かめることが重要である。もし、違う処方にも甘草が含まれている場合、「むくみ、高血圧、手足の筋肉に力が入らない」などの症状が現れていないか、再確認してもらいたい。
*その他の注意すべき症状
地黄(ジオウ)、当帰(トウキ)、川きゅう(センキュウ)、山梔子(サンシシ)、大黄(ダイオウ)、芒硝(ボウショウ):吐き気、食欲不振、胃もたれ、腹痛、下痢などの胃腸症状
(特に大黄、芒硝:腹痛や下痢)
柴胡剤(サイコザイ):間質性肺炎や肝障害
気になる症状が出てきた場合、常用量を続けて飲むのではなく、飲む回数や1回の量を減らすなど工夫するとよい。多数の西洋薬を服用している患者さんや、腎疾患などで透析をしている場合は、漢方の服用には制限があるため、専門家に相談することをお勧めします。